階段リフォームは「DIY」vs「プロに依頼」どっちがいい?費用や注意点も解説

階段リフォーム

階段は、豊かな暮らしを支えるうえでたいへん重要なポイントです。
階段の機能性やデザインがすぐれたものであれば、暮らしぶりもおのずと向上するでしょう。

本記事を読んでいる人は、「階段をDIYしてみたい」と考えているはずです。

とはいえ、階段にDIYについては、

  • どれくらいの費用がかかるんだろう?
  • DIYで、どこまでのことができるのだろう?
  • リフォームを依頼したほうがいいのかな?

といった疑問を持っている人も多いはず。

本記事では、階段との周囲をDIYする場合の費用相場について解説します。
階段のDIYを考えている人は、ぜひ参考にしてください。


1.階段をDIYする際の費用って、どれくらい?

まずは、階段をDIYする場合の費用について知っておきましょう。

DIYの内容ごとで、おおむね以下のとおりになります。

DIYの内容費用
滑り止めシートの設置3,000円〜20,000円
手すりを設置する5,000円〜50,000円
踏板(階段の段差)の交換20,000円〜50,000円
踏板のシートを張り替える6,000円〜10,000円
階段にライトを設置する3,000円〜8,000円
3,4段程度の階段を作る7,000円〜30,000円

というように、階段とその周囲をDIYする費用はやや幅広くなっています。
安ければ3,000円、高ければ50,000円くらいかかるでしょう。

とはいえ、リフォームする場合と比較すれば、グッと安くなる部分は強烈なメリットです。
階段のDIYは少しむずかしい部分もありますが、技術さえあれば安い費用でリフォームできてしまいます。


2.階段リフォームは、DIYと業者依頼どっちがいい?

冒頭でも触れましたが、階段のDIYは、内容によってはとても難しいものです。

DIYするのであれば、ちょっとしたシートの張り替えなどにおさめておきましょう。

ただし、DIYに不慣れな人は、作業自体は簡単なものでもリフォーム業者へ依頼した方がよいでしょう。

下記では、

  • 業者にリフォームを依頼すべき人・ケース
  • 自分でもDIYしてもよい人・ケース

について解説します。

DIYするか、業者にフォームしてもらうか考えている人は、参考にしてください。

2−1.業者にリフォームを依頼すべき人   

以下のような場合、業者へのリフォームを依頼するのがおすすめです。

  • 本格的な階段を作りたい人
  • 安全性を追求したい人
  • 材料や道具を揃えるのがめんどうな人

まず、1階から2階までつながるような長い階段を作るなら、リフォーム業者へ頼みましょう。
なぜなら、長い階段を作るのは難易度が高く、時間と手間も相当にかかるからです。
こういったケースでは、階段はDIYせず、費用をかけてでもリフォーム業者へ依頼するのが無難です。

また、「天井に穴を開ける必要がある」「電気配線を引いてこなければいけない」といった場合は、DIYできません。
難易度はもちろんですが、このあたりは有資格者でなければできない施工内容です。

また、安全性を追求したい人も、DIYではなく業者へ依頼するのがよいでしょう。

階段は、きちんとした設計に基づいて作られていないと、倒壊して落下や転倒に繋がります。
安全性をしっかり保った階段をDIYするのは、相当むずかしいことです。
よって安全性を追求したいなら、DIYするよりもリフォーム業者へ依頼することをおすすめします。

また、材料や道具を揃えるのがめんどうな人も、階段のDIYはおすすめできません。
階段のDIYでは、のこぎりや電動ドライバーなど、本格的な工具がいくつか必要です。
こういったものを用意する手間が気になるなら、リフォーム業者への依頼がおすすめします。

