ベランダ・バルコニーをリフォームする際にかかる費用を徹底解説!!

バルコニーリフォーム

「ベランダ・バルコニーの防水加工がしたいけどいくらかかるかわからない」
「ベランダを増築するには多くのお金がかかるのかな」
ベランダ・バルコニーのリフォームを考えている多くの人はこのような悩みをかかえていることでしょう。

今回はそのような悩みを解決すべく、実際にリフォームするのにかかる費用を中心に説明していきます。ベランダ・バルコニーのリフォームを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

ところで、みなさんはベランダとバルコニーの違いを知っていますか?「ベランダ」とは、室外に張り出した屋根のある手すり付きのスペースのことを言い、「バルコニー」とは、室外に張り出した屋根のない手すり付きのスペースのことを言います。

ここでは、それぞれの弱点を補うリフォームの費用に関しても述べていきます。


1.ベランダ・バルコニーに防水機能を施すのにかかる費用

ベランダに防水機能を施す際には、「FRP防水」、「ウレタン防水」、「シート防水」、「アスファルト防水」の4つの工法があります。

下の表は、それぞれの費用相場です。

工法 費用
FRP防水 10~15万円
ウレタン防水 8~10万円
シート防水 7~9万円
アスファルト防水 20~30万円

1-1.FRP防水【費用相場】10万円~15万円

FRP防水【費用相場】10万円~15万円

現在の新規住宅のベランダのほとんどはこのFRP(繊維強化プラスチック)を使った防水で、最も一般的な防水工事です。

短所としては、紫外線が長時間当たることや地震などにより建物が揺れることにより、ヒビが入る可能性があることが挙げられます。また、5~8年ごとの定期的な表面の塗り替えも必要です。

しかし、この工法は高い防水性・耐熱性・耐久性があり、また工期を1日~2日で済ませることが可能です。

1-2.ウレタン防水【費用相場】8万円~10万円

ウレタン防水【費用相場】8万円~10万円

ウレタン防水もFRP防水とならんで代表的な防水工法です。

短所としては人の手によって塗られるため表面が完全に均一にすることができないことが挙げられます。また、雨漏れ、劣化、亀裂に弱いため5~6年ごとの定期的な再塗装が必要です。

一方、比較的安価で施工することや、あらゆる場所に施工することができるため様々な仕様目的に対応することが可能です。

1-3.シート防水【費用相場】7万円~9万円

シート防水

主に屋上のような人目につかない場所の防水として使われます。

短所としては防水シートが劣化した場合にシートごと交換しなければならないため、既存シート撤去代が加算され費用が高額になる可能性があることが挙げられます。また、複雑な形状の場所には用いづらいこと、どうしてもつなぎ目が見えてしまうことも挙げられます。

一方、伸縮性があるため下地の亀裂に柔軟に対応できることや最初に施工する時に費用が安く済むことが特徴です。

1-4.アスファルト防水【費用相場】20万円~30万円

アスファルト防水【費用相場】20万円~30万円

アスファルト防水は合成繊維不織布にアスファルトを含ませ、シート状のルーフィングを貼り重ねていく防水工法です。

短所としては、高熱でアスファルトを溶かすため工事中に臭いが発生すること、費用が多くかかること、劣化が激しい時に工期が長くなることが挙げられます。

しかし、耐久年数が他の3つの工法より大幅に長い20年であることが最大の特徴です。


2.ベランダ・バルコニーを増設するのにかかる費用 

ベランダ・バルコニーを増設する際に主な施工内容は「ベランダ・バルコニーを後付けする」、「ベランダ・バルコニーを拡張する」の2つが挙げられます。

後付けの場合は、2畳ほどのサイズのベランダを付けるのが一般的です。

以下の表は2つの費用相場です。

施工内容 費用
ベランダ・バルコニーを後付けする 45~60万円
ベランダ・バルコニーを拡張する 30~40万円

2つの施工内容について詳しく説明していきます。

2-1.ベランダ・バルコニーを後付けする【費用相場】45万円~60万円

ベランダ・バルコニーを後付けする 【費用相場】45万円~60万円

ベランダ・バルコニーを後付けする際の費用は採用するベランダのデザイン、大きさによって異なってきます。

また、設置場所や住んでいる家の窓の位置、庭の外構状況によっても費用は変わってきます。

2-2.ベランダ・バルコニーを拡張する【費用相場】30万円~40万円

ベランダ・バルコニーを拡張する 【費用相場】30万円~40万円

ベランダ・バルコニーは幅360cm以上で奥行きが180cm以上あることが望まれます。

どれだけの大きさ拡張するかによって費用は大きく異なってきます。

また、後付けの場合と同様、採用する素材によっても費用は異なってきます。

また、オシャレなバルコニーに仕上げるべくウッドデッキで床部分を仕上げた場合、既存バルコニーの約床面積1.62㎡と、新たに増設するデッキバルコニー部分の床面積3.24㎡を交換して、約2万~3万円ほどの追加費用になります。


