浴室の壁のカビやヒビ割れ、タイルの剥がれ等でお困りではありませんか?
浴室の壁がキレイになると、毎日の入浴もさらに快適になりますよ。
とはいえ、浴室の壁を張り替えたいと思っても、壁材の種類が様々で、何を選べば良いか分からないという声もよく聞きます。
壁材の特徴を踏まえて、ニーズに合ったものを選ぶことはとても大切です。ここでは浴室の壁材の種類はもちろん、リフォーム費用や注意点もお伝えしますので参考にしてみて下さい。
目次
1.浴室の壁材の選び方
浴室の壁材にはいくつかの種類があります。以下の表はそれぞれの壁材の特徴をまとめたものです。表からもわかるように、壁材によって特徴は異なります。この章では、壁材ごとの特徴を詳しくご紹介しますので壁材選びの参考にしてみて下さい。
タイル | 木製 | 塗装 | シート | パネル | |
---|---|---|---|---|---|
低価格 | 〇 | × | ◎ | △ | △ |
簡単お手入れ | △ | × | △ | ◎ | ◎ |
デザイン性 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
耐久性 | 〇 | △ | △ | △ | △ |
浴室への適正 | 〇 | △ | △ | ◎ | ◎ |
1-1.タイルでリフォームする
タイルは水回りに用いる素材としてよく使われます。浴室においては、在来浴室やハーフユニットバスの床、壁、天井等の素材として仕様されています。デザインに凝った浴室を作りたい方にはお勧めの素材です。
メリット
- タイルの種類や色が豊富なため、デザインのこだわりを反映できる
- クッション性のあるタイルや冷たさを緩和したタイルもある
- タイルそのものの価格の幅がある(安くも高くも出来る)
デメリット
- 目地のお手入れが必要
- ユニットバスに比べて、冬場は寒い
- タイルによっては冷たい
1-2.木材でリフォームする
木材を使用した浴室にリフォームすることも可能です。木の特徴から考えて、浴室に不向きでないかと思われる方が多いかもしれませんが、浴室向けの材質や加工を施された木材も用意されています。木材については、材質選びをしっかり行うことが大切です。また、こちらも在来浴室やハーフユニットバスの浴室に取り入れることが出来る壁在です。
メリット
- デザイン性に優れいている
- 浴室向きの木材がある
デメリット
- 手入れが重要である
- リフォームコストが非常に高い
- 木材を扱うリフォーム会社は多くない
1-3.塗装リフォームする
浴室の壁を塗装するリフォームですが、見た目は新品の浴室のように生まれ変わります。もちろん、塗装前にカビをしっかり落とすことや、防カビ対策を施すことが重要です。更に塗装し直すことで防水性もアップします。こちらはユニットバスや在来浴室など、どんな浴室でも対応できるリフォーム方法です。
メリット
- 安くリフォーム出来る
- 新品のような仕上がりになる
- 防水性をアップさせることが可能である
デメリット
- 時間とともに変色や色落ちが生じる
- ヘアカラー剤やヘアマニキュアによってシミが出来ることがある
1-4.浴室シートでリフォーム
浴室の壁を専用のシートでリフォーム出来ます。上記の方法とは異なり、割と手軽にリフォームできるのでDIYで行う方もいます。しかし、綺麗な仕上がりと無駄な材料費をかけないためにもリフォーム業者に依頼することをお勧めします。また、こちらのリフォームもどんな浴室でも対応できるリフォーム方法となっています。
メリット
- タイル状のシートがある(もとの目地の凹凸を残せる)
- 防カビ、防水などのコーティングがされている
- 保温性に優れた商品もあり、浴室の保温性を向上できる
デメリット
- カビ等をきちんと処理してからでないと、シートの下で繁殖する事態を招く
- 剥がれてしまうことや、気泡のようなものができることもある
- 在来浴室の場合、タイルの貼り替えよりもコストがかかる
1-5.パネルでリフォームする
