外壁を塗り壁にするメリットとデメリット!種類や手順も解説

 

塗り壁とは、外壁の下地に土などを厚く塗ることで様々な模様を作り出す工事方法です。左官職人の技術を活かした特殊な工法で、外壁だけではなく茶室の内装などにも利用されています。外壁の見栄えを良くするために塗り壁で塗装をしたい人もいるでしょう。

この記事では、外壁を塗り壁にするメリットやデメリット、材料の種類、依頼する手順を紹介します。塗り壁を業者に依頼する際にはデメリットを把握しておかなければ失敗します。工法に関する知識を蓄えて間違いのないようにしましょう。

 

1.外壁を塗り壁にリフォームするメリットとデメリット

外壁を塗り壁にするメリットとデメリットは以下です。

メリット

デメリット

独特の質感が得られる

価格が高い

世界で1つしかない外壁が作れる

割れやすい

 

耐久性や仕上がりが職人の技術力で決まる

詳しく解説していきましょう。

1-1.外壁を塗り壁にリフォームするメリット

塗り壁で得られるメリットは独自性です。質感や見た目などが他のリフォーム方法に比べてオリジナリティに富んでいることがメリットとなるでしょう。

独特の質感が得られる

塗り壁は、土のほかにもガラスや石など多様な材料を混ぜ合わせることが可能です。このため塗装やサイディングボードでは得られない独特の質感を得ることができます。

世界に1つしかない外壁が作れる

塗り壁は職人がすべて手作業で模様付けを行います。このため同じ模様は2つとなく、世界で唯一のオリジナル外壁を作れます。模様は指定できるため、自分で考えた特殊なデザインを採用してもよいでしょう。

1-2.外壁を塗り壁にリフォームするデメリット

独自性がメリットの塗り壁ですが、デメリットを無視して工事をすると後悔しかねません。思い通りの仕上がりにするために事前に問題点を把握しておきましょう。

価格が高い

塗り壁は特殊な工法のため一般的な外壁塗装に比べて費用が高額です。材料費はさほど高額ではないのですが、すべて手作業で行うため手間賃が特にかかります。明確な相場はないため業者や材料によって変動します。最低でも一般塗料の2〜5割増しの費用がかかる覚悟は必要でしょう。

割れやすい

塗り壁は一般的な塗料のような液体ではなく固形物のため、弾力性が少なくひび割れ(クラック)が起こりやすいです。弾力性をもたせた材料もありますが、デザイン性がなくなります。塗り壁はデザイン性と割れやすさのバランスをとるのが難しい素材といえるでしょう。

耐久性や仕上がりが職人の技術力ですべて決まる

塗り壁は職人の技術力で仕上がりや耐久性が決まります。未熟な職人が施工すれば、工事から3年以内に劣化するでしょう。近年では塗り壁の技術を持つ職人は減少傾向にあります。適切な工事をできない業者に依頼してしまうと仕上がりが悪く耐久性が低下し、塗り壁はデメリットしかありません。

 

2.塗り壁材の種類と特徴

外壁に使う塗り壁の材料として以下の3種類があります。

2-1.土塗り

土を材料とした塗り壁材です。表面がザラザラとしているもの、平らなものがあります。 配合する土や砂の種類によって見た目や質感を自在に操れるため、和風から洋風まで周囲の景色に適した外壁を作りやすいでしょう。素材が土のため耐火性に優れ、環境にも優しい素材です。一方で表面が崩れやすく、汚れが落ちにくい特徴があります。

2-2.漆喰

石灰に粘土などを混ぜ合わせた材料で、城の外壁などで昔から利用されています。白く美しい仕上がりと高い耐久性、不燃性が特徴ですが、費用が高いというデメリットがあります。

また、白い表面だと汚れが目立ちやすいという問題もあるでしょう。汚れや破損がなければ10〜30年は補修が必要ない場合があります。

2-3.モルタル

セメントと砂、水などを混ぜ合わせて作る外壁素材です。モルタルで施工後に塗装をします。 一般的にモルタル外壁と呼ばれています。見た目は塗料による模様付けが中心のため、他の塗り壁に比べて独自性が少ないでしょう。一方で、価格が安いため外壁リフォームではよく利用します。ひび割れが起こりやすくメンテナンスが必要な時期も8〜10年程度で、他の素材に比べると耐久性が低いでしょう。

簡単にまとめると以下のようになりますので、参考にしてみてください。

 

塗り壁材の種類

特徴

土塗り

耐火性に優れるが、表面が崩れやすい

漆喰(しっくい)

仕上がりが美しく耐久性は高いが、費用が高い

モルタル

費用が安い一方で、ひび割れが発生しやすい

 

3.仕上げ方法による塗り壁の違い

塗り壁は、材料以外に職人による仕上げ方法で模様が変わります。主な工法として以下の9つを紹介します。

  1. コテ波
  2. ハケ引き
  3. コテバケ
  4. スポンジローラー
  5. スパニッシュ
  6. スタッコ
  7. ゴムローラー
  8. マーブル

