
家の外回りで気になるところがありませんか?
そんなモヤモヤを解消するために、外構のリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。外構リフォームは家全体の印象を一新して機能性を高めると同時に、住み心地をアップさせるのにも効果的です。
この記事では、さまざまな外構リフォームの方法や事例、費用相場、補助金制度などを紹介します。理想に近いプランを見つけるために、ぜひお役立てください。
目次
1.外構リフォームとは?
外構リフォームとは、住宅の外観や使い勝手を向上させるためのリフォームです。
門やカーポート、玄関アプローチ、フェンスなどの構造物に加え、庭や植栽、照明なども対象となります。
外構は住宅全体の印象を左右し、防犯やプライバシー保護、使いやすさなどの面で暮らしに直接影響を与える重要な要素です。
リフォームによりデザイン性や機能性を向上させるだけでなく、家の魅力をさらに高めることが可能です。
外構とエクステリアの違い
外構とエクステリアは混同されがちですが、明確な違いがあります。
外構 | 門やフェンス、カーポートなど、住宅の外側にある具体的な構造物 |
---|---|
エクステリア | 住宅の外観全体をデザインする空間を指し、外構を含む広い概念 |
エクステリアは外構が集まって形成されるため、複数の外構を組み合わせてデザインや機能を向上させるリフォームは、エクステリアリフォームと呼ばれることもあります。
2.外構工事・エクステリアリフォームにかかる費用相場
ここでは箇所別に、外構・エクステリアリフォームにかかる費用相場を解説していきます。
①ブロック塀・フェンスのリフォーム費用
古くなって黒ずんだブロック塀は見た目も悪く、地震の時に崩れてケガをする危険性もあるのでリフォームしたいという人は多いのではないでしょうか。
ブロック塀のリフォームで多いパターンは、以下3つです。
- フェンスに交換する
- ブロック塀を作り直す
- 解体してオープン外構にする
それぞれ、費用相場をみていきましょう。
リフォーム内容 | 費用相場 |
---|---|
ブロック塀を解体する | 5千~1万円/㎡ |
フェンスを新設する | 基礎1万円/m+フェンス設置1~3万円/m |
ブロック塀を新設する | 基礎1万円/m+ブロック積み1~1.5万円/㎡ |
ブロック塀の新設・解体
ブロック塀の解体・撤去や新設は、平米単価で計算されます。
ブロック塀の解体にかかる費用は1㎡あたり5千~1万円、新設にかかる費用は1㎡あたり1~1.5万円が目安です。
新設する際はブロックを積む費用のほかに、塀を固定させるための基礎の設置が必要です。基礎の設置は1mあたり約1万円です。
通常のブロックは幅39cm×高さ19cmなので、1㎡分の大きさにするには約13個のブロックが必要です。
フェンスの新設
フェンスを新設するには、フェンスだけを立てることはできず、固定させるために基礎ブロックを積む場合が多いです。基礎は1mあたり約1万円です。
フェンス設置費用は、商品のグレードによって変わります。アルミ製のフェンスは1mあたり約1~2万円、木目調の高級感がでるフェンスは1mあたり約2~3万円です。
境界線を作るための目的で、目隠しは必要ないという場合は、メッシュフェンスを使えば1mあたり1万円以下で設置が可能です。
ブロック塀リフォームは自治体から補助金がもらえる可能性があるのでチェックしましょう。詳しくは「5.外構リフォームに使える主な補助金」で解説しています。
②門まわりのリフォーム費用
門まわりは、門扉や門柱などの工事があります。
門扉(もんぴ)
リフォーム内容 | 費用相場 |
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門扉の交換 | 10~25万円 |
門扉の新設やサイズ変更 | 20~40万円 |
門扉の交換のみであれば、商品のグレードにもよりますが10~25万円で交換が可能です。
門扉を新しく設置する場合や、今のものとサイズが合わない場合、門扉を取り付ける門柱や塀の基礎工事、解体工事を含めると、20~40万円ほどかかります。
門柱
リフォーム内容 | 費用相場 |
---|---|
機能門柱(既製品)の設置 | 7~30万円 |
ブロック門柱 | 5~10万円 |
コンクリート門柱 | 10~15万円 |
塗り壁(左官仕上げ)門柱 | 10~20万円 |
レンガ門柱 | 10~20万円 |
タイル貼り門柱 | 15~30万円 |
石積み門柱 | 20~40万円 |
機能門柱とは、表札、ポスト、インターホンなどを1カ所に集中させたオールインワン型の門柱で、グレードによって費用が大幅に変わります。
機能門柱以外にも職人が一から仕上げる造作門柱などがあり、こちらはブロック、コンクリート、レンガなど使う素材によって、見た目の雰囲気が変わります。
造作門柱の場合、機能門柱に比べてパーツを自由に組み合わせることができる分費用もリフォーム期間も大きくなりやすいことはあらかじめ理解しておきましょう。
③アプローチのリフォーム費用
玄関までのアプローチのリフォームにかかる費用相場は、使用する素材によって変わります。
アプローチのリフォーム
