
トイレは一日に何度も使用するスペースです。トイレがリラックス空間に生まれ変われば日々のストレスも少し和らぐのではないでしょうか。この記事では、リラックスして使えるトイレにするために、トイレスペースと便器のバランスや、トイレ全体を広く見せるための方法などをご紹介いたします。
▼関連記事




目次
1.一般的なトイレスペースと便器の寸法
ご自宅のトイレスペースや便器が大きめなのか小さめなのか把握していただくために、一般的なトイレスペースと便器の大きさについて紹介いたします。
1-1.一般的なトイレスペースは0.4坪・0.5坪・0.75坪の3種類
まず、住宅ごとに一般的なトイレスペースをご紹介します。


0.4~0.5坪のトイレが一般的です。戸建ての二階や階段下のトイレなどは0.4坪が多く、0.75坪はやや広めのゆったりとしたトイレとなります。
1-2.便器の一般的な寸法はタンクの有無で異なる
便器はタンクありのトイレかタンクレスのトイレかによって寸法が変わります。二つのパターンに分けて一般的な寸法をご紹介します。
タンクありトイレの場合
タンクありトイレの一般的な寸法は、高さ100㎝、幅45㎝、奥行80㎝です
(参考:LIXILアメージュZ、TOTOピュアレストEX)
タンクレストイレの場合
タンクレストイレの寸法は、高さ45㎝、幅40㎝、奥行70㎝が一般的です
(参考:LIXILサティスG、TOTOネオレストAH、Panasonic新型アラウーノ)
2.トイレスペースと便器の丁度良いバランスとは?
続いては、トイレスペースと便器のバランスについて解説いたします。
2-1.トイレの必要最低寸法を知る
トイレのスペースと便器の丁度良いバランスを考えるために、まずトイレの必要最低寸法についてご説明いたします。下の図のように便器の先からドアまで最低40㎝そして、便器の左右は最低15㎝あけましょう。
2-2.本当に快適なトイレの寸法は必要最低寸法より少し大きめ
必要最低寸法をもとに快適なトイレ空間について考えてみましょう。
便器の先からドアまでの必要最低寸法は40㎝です。しかし、実際に40㎝しか距離がないと圧迫感を感じます。そのため実際は45~50㎝程度が理想でしょう。左右のスペースは、あまり広すぎるとペーパーがとりづらくなるため、左右15~20㎝程度あけるとよいでしょう。トイレのスペース別に理想の便器の寸法を考えてみましょう。
0.4坪トイレの場合 75㎝×48㎝以下
0.4坪トイレの便器の理想の寸法は70~75㎝×40~48㎝です。
0.4坪のトイレでもコンパクトな便器を選べば十分快適なトイレ空間をつくることができます。
0.5坪トイレの場合 80㎝×48㎝以下
0.5坪トイレの便器の理想の寸法は75~80㎝×40~48㎝です。
0.5坪トイレの場合、奥行に余裕があります。そのため、比較的大きな寸法の便器でも置くことができます。
0.75坪トイレの場合 80㎝×50㎝以下
0.75坪トイレは30㎝のカウンターを置くことを想定しました。
理想の便器の寸法は80㎝×50㎝です。0.75坪トイレでしたら、どのメーカーの便器でも置くことができます。
理想の便器の寸法を知るために、ご自宅のトイレのスペースを測ってみましょう。ご自身で測った寸法と先述した寸法を見比べて検討してみて下さい。