DIYするにしても材料・道具を買い揃える費用がかかったりします。

その部分を考えれば、業者に頼んでリフォームする方がコストパフォーマンスはよいのかもしれません。

2−2.自分でDIYしてもよい人  

一方で、以下のような場合は、階段のDIYにチャレンジしてもよいでしょう。    

  • DIYの経験が豊富な人   
  • さほどむずかしいDIYを必要としないケース
  • 自分自身のイメージどおりにDIYしたい人

階段のDIYは、内容次第ではDIY技術が求められるものです。

しかし、「自分のはDIYをたくさん経験しているし、技術もある」といいう自信を持っている人も多いでしょう。
もしそのように思うなら、階段のDIYにチャレンジしてもかまいません。
自分の求めるDIYにはどういった技術が必要なのか確認したうえで、チャレンジするかどうか考えてみましょう。

また、シートの張り替えをはじめとしたDIYを予定しているなら、チャレンジしてもかまいません。
手すりなどの取り付けも、少し時間をかければ初心者でもトライできるはずです。
カンタンだと感じるなら、DIYしてみましょう。

そして、「自分のイメージどおりに、階段をDIYしたい」と思っている人も多いはず。
だとしたら、業者へ依頼するよりも、DIYしたほうが満足度は高いでしょう。 

素材やデザインはもちろんんこと、スケジュールも自分自身で決めることが可能です。

もちろん技術や経験は必要ですが、「自分でやりたい」という気持ちがあるなら、それを追求してもかまいません。 


3.階段をDIYする際の注意点

ここまでで、階段のDIYに関する基本的な部分を解説しました。

費用はともかくとして、「ちょっとむずかしそうだ」と感じた人も多いはず。

もしそのよう感じたなら、リフォーム業者へ依頼するのが無難です。

いっぽうで、「自分でもできるぞ」と考えている人も多いはずです。

もし階段をDIYする場合、以下のような点に注意しましょう。

3−1.ケガに気をつける

階段のDIYを実施するときは、ケガにはじゅうぶん気をつけましょう。

DIYに夢中な状態だと、転んだり、足を滑らせたりする可能性があります。

特に長い階段を作っている場合などは、高所から転落してしまう恐れもあるでしょう。

DIY中に大きな事故が起こらないように、注意しながら進めてください。

もちろん転落だけではなく、のこぎりで手を切る、金槌で指をはさむといった、よくあるトラブルにも注意してください。

3−2.採寸をしっかり測る

階段をDIYする場合は、採寸にはじゅうぶん注意しましょう。

採寸をきちんと測って設計しておかないと、あとでとんでもない食い違いが生まれるかもしれません。

たとえば、「踏板の間隔がズレていたせいで、全部やり直し」なんてトラブルが考えられます。

こういったことだけは、とにかく避けておきたいところ。

階段のDIYにおける内容が複雑だと、採寸のズレが起こる可能性も高くなっていくものです。

また、段数が多い階段をDIYするなら、基本的には設計図が必要となります。

特に初心者だと、採寸を間違えるケースも多くなるでしょう。

しかし階段のDIYでは、採寸間違いだけは避けなければいけません。

何度も採寸を取るなどして、間違いが起こらないように徹底しましょう。

3−3.安全性を大切にする

そして、階段をDIYする際に注意したいのは、なんといっても「安全性を大切にすること」。

先ほども触れたとおり、階段は転倒などの危険がある場所です。

きちんとした設計に基づいてDIYしていないと、たいへん危険な階段が出来上がってしまうかもしれません。

安全性が高い階段のDIYを実施するためには、

  • 踏板の大きさ・奥行
  • 踏板が耐えられる重量
  • 蹴上(踏板と踏板の間にある高さ)
  • 手すりの高さ・位置
  • 踏板の材質

など、いろんな部分をきちんと計算しておく必要があります。

オシャレに仕上げるだけならむずかしくないかもしれませんが、階段のDIYでは安全性のほうがよほど重要です。

こういった部分はきちんと考えておくようにしましょう。

もし計算が複雑だったり、むずかしかったりしたら、DIYではなくリフォーム業者へ依頼するのがおすすめです。