
「長年使っているお風呂の汚れや劣化が気になる……」このようなことにお悩みではないでしょうか。リフォームで解決できるお悩みですが、やはり気になるのは費用面。少しでも安くリフォームできたら嬉しいですよね。
この記事では、お風呂を格安でリフォームする方法を7つ詳しく解説。格安リフォームを検討する際の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.お風呂リフォームの費用相場
お風呂リフォームにかかる費用は、約70~150万円が目安になります。グレード別の費用相場は以下の通りです。
| ローグレード | ミドルグレード | ハイグレード |
|---|---|---|
| 約70~100万円 | 約90~120万円 | 約120~150万円 |
また、リフォーム費用は商品代と工事費に分かれ、それぞれに費用が変動する要因があります。
| ■商品代が変わる要因 |
|---|
| グレード・素材・設備・オプションなど |
| ■工事費が変わる要因 |
| 解体時の漏水や下地劣化などのトラブル 在来工法からユニットバスのように工法が変わるリフォームなど |
次の章からは、商品代と工事費の具体的なコストダウン方法について解説します。
▼費用を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


2.お風呂を格安でリフォームする7つの方法
お風呂を格安でリフォームするには、商品のグレードを下げたり、不要なオプションを省いたりする方法があります。
ここでは、7つの方法を解説しますので、取り入れられそうなものから試してみてください。
2-1.設備や素材のグレードを下げる
冒頭でご説明した通り、ユニットバスには商品のグレードがあります。ローグレードとハイグレードでは50万円程の価格差があるので、グレードを下げるだけでもコストダウンになります。
また、同じグレードの商品の中でも、浴槽やパネルの素材を安価なものにすれば、さらに価格を抑えることが可能です。
業者に任せることで、展示品や在庫処分品など、お得な商品を手に入れられる可能性があります。
2-2.リフォーム箇所を絞る
お風呂全体をリフォームすると、商品代はもちろん、浴室の解体や下地処理、新設のユニットバス組み立てなどの工事費がかさみます。費用を抑えるには、気になる箇所に絞ってリフォームすることも検討してみましょう。
例えば、浴槽だけを交換したり、床だけをリフォームしたり、水栓や鏡といったパーツの交換だけでも、浴室はリフレッシュできます。
リフォーム会社に現地調査を依頼し、現状を把握した上で工事範囲を相談しましょう。
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2-3.不要なオプションはつけない
ユニットバスには、浴室テレビやミストサウナなど、魅力的なオプションが数多くあります。しかし、オプションはコストアップの要因になるので、本当に必要なのかよく検討することが大切です。
検討する際は「この機能が便利そう」という機能中心で考えるのではなく、まずはリフォーム後のお風呂にどんな性能が欲しいのかを整理してから、それを実現するために必要なオプションや機能がどれかを選択すると検討しやすいです。
例えば、カウンターや収納棚は黒ずみやカビがつきやすいので、最近では設置せず、市販のマグネット式収納で代用する方も多いです。
代用できそうな市販品がないか探してみるのもよいでしょう。
2-4.アウトレット品を活用する
アウトレット品とは、展示品や製造終了品、わずかな傷などで正規販売ができない商品のことです。アウトレット品は通常よりも安く購入できるので、上手く活用すればリフォーム費用を抑えられます。
アウトレット品でリフォームするには、自分でアウトレット品を購入して施工だけを業者に依頼する施主支給という方法と、アウトレット品を取り扱っているリフォーム会社に相談する2つの方法があります。
アウトレット品を取り扱っているリフォーム会社であれば、購入から施工まで一貫して任せられるので安心です。
一方で施主支給で進める場合は、一般的に支給分の商品に対する保証がされないため注意が必要です。また、施主支給に対応していないリフォーム会社もあるのであらかじめ理解しておきましょう。
2-5.補助金や助成金を活用する
補助金や助成金の活用も、お風呂のリフォームを格安に行う方法のひとつです。
お風呂単体のリフォームの場合は、「介護保険」と「地方自治体」の補助金を申請できる可能性があります。
| 介護保険 | 地方自治体 | |
|---|---|---|
| 対象リフォーム | 手すり取り付け、段差解消などの バリアフリーリフォーム |
自治体による (高断熱浴槽の設置、 バリアフリーリフォームなど) |
| 補助額 | 対象工事費用(上限20万円)の 7~9割 |
自治体による |
| 条件 | 要支援または要介護認定を 受けている |
自治体による (市内・区内の業者と 指定されることが多い) |
他にもお風呂リフォームで申請できる補助金はありますが、耐震リフォームや断熱リフォームを一緒に行う必要があるので注意しましょう。
詳しくは以下の記事で解説しています。