リフォーム内容 | 費用相場 |
---|---|
解体・整地費用 | 約5~6千円/㎡ |
砂利 | 2~4千円/㎡ |
コンクリート | 1~2万円/㎡ |
インターロッキング | 1~1.5万円/㎡ |
洗い出し仕上げ | 1.5~2万円/㎡ |
レンガ | 1~2.5万円万円/㎡ |
石材 | 1.5~2.5万円/㎡ |
タイル | 1.5~3万円/㎡ |
階段の解体・積み上げ
リフォーム内容 | 費用相場 |
---|---|
積み上げ費用 | 2~3万円/段 |
階段の解体・基礎工事・廃材処分費 | 5~10万円 |
2階への外階段の設置 | 50~200万円 |
駐車場
駐車場のリフォームは土間のリフォーム、カーポートの設置のように内容によって費用が異なります。
リフォーム内容 | 費用相場 |
---|---|
カーポートの設置 | 35~60万円/1台分 |
土間をコンクリートにする | 約20万円/1台分 |
土間をアスファルト敷きにする | 約14万円 |
土間を砂利敷きにする | 約6万円/1台分 |
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④庭・エクステリアのリフォーム費用
庭やエクステリアのリフォームの費用相場は、以下のとおりです。
リフォーム内容 | 費用相場 |
---|---|
人工芝を敷く | 約1万円/㎡ |
天然芝を敷く | 約5~7千円/㎡ |
ウッドデッキの設置・交換 | 50~150万円 |
サンルームの設置 | 40~100万円 |
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3.外構工事・エクステリアリフォームにかかる期間
外構やエクステリアのリフォームにかかる期間は、
- 施工範囲の広さや長さ
- 外構のもともとの状態
- 家の前の道路を資材を運搬する車両が通れるかどうか
- 天候の良し悪し
によって大きく変わります。
一概には言えないところではありますが、ここでは一般的な工事期間をまとめました。
工事内容 | 期間 |
---|---|
土工事(構造物を建てたりコンクリートを打設する際に土を掘る工事) | 半日~1日 |
フェンス設置工事 | 1~3日 ※長さによる |
ブロック塀工事 | 3~5日 |
門扉設置工事 | 1~2日 |
門柱設置工事 | 1~2日 |
コンクリート工事 | 3~6日 ※天候にも左右される |
カーポート設置工事 | 1~2日 |
ウッドデッキ設置工事 | 3~5日 |
4.外構工事・エクステリアリフォームの事例
外構・エクステリアリフォームを、実際のビフォーアフターが分かる事例を用いながら、目的別に解説していきます。
①古い外構をきれいにするリフォーム
事例1
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出典:https://www.is-cross.co.jp/jirei/detail.php?pid=424
悩み 目的 |
・駐輪スペースが欲しい ・古い外階段が昔からの石段で、高さも不揃い、雨水が溜まり滑りやすい |
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工事のポイント | ・車庫をなくし、カーポートにすることで空間を広く見せ、明るい外構へ印象チェンジ ・階段の段数は一段増やし、高さを揃えています |
費用 | 70万円 |
工事期間 | 8日 |
事例2
■階段
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■外装
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出典:https://www.is-cross.co.jp/jirei/detail.php?pid=425
悩み 目的 |
・階段が急で上り下りがしにくい ・塀が汚れてきたのでキレイにしたい ・和風から洋風に外構を一新したい |
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工事のポイント | ・階段は解体し積みなおして緩やかに ・足元に間接照明を入れて夜も安全な階段に ・雨水で汚れていた塀も一新し、洋風でおしゃれに ・玄関ドアとフェンスのデザインを合わせ、統一感を演出 |
費用 | 170万円 |
工事期間 | 14日 |
②ブロック塀をフェンスにリフォーム
事例3
■家の接道側
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■家の角地
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出典:https://www.is-cross.co.jp/jirei/detail.php?pid=2080
悩み 目的 |
通学路ということもあり、老朽化して危険なブロック塀をなくしたい |
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工事のポイント | ・2種類のフェンスを設置。 ・角地で見通しが悪かった場所はメッシュフェンスで見通しも良く |
