
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/381(左)/ 提供:あなぶき興産(右)
スケルトンリフォームの費用相場は、一戸建ての場合で1000~2500万円、マンションの場合で650~1450万円前後となり、物件の大きさや使用する設備や材質のグレードで異なります。特に、耐震・断熱リフォームを行う場合には通常のリフォームに比べて費用が高くなります。
今回は、スケルトンリフォームにかかる費用相場や費用を抑える方法について解説します。
実際に行われたスケルトンリフォームの事例も紹介しているため、ご自身の予算でどれくらいの規模のスケルトンリフォームが可能か検討することもできます。
▼スケルトンリフォームをしたほうがいいのかどうか迷っている方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。


目次
1.スケルトンリフォームの費用相場
スケルトンリフォームの費用相場は、一戸建ての場合で1000~2500万円、マンションの場合で650~1450万円です。
冒頭でも解説した通り、スケルトンリフォームの費用は
- 物件の大きさ
- 使用する設備や材質のグレード、間取りデザインへのこだわり
に左右されます。
リフォームを検討している物件の大きさやご自身の希望するリフォームと照らし合わせながら、費用を確認していきましょう。
1-1.戸建てのスケルトンリフォームの費用相場:1000~2500万円
戸建てのスケルトンリフォームの費用相場は1000~2500万円です。
【坪数別・戸建てスケルトンリフォーム費用】
物件の大きさ | 費用(単位:万円) | |
---|---|---|
延べ坪(建物各階の床面積の合計) | 20坪(66㎡) | 1000~1400 |
25坪(82.5㎡) | 1200~1600 | |
30坪(99.9㎡) | 1350~1800 | |
40坪(132㎡) | 1600~2100 | |
50坪(165㎡) | 1900~2500 |
※木造軸組み工法の建物の場合
※税別
※時勢により相場は変動することがあります
木材等材料費や職人への手間賃は延べ坪に比例するため、延べ坪が大きくなればなるほど費用も上がります。
また、採用する設備のグレードによって費用は大きく変動します。最新モデルは高額になり、型落ち品は費用がやや下がります。
また、耐震・断熱工事を行うと、リフォーム費用は高くなります。
1-2.マンションのスケルトンリフォームの費用相場:650~1450万円
マンションのスケルトンリフォームの費用相場は650~1450万円です。
【㎡別・マンションのスケルトンリフォーム費用】
面積 | 費用相場 |
---|---|
50㎡ | 650~850万円 |
60㎡ | 750~990万円 |
70㎡ | 840~1120万円 |
80㎡ | 920~1240万円 |
90㎡ | 990~1350万円 |
100㎡ | 1050~1450万円 |
※㎡単価約12.5~15万円で計算(費用提供:あなぶき興産|実際のマンションスケルトンリフォーム施工例より)
出典:https://www.reform-guide.jp/topics/mansion-renovation-hiyou/
戸建てのスケルトンリフォームに比べて、マンションは屋根・外壁の工事がない分、600万円台でスケルトンリフォームが可能な場合も。大きな物件やデザインにこだわった場合は1000万円を超えることもあります。
マンションのスケルトンリフォームについてもっと詳しく知りたい場合はこちらを参考にしてください。


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リノベーション会社と言っても、「マンションはあまり得意ではない会社」「施工は可能だけど大規模なリノベーションはあまり実績がない会社」なども存在します。ご希望に沿うマンションのリノベーションをするには会社選びは非常に重要です。
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2.建て替えとの比較費用
ここからは、建て替えの費用とスケルトンリフォームの費用を比較していきます。
建て替えとスケルトンリフォームとの費用比較は、以下の通りです。
【建て替え・スケルトンリフォーム費用相場】(単位:万円)