3.バルコニーに屋根を設置する・サンルームを新設するのにかかる費用

ここでは、屋根を設置する際の費用に関して、説明していきます。

また、屋根を設置するのではなく、雨を完全にシャットアウトできるサンルームをバルコニーに新たに設置するという選択肢もあります。

以下がそれぞれの費用相場です。

施工内容 費用
バルコニーに屋根を設置 10~20万円
バルコニーにサンルームを設置 40~70万円

2つの施工内容について詳しく説明していきます。

3-1.バルコニーに屋根を設置【費用相場】10万円~20万円 

フラット型 

フラット型

アール型

アール型

屋根を設置する際、「フラット型」と呼ばれるものと、「アール型」と呼ばれるものの2種類があります。

どちらも屋根を取り付ける面積によって費用は異なります。

「フラット型」は雨が降った時に少しではありますが雨が吹き込みやすいという弱点がありますが、「アール型」は雨が吹き込みにくいです。

一方で、「フラット型」は屋根の高さが「アール型」に比べてあるため開放感があります。

また、降雪時に「アール型」の方が「フラット型」に比べて雪がスルスルと落ちていくため、雪が多く降る地域の方は「アール型」がお勧めです。

3-2.バルコニーにサンルームを設置【費用相場】40万円~70万円

バルコニーにサンルームを設置 【費用相場】40万円~70万円

サンルームとは、壁や天井がガラス張りの窓になっている部屋のことを指します。

サンルームにする規模によって費用は異なってきます。

このサンルームの特徴としては、日当たりのよさが挙げられます。全面のガラス窓から日光が降り注ぎ、開放的な空間が生まれます。

一方で、全面ガラス張りのため夏はとても暑く、南向きでない場合において冬はとても寒いです。また、窓ガラスにつく汚れは目立ちやすく、定期的な手入れが必要となってきます。

そんなサンルームでありますが、雨の日も家事ができることが大きいのではないでしょうか。温度が上がりやすいため、雨の日でも洗濯物がよく乾きますし、高い気温を好む植物等も育てることが可能です。


4.ベランダをリフォ―ムする際に費用面で気を付けておかなければならないこと

特にベランダを増築する際に気を付けなければならないのですが、行政から増築の許可を得るための確認申請が必要となる場合があります。

確認申請は専門的な知識が必要な書類が多いため、リフォーム会社や設計事務所に行ってもらうのが一般的で、その際15万円~25万円の費用がかかります。

一方、10㎡以下の増築である、建物所在地が防火地域、準防火地域になっていないという条件を満たす場合、確認申請は不要です。


5.まとめ

いかがだったでしょうか。この記事を読んでいただくことで、ある程度ベランダをリフォームする際にかかる費用について理解していただいたと思います。

リフォ―ムを考えている段階でどのような階段にしていきたいかをイメージしていくことでより満足したリフォームに繋がります。この記事を通して、満足のいくベランダリフォ―ムができたら幸いです。

(ベランダ・バルコニーリフォームの関連記事)

全ノウハウまとめ
ベランダ・バルコニーリフォームを成功させる全ノウハウまとめ

その他関連記事

あなたにぴったりの会社を、
プロが無料で選定!

厳しい審査をくぐり抜けた優良リフォーム会社の中から、
プロのコンシェルジュがあなたにぴったりのリフォーム会社をご紹介!
有力候補・複数社の、お見積もりの手配を代行します!

  • リフォーム業界に精通したコンシェルジュが、各会社の
    得意分野や評判などを元にあなたに合ったリフォーム会社をご紹介します!
  • 豊富な対応実績から、見積もり後の会社選びの判断にもアドバイスできます!
  • 見積比較後、気に入るものが無ければ追加紹介も可能です!

厳しい審査をくぐり抜けた優良リフォーム会社の中から、プロのコンシェルジュがあなたにぴったりのリフォーム会社を選び、複数社のお見積もりの手配まで対応いたします!

  • リフォーム業界に精通したコンシェルジュが、各会社の得意分野や評判などを元にあなたに合ったリフォーム会社をご紹介します!
  • 豊富な対応実績から、見積もり後の
    会社選びの判断にもアドバイスできます!
  • 見積比較後、気に入るものが無ければ
    追加紹介も可能です!

ここにテキストを入れてください。
ここにサブテキスト的なものを入れてください。