費用 | 138万円 |
工事期間 | 1ヶ月 |
③駐車スペースを拡張するリフォーム
事例4
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出典:https://www.is-cross.co.jp/jirei/detail.php?pid=1883
悩み 目的 |
・閉鎖的な外構をオープン外構にしたい ・車が2台停められる駐車スペースを確保したい |
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工事のポイント | ・門扉と塀を取り払いスッキリとしたオープン外構に |
費用 | 180万円 |
工事期間 | 4週間 |
事例5
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出典:https://www.ishome.ltd/jirei/detail.php?pid=1195
悩み 目的 |
車を停めるところがなく不便 |
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工事のポイント | ・3台分の駐車スペースと電動カーポートを設置 ・道路にでるスロープ部分は洗い出し仕上げでアクセントに |
費用 | 360万円 |
工事期間 | 70日 |
※こちらの費用と工事期間はリフォーム全体にかかった費用と期間です。
事例6
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出典:https://www.8044.co.jp/gallery/98
悩み 目的 |
敷地内に駐車場を作りたい |
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工事のポイント | ・使っていない庭のスペースにコンクリートを打設し、駐車場を新設 ・既存のフェンスやブロックは駐車場前面部分だけを解体、他は既存のものを活用 |
費用 | 75万円 |
工事期間 | 1週間 |
④土間やアプローチを舗装してきれいにするリフォーム
事例7
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出典:https://www.is-cross.co.jp/jirei/detail.php?pid=2111
悩み 目的 |
・植栽の手入れが面倒 ・駐車場のお手入れを楽にしたい |
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工事のポイント | ・駐車場全体をコンクリートで埋め、植栽の手入れが必要ない駐車場に ・既存と新設の土間の間でのクラック防止にピンコロ石で枠を作成 |
費用 | 75万円 |
工事期間 | 7日 |
事例8
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出典:https://freshhouse.co.jp/case/20029/
悩み 目的 |
・長年、気になっていたが手を付けられていなかった外構をリフォームしたい ・家の雰囲気に合うデザインにしたい ・外でバーベキューができるようにしたい |
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工事のポイント | ・化粧砂利やタイルで雑草が生えにくく、メンテナンスフリーに ・色味や質感が建物と合うよう、タイルを使用 |
工事期間 | 約1ヶ月 |
事例9
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出典:https://freshhouse.co.jp/case/2499/?data%5Bconstruction_scope%5D%5B0%5D=exterior
悩み 目的 |
・オープンな外構にして雰囲気を変えたい ・可愛らしいイメージの外構にしたい |
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工事のポイント | ・レンガで統一し可愛らしい印象に ・建物とマッチした柔らかくもオシャレな外構に |
費用 | 90万円 |
工事期間 | 10日 |
⑤庭を舗装するリフォーム
事例10
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出典:https://freshhouse.co.jp/case/2499/?data%5Bconstruction_scope%5D%5B0%5D=exterior
悩み 目的 |
手入れの行き届かない庭をうまく活用したい |
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工事のポイント | ・舗装でお手入れが必要な部分を減らす ・ライトアップで夜も楽しめる庭に |
費用 | 約500万円 |
工事期間 | 約1ヶ月 |
事例11