2-6.複数の会社から相見積もりをとる
複数の会社から相見積もりをとることも、お風呂を格安でリフォームする方法のひとつです。
リフォームは、同じ内容でも会社によって施工方法や取り扱っている部材が異なるため、費用に差が出ます。
中には相場より高額な会社もあれば、お得に施工できる会社もありますので、見積もりを比較することで、リフォームの適正価格や相場を把握しながら、予算内で施工可能な会社を見つけることができます。
また、商品選びは業者に任せることで、在庫処分品など格安な商品を提案してもらえる可能性があります。メーカーや商品にこだわりがない場合は、業者に任せてみるのもよいでしょう。
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2-7.お風呂リフォームが得意な業者を選ぶ
リフォーム会社にも水回りを得意とする業者、内装や造作工事を得意とする業者など様々あります。お風呂のリフォームであれば、「水回り」の施工実績が豊富な業者を選びましょう。
水回りの施工実績が豊富な会社に依頼すれば、資材の仕入れルートや施工ノウハウによって、他のリフォーム会社より費用を抑えられるかもしれません。
また、作業に慣れているので、効率よく工事を進めてもらえるのもメリットです。
さらに、自社施工をしている会社であれば、下請けに出す中間マージンがかからない分、施工費用を抑えられる可能性がありますので、自社施工ができる会社かどうかに注目してみてもよいでしょう。
お風呂のリフォーム会社を選ぶポイント
お風呂のリフォーム会社を選ぶ際には、以下のようなポイントに注意して選びましょう。
- お風呂の施工実績が豊富
- アフターサービスや保証がある
- 専門的なアドバイスがある
- 見積もりに対して丁寧な説明がある
- 自社施工をしている
詳しくは以下の記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。


3.お風呂の格安リフォームを検討するときの注意点
格安リフォームには、工事品質の低下や保証の不備といったリスクが潜んでいる場合があります。
トラブルを避けるために、事前に確認すべきポイントを押さえておきましょう。
3-1.安さだけで業者を選ばない
金額の安さだけでリフォーム業者を選ぶと、思わぬ後悔をするかもしれません。
見積もりに不足があれば追加工事が発生したり、工事に保証がなく不具合に対応してもらえなかったりと、大きなリスクが伴うからです。
リフォーム業者を選ぶ際は、必要な工事が見積もりに含まれているか、アフターフォローや保証があるかなど、金額以外の重要な事項も確認しましょう。
3-2.工事費込みの格安パックでは、工事内容を確認する
最近では、インターネットで工事費込みの格安パックを取り扱う会社も増えています。しかし、格安パックの費用は、標準的な工事費用しか含まれていないことがほとんど。
どのような工事が標準工事費に含まれ、どのような工事が別料金になるのか、しっかりと確認しておきましょう。
少なくとも、以下の工事内容が含まれていることが重要です。
- 既存浴室解体・撤去費用
- 給排水工事費用
- 換気工事費用
- 電気工事費用
- 廃材処分費用
- 新設ユニットバス組み立て費用
- 入口枠・袖壁復旧工事費用
- 養生費
- 諸経費
また、解体時に判明するトラブル(水漏れや下地補修など)は、標準工事費には含まれないケースがほとんどです。
トラブルが判明した際には、追加の工事費用がかかる場合もあると理解しておきましょう。
4.まとめ
ここまで、お風呂を格安でリフォームする7つの方法をご紹介しました。
お風呂を格安でリフォームするには、ユニットバスのグレードを下げたり、オプションを省いたり、商品の選び方でコストダウンする方法があります。他にも、補助金の活用や自社施工の会社に依頼することでも費用を抑えられるでしょう。
一方でお風呂のリフォームは水漏れリスクと隣り合わせのため、専門性が求められる工事です。金額だけでなく、保証の有無や工事内容が希望に沿った内容になっているか、よく確認をしましょう。
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