![浴室の壁リフォーム](https://www.reform-guide.jp/topics/wp-content/uploads/2016/05/20230408-12.png)
浴室・お風呂の壁のカビやヒビ割れ、タイルの剥がれ等でお困りではありませんか?
そんな方には浴室の壁のリフォームがおすすめです。
浴室の壁がキレイになると、毎日の入浴を快適に過ごすことができます。
最近では、掃除がしやすい素材、カビを防いでくれる素材など機能性に優れた壁材も豊富なので機能面の向上も叶えられます。
とはいえ、浴室の壁をリフォームしたいと思っても、「壁材の種類が様々で、何を選べば良いか分からない」という声もよく聞きます。
浴室は一日の疲れを癒す場所なので、自分に合った壁材を選ぶことはとても大切ですよね。
ここではお風呂の壁材の種類はもちろん、リフォーム費用や注意点もお伝えしますので参考にしてみて下さい。
目次
1.浴室・お風呂の壁材の特徴
浴室の壁材にはいくつかの種類があります。以下の表はそれぞれの壁材の特徴をまとめたものです。
表からもわかるように、壁材によって特徴は異なります。この章では、壁材ごとの特徴を詳しくご紹介しますので壁材選びの参考にしてみて下さい。
1-1.タイルでリフォームする
タイルは水回りに用いる素材としてよく使われます。
浴室においては、在来浴室やハーフユニットバスの床、壁、天井等の素材として使用されています。デザイン重視の浴室を作りたい方にはおすすめの素材です。
メリット
- 種類や色が豊富なため、デザインのこだわりを反映できる
- クッション性のあるタイルや冷たさを緩和したタイルもある
- 価格の幅があるため、予算内に収めやすい
デメリット
- 目地のお手入れが必要
- ユニットバスに比べて、冬場は寒い
- タイルによっては冷たい
1-2.木材でリフォームする
木材を使用した浴室にリフォームすることも可能です。
浴室に不向きでないかと思われる方が多いかもしれませんが、浴室向けの材質や加工を施された木材も用意されていますので、材質選びをしっかり行えば問題なく浴室の壁として使用することができます。
また、こちらも在来浴室やハーフユニットバスの浴室に取り入れることが出来る壁材です。
メリット
- デザイン性に優れている
- 浴室向きの木材がある
- 木材特有の温かみのある空間になる
デメリット
- 手入れが重要である
- リフォームコストが非常に高い
- 木材を扱うリフォーム会社は多くない
1-3.塗装リフォームする
浴室の壁を塗装するリフォームは、見た目を新品の浴室のように生まれ変わらせることができます。
もちろん、塗装前にカビをしっかり落とすことや、防カビ対策を施すことが重要です。更に塗装し直すことで防水性もアップします。
こちらはユニットバスや在来浴室など、どんな浴室でも対応できるリフォーム方法です。
メリット
- 安くリフォーム出来る
- 新品のような仕上がりになる
- 防水性をアップさせることが可能
デメリット
- 時間とともに変色や色落ちが生じる
- ヘアカラー剤やヘアマニキュアによってシミが出来ることがある
1-4.浴室シートでリフォーム
浴室の壁は専用のシートでリフォームすることも出来ます。
今ある壁の上からシートを張るだけで完成するため、ほかの方法に比べると手軽にリフォームできます。
その手軽さからDIYで行う方もいますが、剝がれるリスクや気泡が入るリスクなどを考えて無駄な材料費をかけないためにもリフォーム業者に依頼することをおすすめします。
また、こちらのリフォームもどんな浴室でも対応できるリフォーム方法となっています。
メリット
- タイル状のシートがある(もとの目地の凹凸を残せる)
- 防カビ、防水などのコーティングがされている
- 保温性に優れた商品もあり、浴室の保温性を向上できる
デメリット
- カビ等をきちんと処理してからでないと、シートの下で繁殖する恐れがある
- 剥がれてしまうことや、気泡のようなものができることもある
- 在来浴室の場合、タイルの貼り替えよりもコストがかかる
1-5.パネルでリフォームする
パネルを使用すれば、タイル壁面等を簡単にユニットバス風壁面に仕上げることが可能です。