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出典:https://freshhouse.co.jp/case/22637/
悩み 目的 |
・ウッドデッキが劣化してきた ・ゴルフの練習ができるような庭にしたい |
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工事のポイント | ・デッキは人工木に、地面には人工芝を使用し、メンテナンスフリーな庭に ・パターの練習ができるようにカップの設置 |
工事期間 | 約1ヶ月 |
⑥外構のバリアフリーリフォーム
事例12
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出典:https://www.daiken-rs.jp/case_reform/slug-f0317bd0bbb0d73e656d682370b8fc22
悩み 目的 |
玄関扉までのアプローチをバリアフリーにしたい |
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工事のポイント | ・安全性を考慮し、プールサイドなどで使用される柔らか素材を使用 |
費用 | 40万円 |
工事期間 | 3日 |
事例13
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出典:https://www.8044.co.jp/gallery/114
悩み 目的 |
退院後の祖母の安全のため |
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工事のポイント | ・手摺の設置 ・滑り止め機能を優先させたタイルを使用 ・将来的な車イス使用も考慮し、通路幅を拡張 |
費用 | 52万円 |
工事期間 | 1週間 |
⑦くつろげる空間を作るエクステリアリフォーム
事例14
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出典:https://freshhouse.co.jp/case/27032/?data%5Bconstruction_scope%5D%5B0%5D=exterior
悩み 目的 |
家族みんなでくつろげるプライベートテラスが欲しい |
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工事のポイント | ・玄関まわりと庭にダークブラウンの目隠しフェンスを設置 ・庭にはウッドデッキと人工芝を採用 |
工事期間 | 約1ヶ月 |
事例15
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出典:https://freshhouse.co.jp/case/22366/
悩み 目的 |
室内から出入りがしやすいように床の高さをあわせてデッキを置きたい |
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工事のポイント | ・室内と高さを合わせ、洗濯物干しをスムーズに ・もともとあった植木はそのまま活用 |
工事期間 | 約1ヶ月 |
事例16
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出典:https://freshhouse.co.jp/case/19688/
悩み 目的 |
屋外スペースを活用したい |
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工事のポイント | ・タイルのデッキでおしゃれに ・日よけ雨よけ効果のあるテラス屋根で天気に左右されずに利用可能 |
工事期間 | 約1ヶ月 |
5.外構工事・エクステリアリフォームの費用を抑える方法
外構リフォームの内容や規模はさまざま。場合によっては100万円以上かかることも珍しくありません。
ここでは、リフォーム費用を少しでも抑えるために覚えておきたいポイントを紹介します。
①仕上がりをシンプルにする
外構リフォームの費用を抑えるために、仕上がりをシンプルにすることが有効です。シンプルなデザインは、施工の手間が少なくなるため、費用を抑えやすくなります。
また、リフォームでこだわりたいポイントを絞り、優先的に取り入れることで、全体のコストを抑えつつ満足度の高い仕上がりが期待できます。
比較的簡単な内容であれば、DIYも費用軽減に効果的です。ただし、ウッドデッキの設置など耐久性・安全性が求められるものは、専門業者に依頼することをおすすめします。
②まとめてリフォームする
工事によって改善したい外構が複数ある場合は、まとめてリフォームするのがおすすめです。
同時進行で工事を行うため、施工にかかる人件費や諸経費を削減できたり、全体の工期を短縮できたりするケースもあります。
まずはリフォームの目的を明確にし、リフォームしたい箇所をリストアップしてから専門業者に相談するようにしましょう。
③相見積もりをとる
条件を揃えて、同じリフォーム内容でいくつかの業者に見積もりをお願いすることを相見積もりと言います。