建て替え | 2670~2760 |
---|---|
スケルトンリフォーム | 1350~1800 |
※どちらも30坪の場合
建て替えの場合、解体費用・本体工事費用・別途工事費用が総費用になります。
スケルトンリフォームに比べて建て替えは元の家を解体する必要があるため、費用は高額になっています。
ただし、物件の劣化がひどく、補修作業に時間がかかると建て替えの方が効率的かつ費用を抑えることができるため、物件の状態によって判断が必要です。
また、建て替えはゼロから建て直すため、リフォームのような追加工事がなく、施工期間や費用の目安がつけやすいともいえます。
建て替えかスケルトンリフォームのどちらをすべきかは将来的なトータルコストも考慮しながら決定する必要があります。
より詳しく比較検討したい場合はこちらの記事を参考にしてください。


3.【費用別】スケルトンリフォームの事例6選
ここでは、実際に行われたスケルトンリフォームの事例をご紹介しています。
以下でご紹介する事例をもとに、施工費の大きさによってどれくらいの規模の工事が可能なのかを把握することができます。
また、実際にスケルトンリフォームをする際、どのようなテイストの仕上がりにするかイメージする材料にもなります。
ご自身のリフォームプランをより明確にするために、ぜひ参考にしてください。
3-1.戸建てのスケルトンリフォーム事例
- 事例①【施工費1727万円】/間取り変更で現代の暮らしにあった住まいに
- 事例②【施工費1995万円】/内装・外装丸ごと新築同様の仕上がりへ
- 事例③【施工費2344万円】/築古の賃貸併設物件から広々暮らせる空間へ
3-2.マンションのスケルトンリフォーム事例
3-1.戸建てのスケルトンリフォーム事例
◆事例①/間取り変更で現代の暮らしに合った住まいに
施工費 | 1727万円 |
---|---|
築年数 | 30年 |
間取り | 3LDK |
リフォーム面積 | 73㎡ |
工期 | 3カ月 |
掲載施工箇所 | リビング、キッチン、洗面室、浴室、トイレ、階段 |
<間取り図>
<リビング>和室をリビングに取り入れ、仕切りの多かった昔ながらの間取りから現代的な開放感のある空間に仕上がりました。あたたかみのある木目調の床材がアクセントになっています。
<キッチン>キッチンは調理中も家族とコミュニケーションがとれるよう対面式に変更しました。手洗い場とコンロの間に広いスペースがあるため、品数が多い際も置き場に困りません。
<洗面室>洗面台を新調したことにより、機能性が高まったほか、以前よりも収納できるスペースが確保できました。洗濯機の上にもタオルを置くスペースを設け、お風呂あがりの利便性向上にも繋がっています。
<浴室>冷たい印象で使い勝手の悪かった浴室も、最新のユニットバスに交換しました。乾燥機がついているため、雨の日の洗濯も心配ありません。
<トイレ>トイレは本体の交換とともに床・壁・天井も張り替え雰囲気を一新しました。トイレ奥には手洗い場も設けています。
<階段>階段にはデザイン性の高い無垢材を採用しました。特注で作成したアイアンの手すりは室内のインテリアとして空間を印象付けています。
出典:ムダのない間取りで開放的なLDKを実現|リフォーム施工事例 (8044.co.jp)
◆事例②/内装・外装丸ごと新築同様の仕上がりへ
施工費 | 1995万円 |
---|---|
築年数 | 30年 |
間取り | 5K→3LDK+S |
リフォーム面積 | 118㎡ |
工期 | 4.5カ月 |
掲載施工箇所 | キッチン、浴室、洗面室、トイレ、玄関、外装 |
<間取り図>
<キッチン>キッチンは独立タイプから対面式のものに交換し、リビング・ダイニングを見通せる形になりました。食器洗い乾燥機がついているため、家事の負担も軽減されそうです。
<浴室>水回りの設備を移動したことにより、窮屈だった在来工法の浴槽を念願のユニットバスに交換することができました。足を伸ばして湯船につかることのできる広さになっています。
<洗面室>浴室と同様洗面室も移動したことにより大幅にスペースが確保できました。収納スペースも増え洗面台周りもスッキリしそうです。
<トイレ>トイレは本体を交換し、内装も一新したことにより清潔感が高まりました。手洗い場の撤去をしたことにより圧迫感のない空間に仕上がっています。