ユニットバスのような壁にしたい方、簡単なリフォームで防水などの機能がしっかりした壁に仕上げたい方におすすめです。
在来浴室やユニットバスなど、どんな浴室でもリフォームできます。
メリット
- ユニットバスを入れ替えるより安くユニットバスのような壁面にリフォーム出来る
- 防水、防カビなどの加工が施されている
- 保温力の高いものがある
デメリット
- カビ等の処理をしっかり行っていない場合はパネル下で繁殖する恐れがある
- 張り方によってはムラができてしまう
- 在来浴室の場合、タイルの貼り替えよりもコストがかかる
2.浴室・お風呂の壁リフォームの費用について
壁材ごとのリフォームにかかる費用相場は以下の表の通りです。
壁材 | 費用 (在来浴室) |
費用 (ユニットバス) |
---|---|---|
タイル (張替え) |
15万円程度 | 10万円程度※ |
木製 | 60万円程度 | 50万円程度※ |
塗装 | 12万円程度 | 10万円程度 |
シート | 20万円程度 | 12万円程度 |
パネル | 20万円程度 | 15万円程度 |
※0.75坪、ユニットバスサイズ1216、壁のみ
※タイルと木材は一般的には在来浴室の壁に使われますのでユニットバスで使われることはありませんが、ハーフユニットバスの場合はタイルや木材が使用できます。
※上記の費用は下地工事等を含んでいます。
一般的に浴室の壁だけリフォームするというケースは少なく、壁と一緒に床をリフォームするケースや浴槽の入れ替えリフォームを伴うことが多いです。
このように他の箇所のリフォームを伴う場合、浴室の壁だけリフォームするよりもお得な価格でリフォーム出来ることがありますので念頭に置いておきましょう。
【データで見る戸建てのお風呂リフォームの費用と相場】はこちら
【データで見るマンションのお風呂リフォームの費用と相場】はこちら
3.浴室・お風呂の壁リフォームにかかる期間について
リフォーム中は浴室を使えない場合もありますので注意しましょう。
ここでは、リフォーム期間と入浴可能目安を説明いたします。
壁材 | リフォーム期間 | 入浴可能目安 |
---|---|---|
タイル(張替え) | 2~3日 | リフォーム終了日の翌日から入浴可能 |
木製 | 5日~ | |
塗装 | 2~3日 | |
シート | 1~2日 | リフォーム終了日から入浴可能 |
パネル | 1~2日 |
4.浴室・お風呂の壁リフォームの注意点
最後に浴室の壁のリフォームでの注意点をいくつか紹介します。
満足いくリフォームを実現させるためにしっかり抑えておきましょう。
4-1.リフォーム終了後も入浴出来ない期間がある
リフォーム終了後であってもすぐに入浴できないことがあります。また、リフォーム期間が数日かかることもありますので、その間の入浴をどうするかあらかじめ考えておきましょう。
4-2.普通の塗装業者に依頼しない
浴室の壁の塗装リフォームは専門業者に依頼する必要があります。普通の塗装業者に依頼することは出来ませんので注意しましょう。工務店やリフォーム会社であれば、浴室の塗装を扱っているので問題はありません。
4-3.DIYではキレイにできないことも
シートやパネルのDIYは簡単にできるのでDIYで行う方もいらっしゃいますが、仕上がりにムラが出来てしまったり剥がれてしまうなどの問題が起こることがあります。
リフォーム会社に依頼してリフォームした場合、多くはアフター保証が付きますのでそういった問題が生じた際でも対応してもらえます。また、カビの除去などの下処理が重要な作業となりますのでプロに任せるほうが安心と言えるでしょう。
5.まとめ
浴室・お風呂の壁リフォームについて紹介させていただきました。本記事を参考に、それぞれの壁材の特徴などを踏まえてリフォーム方法を検討してみて下さい。
リフォーム期間は短いものばかりですが、日々の入浴に影響する場合もありますので注意が必要です。
次の記事もお風呂リフォ―ムをする上で役に立つ情報が満載ですので、是非ともご覧ください。
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