業者によっては対応できない仕上げ方法もあります。好みの模様が施工できるかどうかを業者に確認しておきましょう。

3-1.コテ波

塗り壁材を施工する平たい道具「コテ」をつかって自然な模様をつける施工方法です。難易度が低いため施工できる左官職人は多いでしょう。周囲から目立ちすぎない範囲で独自性を出せる見た目に仕上がるでしょう。塗り壁の一般的な模様といえば「コテ波」仕上げを指すことが多いです。 模様の大きさを決めるパターンの形状は職人によって変わります。工事前にパターンをどのくらいの大きさにしたいかは、サンプルを見せてもらって事前に伝えましょう。

3-2.ハケ引き

塗装用の刷毛(ハケ)や市販のブラシを使って細かい凹凸を作る仕上げ方法です。クシ引き仕上げと呼ばれることもあります。模様が強調されにくく落ち着いた雰囲気が出せるため人気の仕上げ方法です。直線から曲線までブラシやハケの動きで自在に模様を作れます。

3-3.コテバケ

ハケの機能を備えたコテを使って、コテ波とハケ仕上げの中間のような模様を作り出す工法です。ハケ仕上げは一方向が基本ですが、コテバケ仕上げは小刻みに方向を変えられるため多様性が増します。

3-4.おうぎ仕上げ

おうぎ状にコテで仕上げる高度な工法です。美しいおうぎ状にするには高い技術力が必要なため未熟な職人に任せることはできません。高級感がありデザイン性が高いですが、施工が難しいため費用が高額となるおそれがあります。

3-5.スポンジローラー

スポンジ状のローラーを使って塗り壁材を施工する仕上げ方法です。職人の技術による差が出にくいですが、ありきたりな外壁となるため独自の模様にしたい場合は適していません。

3-6.スパニッシュ

コテの角を使って塗り壁材に模様をつける高度な施工方法です。角度をつけすぎると下地材が見えてしまうため、未熟な職人では適切な仕上がりを作れません。オリジナル性が高い模様を作れますが難易度は高く、仕上がりにムラが出る可能性が非常に高い工法です。

3-7.スタッコ

立体感があるヨーロッパ風の外壁模様を作れます。独自性はありますが難易度は高いため、仕上がりにムラが出やすい施工方法です。

スタッコ仕上げは職人でも難しいため、手間賃が高額になるおそれがあります。

3-8.ゴムローラー

特殊なゴムローラーを使って不規則な直線を作り出す仕上げ方法です。難易度が低く仕上がりにムラが出にくい施工方法で、独自性もある程度は確保できます。

3-9.マーブル

複数の色を混ぜ合わせて施工する高度な仕上げ方法です。ムラが出ることを前提としているため独自の色合いが作れます。適切な施工をするのはプロでも難しく、複数の色を使うため工事費用が高額になるおそれがあります。一歩間違えれば見栄えが悪くなるため、塗り壁の施工に見慣れた人でなければ推奨していません。

 

4.塗り壁にかかる費用

塗り壁にかかる費用に相場はありません。使う材料だけではなく職人の手間賃が大きく影響するため、業者によって基準が異なります。一例としては、漆喰で1㎡単価が7,500円という業者もいます。この場合、30坪(100㎡)の住宅で塗り壁を行うなら100万〜150万円程度が目安となるでしょう。材料の種類や仕上げ方法によっては価格が200万円を超えることも考えられます。

30坪程度の住宅の場合、それぞれの工程にかかる費用の目安は以下のようになります。

工事種類

費用目安

足場・養生

20〜30万円

下地調整

5〜15万円

塗り壁・塗装

70万円〜

その他

10〜30万円

※住宅の構造や業者によって価格は変動します

塗り壁の価格を知るためには、複数の業者に見積もりを依頼して価格を比較する必要があるでしょう。

 

5.業者探しから依頼するまでの手順

塗り壁を業者に依頼する手順を知らない人は多いでしょう。ただでさえ相場がわかりにくい工事のため、手順を間違えると無駄な費用を支払うことになります。では、塗り壁の工事依頼はどのように行えばよいのでしょうか。

5-1.優良業者を探す

塗り壁は塗装ではなく左官業者が行う工事です。全体の工事は外壁塗装業者に依頼しても構いませんが、最高の仕上がりを求めるなら仕上げは左官職人に任せなくてはいけません。塗り壁の施工を左官職人が行うかどうかは必ず確認してください。

塗り壁は高い技術を求められるため、業者の目利きが重要です。「家から近いから」という理由で依頼先を選んでいては、悪徳業者にだまされるおそれがあります。業者を探す際はホームページや電話帳で業者に問い合わせしてから探すとよいでしょう。

ホームページに職人の写真が掲載されている業者であれば自社で工事をしているため、ホームセンターやハウスメーカーに依頼するよりも費用が安い傾向にあります。1件ずつ問い合わせて優良業者を探すのが面倒という場合はリフォームガイドを利用してもよいでしょう。

リフォームガイドは審査を通過した優良な業者のみが登録されています。その中からお客様のお住まいや要望に合った業者をピックアップし、同時に複数社から見積もりを取ることができますので、ぜひ活用してみましょう。

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