<玄関>汚れの目立つ塀はより明度の高いものに一新し、郵便受けとゲートを設置しました。玄関へと続く石畳がアクセントになっています。
<外装>外壁と屋根は下地からやり替え、耐震性を考慮し軽量な素材を選定しました。以前より明るくまるで新築のような仕上がりになっています。
出典:スケルトンリフォームにより新築の様な住まいへ|リフォーム施工事例 (8044.co.jp)
◆事例③/築古の賃貸併設物件から広々暮らせる空間へ
施工費 | 2344万円 |
---|---|
築年数 | 50年 |
間取り | 4LDK |
リフォーム面積 | 165㎡→(減築)122㎡+車2台分のガレージ |
工期 | 5ヵ月 |
掲載施工箇所 | リビング、キッチン、洗面室、トイレ、玄関、外装 |
<間取り図>
<キッチン>キッチンは以前よりもスペースを拡張し、様々な調理器具が置けるようになりました。白を基調とした空間に水色の引き出しがアクセントとなっています。
<洗面室>水回りは場所を移動したためスペースに余裕ができました。最新の洗面台に交換し、鏡や収納等使いやすさが大幅に向上しています。
<トイレ>トイレは本体交換のほか、内装も使いやすさを考慮した工事を行いました。本体後方の収納スペース設置で利便性が高まったほか、こげ茶色の塗装がアクセントになっています。
<玄関>経年劣化により色褪せの激しかった玄関は、外壁とともに一新しました。高級感のあるドアが玄関周りの魅力を引き立てます。
<外装>屋根はメンテナンスフリーな素材へ葺き替え、外壁はサイディング仕上げ+モルタル壁・塗装で仕上げました。まるで建て替えたかのような見た目になったほか、駐車スペースも確保できました。
出典:築50年の建物を基礎まで補強し安心して暮らせる住まいへ|リフォーム施工事例 (8044.co.jp)
3-2.マンションのスケルトンリフォーム事例
◆事例①/間取りの工夫で家族に合わせた空間へ
施工費 | 700万円 |
---|---|
築年数 | 30年 |
間取り | 3LDK |
リフォーム面積 | 56㎡ |
工期 | 1.5カ月 |
掲載施工箇所 | リビング、キッチン、浴室、洗面台、トイレ |
<間取り図>
<リビング>もともと和室だった場所を洋室に変更し、間取り撤去も行って広々としたリビングを実現しました。大きな窓はそのままにし、日の光が差し込むようになっています。
<キッチン>壁付けタイプのキッチンから対面式のキッチンに変更しました。キッチンのカウンターには作り付けの棚を設け、スペースの無駄なく収納が可能になっています。
<浴室>浴室は本体交換に加えて内装も一新しました。ダークブラウンの壁が高級ホテルのような上品な雰囲気を演出しています。
<洗面台>シンプルで機能の少なかった洗面台でしたが、大きな鏡・豊富な収納スペースのあるものに交換しました。引き出しは木目調の素材を採用しドアや柱とともに統一感のある仕上がりになっています。
<トイレ>トイレは本体の交換とともに手洗い場の撤去を行いました。以前は露出していた排水管がなくなったことによりお掃除がしやすくなっています。
出典:フルスケルトンリフォームで間取りを一新!|リフォーム施工事例 (8044.co.jp)
◆事例②/素材にこだわった唯一無二の住まいへ
施工費 | 926万円 |
---|---|
築年数 | 20年 |
間取り | 3LDK→2LDK |
リフォーム面積 | 106.25㎡ |
工期 | 3カ月 |
掲載施工箇所 | リビング、キッチン、浴室、洗面台、トイレ |
<間取り図>
<リビング>リビングに隣接した和室を取り払い広々としたLDKを実現しました。もともとあった大きな窓は残し、部屋に光が差し込むようになっています。
<キッチン>キッチンは来客の際にコミュニケーションがとれるようアイランドキッチンを採用しました。天井から吊り下げられたランプがアクセントになっています。
<浴室>浴室は場所を移動し最新のユニットバスに交換しました。黒色の浴槽を採用したことにより浴室内全体が引き締まった印象になりました。
<洗面室>洗面台はホワイトカラーのシンプルなものに交換し、収納スペースを設けました。床材は高級感のあるタイルを採用し、ホテルのような仕上がりになっています。
<トイレ>トイレは本体交換のほか、造作カウンターを設置しました。カウンターの素材から手洗い器のボウルまでこだわり抜かれ印象深い空間になっています。
出典:こだわりのロフトと開放的なキッチンのある住まい|リフォーム施工事例 (8044.co.jp)