手軽なリフォーム方法で、タイル壁面等をユニットバス風壁面に仕上げることが可能です。ユニットバスのような壁にしたい方、簡単なリフォームで防水などの機能がしっかりした壁に仕上げたい方におすすめです。在来浴室やユニットバスなど、どんな浴室でもリフォームできます。
メリット
- ユニットバスを入れ替えるより安くユニットバスのような壁面にリフォーム出来る
- 防水、防カビなどの加工が施されている
- 保温力の高いものがある
デメリット
- シート同様、カビ等の処理をしっかり行っていない場合はパネル下で繁殖を招く
- 張り方によってはムラができてしまう
- 在来浴室の場合、タイルの貼り替えよりもコストがかかる
2.浴室の壁リフォームの費用について
リフォームにあたって、最も気になる費用についてです。浴室の壁だけリフォームするというケースは一般的に少なく、壁と一緒に床をリフォームするケースや浴槽の入れ替えリフォームを伴うことが多いです。このように他の箇所のリフォームを伴う場合、浴室の壁だけリフォームするよりもお得な価格でリフォーム出来ることがありますので念頭に置いておきましょう。
リフォーム費用(目安)※0.75坪、ユニットバスサイズ1216、壁のみ
壁材 | 費用(在来浴室) | 費用(ユニットバス) |
---|---|---|
タイル(張替え) | 15万円程度 | 10万円程度※ |
木製 | 60万円程度 | 50万円程度※ |
塗装 | 12万円程度 | 10万円程度 |
シート | 20万円程度 | 12万円程度 |
パネル | 20万円程度 | 15万円程度 |
※タイルと木製の壁面は一般的には在来浴室の壁に使われますのでユニットバスでタイルと木材が使われることはありません。ですが、ハーフユニットバスの場合はタイルや木材が使用できます。上記の費用は下地工事等を含んでいます。
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3.浴室の壁リフォームにかかる期間について
リフォーム中は浴室を使えない場合もありますので注意しましょう。ここでは、リフォーム期間と入浴可能目安を說明いたします。
浴室の壁リフォーム期間と入浴可能日の目安
壁材 | リフォーム期間 | 入浴可能目安 |
---|---|---|
タイル(張替え) | 2~3日 | リフォーム終了日の翌日から入浴可能 |
木製 | 5日~ | |
塗装 | 2~3日 | |
シート | 1~2日 | リフォーム終了日から入浴可能 |
パネル | 1~2日 |
4.浴室の壁リフォームの際の注意点
最後に浴室の壁のリフォームでのポイントをいくつか紹介いたします。満足いくリフォームを実現させるためにしっかり抑えたいポイントです。
4-1.リフォーム終了後も入浴出来ない期間がある!!
リフォーム終了後であってもすぐに入浴できないことがあります。また、リフォーム期間が数日かかることもありますので、その間の入浴をどうするかあらかじめ考えておきましょう。
4-2.普通の塗装業者に依頼しない!
浴室の壁の塗装リフォームは専門業者に依頼する必要があります。普通の塗装業者に依頼することは出来ませんので注意しましょう。工務店やリフォーム会社であれば、浴室の塗装を扱っているので問題はありません。
4-3.DIYではキレイにできないことも!
シートやパネルのDIYは簡単にできるのでDIYで行う方もいらっしゃいます。しかし、仕上がりにムラが出来ることや剥がれてしまうなどの問題が起こることがあります。リフォーム会社に依頼してリフォームした場合、多くはアフター保証が付きますのでそういった問題が生じた際でも対応してもらえます。また、カビの除去などの下処理が重要な作業となりますのでプロに任せるほうが安心と言えます。
5.まとめ
浴室の壁リフォームについて紹介させていただきました。それぞれの壁材の特徴などを踏まえてリフォーム方法を検討してみて下さい。リフォーム期間は短いものばかりですが、日々の入浴に影響する場合もありますので注意が必要です。
次の記事もお風呂リフォ―ムをする上で役に立つ情報が満載ですので、是非ともお読みください。
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