リフォームでは、同じリフォームであっても各業者によって提案内容が異なります。複数の業者に見積もりの提出をお願いすることで自分のリフォームの相場を知ることができ、そのうえでリーズナブルな提案をしてくれている業者を比較して選ぶことができるのが相見積もりの最大のメリット。
また、いくつかの見積もりを比較することで極端に安すぎる業者や適切に内容を記載していない業者など、不安要素のある業者を見極めて省くことができるので施工不良を避けることにもつながります。
満足いく外構リフォームを叶えるためにも、必ず複数の業者にプランを提出してもらい、慎重に検討しましょう。
④使える補助金がないか確認する
外構リフォームの費用を抑えるためには、使える補助金がないか確認することが重要です。
補助金とは、国や自治体が特定の政策や事業を推進するために提供する資金で、外構リフォームにも利用できる場合があります。外構リフォームの場合は、省エネや防災、介護、防犯対策などに関連した外構リフォームが対象となる可能性があります。
制度には国で行うものと自治体で行うものがあります。それぞれ条件があるため、まずは外構リフォーム前に利用可能な補助金制度がないかを調べてみましょう。
6.外構工事・エクステリアリフォームに使える主な補助金
外構リフォームの補助金は、申請すれば必ず受け取れるわけではなく、申請書類の正確な記入や提出が求められます。
補助金の内容は自治体ごとに異なり、毎年更新されることが多いため、最新情報を自治体のウェブサイトや窓口で確認することが重要です。
また、予算の制限や条件によって採択されない場合もあるため、事前の情報収集と計画的な準備を行いましょう。
①ウッドデッキや木製塀の設置に対する補助金
ウッドデッキや木製塀の設置に対する補助金制度は、地球温暖化防止や美しい街並みの維持、安全な通学路の確保、災害復興、防音対策などを支援するために設けられました。
ウッドデッキや木製塀は、温かみのある空間を作り、庭を快適にするために最適です。
ウッドデッキ・木製塀ともに、クリーンウッド法に基づく登録木材関連事業者を通じてリフォームを行った場合は上限200万円、その他は上限100万円の補助が受けられます。
②ブロック塀などの改修工事に対する補助金
経年劣化や地震などでブロック塀が倒壊した場合、通行人に被害が及ぶ可能性があります。
そのため、多くの自治体ではブロック塀の撤去とそれに代わるフェンスの新設に対する補助金制度を設けています。
以下は東京都文京区の例です。自治体によって要件や補助額が異なるため、事前に確認するようにしましょう。
【東京都文京区の例】
■撤去の場合
助成対象の塀 | 地震時に倒壊のおそれがあり、十分な安全性が確保されていないブロック塀、石造塀、レンガ塀等で、道路(一般的に通行のできる道を含みます。)に面するもの |
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助成金額 | 1mあたり15,000円 |
■新設の場合
助成対象の塀 | 撤去に伴う新設で以下の条件を満たすもの ①フェンスによる塀で、道路や道からの高さが2m未満であること ②塀の基礎及び立ち上がり部分の構造が鉄筋コンクリート造によること |
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助成金額 | 1mあたり15,000円 (高さ1.0m以上の場合は1mあたり30,000円) |
③介護のためのリフォーム外構工事への補助金
要支援または要介護者が実際に居住する住宅の外構リフォームを行う場合、介護保険を利用して補助を受けることができます。
具体的には、手すりの取り付けや段差の解消(スロープ工事)などが対象で、助成額は最大18万円です。
この制度を活用すれば、安全で快適な生活空間を整えることができるため、まずは担当のケアマネージャーなどに相談するようにしましょう。
詳しくは以下の記事で解説しています。


④雨水タンク・浸透施設設置に対する補助金
雨水タンクに集めた雨水は、庭の水やりや掃除用水として活用できます。
また、雨水を地下に浸透させる設備は、土地の水はけを良くし、有事の際の浸水被害対策に有効です。
雨水タンク・浸透施設設置については全国の自治体で推奨しており、それぞれ補助金制度を設けているため、積極的に活用しましょう。
例えば、栃木県宇都宮市では、雨水タンクの設置に対して次のような助成を行っています。
- 容量100~300リットル未満:上限4万円/基
- 容量300~500リットル未満:上限6万円/基
- 容量500リットル以上:上限8万円/基
7.まとめ
外構やエクステリアは、敷地の広さ、形、周辺環境など、まさに「十戸あれば十通り」と言えます。
そのため、リフォーム費用や期間など、一概には言えないことが多いので、実際にいくらかかるか、どのくらい期間がかかるのか、は業者に相談してみる必要があります。
一度、業者が提案するプランを聞くためにも、複数の業者に見積もりを依頼してみましょう。
依頼先の業者を探すのが手間だと感じる方はリフォームガイドにご相談ください。
プロのコンシェルジュが希望の外構リフォームに合わせて、お住まいの地域でおすすめのリフォーム会社をご紹介させていただきます。