◆事例③/間取りの工夫と和洋折衷の独特な内装へ
施工費 | 850万円 |
---|---|
築年数 | 35年 |
間取り | 4LDK→1LDK |
掲載施工箇所 | リビング、キッチン、和室、トイレ、バルコニー |
<間取り図><リビング>
たくさんあった間仕切りを思い切って撤去し、開放感のある空間に仕上げました。床材も木目の目立つ素材を採用し、紺色の壁材はアクセントになっています。
<キッチン>キッチンは位置を変更しLDKの中心に配置しました。IHコンロのためお掃除がしやすいほか、食器洗い乾燥機もついているため後片付けもラクラクです。
<和室>バルコニーへと繋がる洋室は和室に変更しました。他の部屋との調和がとれるよう畳は青みのあるものが採用されました。
<トイレ>トイレは本体交換に加え内装にこだわりました。収納スペースのある広々とした空間とアクセントになっている床材の模様が特徴的です。
<バルコニー>バルコニーは色褪せや汚れがありましたが、より明度の高い床材を採用しました。日の光が差した際に以前より明かりを取り込むことができ、家族の憩いの場となりそうです。
出典:名古屋市天白区 築35年中古マンションリノベーション|住宅専門のリフォーム会社が手掛けた大規模リフォーム事例! (infield-gr.jp)
4.スケルトンリフォームの費用を抑える4つの方法
ここからは、スケルトンリフォームの費用を抑える方法を4つご紹介します。
戸建てスケルトンリフォームは、柱を残してすべてを一から作り替える工事になるほか、マンションの場合でもコンクリートの地肌が見えるまで住戸の解体を行うため、費用が高額になりがちです。
しかし、これからご紹介する方法を活用することで、費用を抑えることができます。スケルトンリフォームをしたいけれど費用がちょっと…という方に必見の内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。
4-1.相見積もりをとる
複数のリフォーム会社に見積もりを依頼することを「相見積もり」といいます。
相見積もりをすることでリフォームにかかる費用相場が把握できるほか、複数社検討することにより同じリフォーム内容でも費用を抑えて工事をしてくれる会社が見つかる可能性が高まります。
また、費用だけでなくサービスの手厚さや担当者の対応など、さまざまな観点から会社を比較することができます。
必ず3~4社ほどの相見積もりをとるようにしましょう。
4-2.地元の中小工務店にリフォームを依頼する
スケルトンリフォームの費用を抑えたい場合は、地元の中小工務店にリフォームを依頼してみましょう。
リフォーム会社には大きく分けて
- 地元密着・従業員数名で運営している中小工務店
- 地域で複数店舗展開している中堅リフォーム会社
- 全国展開している大手リフォーム会社
の三種類があります。
会社の規模が大きいと、それに伴って広告宣伝費や本社経費などコストがかかり、同じ内容のリフォームを依頼しても地元の中小工務店の方が価格を抑えて工事できることがほとんどです。
リフォーム会社に見積もり依頼するためには、ご自身で会社を探して直接連絡をする方法がありますが、膨大な数のリフォーム会社の中からスケルトンリフォームの施工実績が豊富で得意な会社を探すのはかなり時間がかかります。また、探し当てた会社はすべて優良業者であるとは限りません。
より効率的にリフォーム会社を探したい場合は、ポータルサイトの活用がおすすめです。
リフォームガイドでは全国の優良リフォーム会社の中から一人一人に合ったリフォーム会社を紹介しています。リフォームに精通した専門のコンシェルジュがリフォーム内容をヒアリングし、無料で見積もりが可能です。
地域密着型の小さな工務店であっても多数ご紹介が可能ですので、簡単かつ安全にリフォーム会社を探したいという場合はぜひご利用ください。
4-3.減税制度を利用する
スケルトンリフォームの際には、減税制度を利用することができます。
以下は、減税制度の中でも対象範囲が広く減税制度の大きい所得税の減税についてまとめた表です。
対象工事 | 最大控除額 (対象工事) |
|||
---|---|---|---|---|
対象工事(いずれか実施) | 対象工事限度額 | 控除率 | ||
耐震 | 250万円 | 10%※ | 25万円 | |
バリアフリー | 200万円 | 20万円 | ||
省エネ | 250万円(350万円) | 25万円(35万円) | ||
三世代同居 | 250万円 | 25万円 | ||
長期優良住宅化 | 耐震+省エネ+耐久性 | 500万円(600万円) | 50万円(60万円) | |
耐震or省エネ+耐久性 | 250万円(350万円) | 25万円(35万円) | ||
子育て | 250万円 | 25万円 |
※()内の金額は、太陽光発電設備を設置する場合
※ 対象工事の限度額超過分、およびその他リフォーム工事についても一定の範囲まで控除率5%で控除対象となる
出典:国土交通省「令和6年度 国土交通省税制改正概要(21頁)」
住宅ローンを組む場合は、住宅ローン減税が適用されます。
所得税のほか、リフォーム内容によっては固定資産税や贈与税においても減税措置を受けられる可能性があります。
減税制度についてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。


4-4.補助金制度を活用する
減税制度と同様、耐震・省エネ・バリアフリーにかかわるリフォームでは国や自治体の補助金を利用できる場合があります。
補助金制度の内容・適用条件等は自治体によって異なります。ご自身のリフォームが適用条件に当てはまっているかどうかは以下のサイトで事前に確認しておきましょう。
地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
また、リフォームで活用できる補助金制度についてもっと詳しく知りたいという場合は、こちらの記事を参考にしてください。
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5.スケルトンリフォームの費用に関する注意点
ここでは、スケルトンリフォームの費用に関する注意点をまとめています。スケルトンリフォームを行う際には、リフォーム以外にも費用がかかります。
また、費用を支払うタイミングにも注意が必要です。
ご自身のリフォームをスムーズかつ安心して進めるためにも、以下で解説していることは必ず把握しておきましょう。
5-1.半年弱の仮住まいのための費用も考慮する
スケルトンリフォームをしている最中は建物に住めなくなるため、仮住まいを用意する必要があります。
また、工事開始から引き渡しまで仮住まいには半年前後住まなければなりません。
リフォームにかかる費用はもちろんですが、仮住まいのための費用についても考慮したうえでリフォームプランを検討しましょう。
5-2.追加工事にかかる費用は都度契約する
リフォーム中に追加工事を依頼する際は、必ず発生する金額を確認し、都度契約を結んだうえで工事を進めてもらうようにしましょう。
都度契約をしなかった場合、工事完了後にまとめて請求されることになります。
想定よりも高額になった場合トラブルに発展しがちです。
円滑にリフォームが完了するよう契約のステップは怠らないようにしましょう。
6.まとめ
スケルトンリフォームの費用相場は、一戸建ての場合で1000~2500万円、マンションの場合で650~1240万円前後です。
また、スケルトンリフォームの費用は
- 物件の大きさ
- 使用する設備や材質のグレード、間取りデザインへのこだわり
に左右されます。
戸建てのスケルトンリフォームの費用相場は以下の通りです。
物件の大きさ | 費用(単位:万円) | |
---|---|---|
延べ坪(建物各階の床面積の合計) | 20坪(66㎡) | 1000~1400 |
25坪(82.5㎡) | 1200~1600 | |
30坪(99.9㎡) | 1350~1800 | |
40坪(132㎡) | 1600~2100 | |
50坪(165㎡) | 1900~2500 |
※木造軸組み工法の建物の場合
※税別
マンションのスケルトンリフォームは、物件の大きさのほか設備や材質のグレードによっても費用が変動します。
スケルトンリフォームの費用を抑えるためには、
- 相見積もりをとる
- スケルトンリフォームを得意とする会社に依頼する
- 減税制度を利用する
- 補助金制度を活用する
の4つの方法が有効です。
スケルトンリフォームの際は
- 半年弱の仮住まいにも費用がかかる
- 追加工事も都度費用がかかる
ことに注意しましょう。
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