「リフォームの見積もりってどうやって取ればいいの?」
「リフォームの見積もりで、注意するべきことは何かある?」
このようにお悩みではありませんか?
リフォームの見積もりに関して、絶対に知っておきたい鉄則は以下の5つです。
こちらの記事では、これまで何件ものリフォーム見積もりをサポートしてきた、リフォーム会社選びのプロ「リフォームガイド」が考える、『リフォームの見積もり5つの鉄則』をご紹介します。
ほかにも、リフォーム見積もりをする上でのマナー、実際の流れ、見積書から優良会社かどうかを判断するポイントも解説しています。ぜひ参考にしてください。
目次
1.リフォーム見積もりをする際の鉄則5つ
リフォームの見積もりを取るにあたって、「納得の金額で、質の高いリフォーム」をするために、必ず実行していただきたい項目が5つあります。
見積もりを取る会社選びの段階から気をつけたいことがありますので、ぜひ目を通しておきましょう。
1-1.必ず複数の会社に「相見積もり」する
リフォーム会社に見積もり依頼をする際は、複数社から見積もりをとるようにしましょう。
複数社から見積もりをとることを「相見積もり」と言います。
相見積もりをとることで、リフォームにかかる費用を一括で比較でき、自分の希望するリフォームの適当な価格が分かるため、高額な費用での契約を防ぐことができます。
また、担当者の対応や工事の内容からもリフォーム会社を比較検討することが可能です。
必ず2~3社程度に見積もり依頼をしましょう。
▼リフォーム会社の探し方については下記の記事でくわしく解説しています。
1-2.希望する工事を得意とするリフォーム会社に見積もり依頼する
見積もりを依頼する前に、その会社がご自身の希望する工事を得意としているかどうかを確認しましょう。
例えば、水回りのリフォームを希望している場合には、水回りのリフォームに特化した会社に依頼することで、より満足度の高い仕上がりが期待できるでしょう。
各リフォーム会社がどのような工事を得意としているか調べるには、ホームページに掲載されている「施工実績」が参考になります。実際に行われた工事の様子を見て、リフォーム後の仕上がりを確認しましょう。
リフォーム会社探しのプロである「リフォームガイド」をご利用ください!
「リフォームガイド」はお近くのリフォーム会社をご紹介し、見積もりまでサポートするサービスです。
各社へのヒアリングや過去のリフォーム実績から、リフォーム会社の「得意・不得意」を把握していますので、あなたにピッタリのリフォーム会社をご紹介することができます。
- ご紹介するのは一定の審査基準を満たしたリフォーム会社のみ!
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1-3.見積もりの段階で追加工事の可能性・費用を確認しておく
リフォームは追加工事が発生することが多々あります。例えば、浴室のリフォームの場合、既存のお風呂を解体してみると構造部分が腐っていて補修費用がかかってしまうなど。
経験豊富なリフォーム会社であれば、築年数や解体前の状態から、発生しそうな工事をある程度予想することができます。見積もりの現地調査の際、「追加工事が発生しそうかどうか」、「その場合の費用はいくらかかりそうか」確認しておきましょう。
1-4.見積もりに来た担当者とは良い関係を築いておく
見積もりに来たリフォーム会社の担当者とは良い関係を築いておくことをおすすめします。定価というものがないリフォームでは、見積もり金額は担当者次第。リフォームの見積もりにおいては、担当者と信頼関係を築くことが、ご自身のためになることがあります。
例えば、お茶を出す、出来る限り本音で話すなど。もちろん、こちらが客だからと見下す態度にならない事も大切です。
相手も人間なので、何とかして予算内で希望のリフォームを実現してあげたいと思ってくれると、満足のいくリフォームになるかもしれません。反対に、マナーを守らない人にはリフォーム会社も高く見積もって見積書を出す、最悪の場合はお断りということもあります。
1-5.見積書は必ず手渡しでもらって説明を受ける
見積書は後日の提出となりますが、その際はリフォーム会社から必ず手渡しでもらい、説明を受けましょう。
郵送やメールでの受け取りでいいのではと思われるかもしれませんが、リフォームの見積書は専門用語を多く含むため、担当者からの説明を受けないと理解が難しいです。
さらに、会社によって見積書の作り方はバラバラですので、ご自身で見比べただけでは比較検討ができません。
リフォームの見積もりを受け取る際は、担当者から直接受け取り、内容を確認しましょう。決して合計費用だけを見比べて会社を決めることはしないようにしてください。
建物の「図面」は可能であれば用意するが吉
建物の詳細な図面があれば見積もりの際にリフォーム会社に共有しましょう。図面があると、リフォーム業者が初めから作図をする必要がなく、見積もり金額が安くなることがあります。
さらに、リフォーム業者が建物の状態を確認するための「現地調査」の際に図面を見つつ視察することで、より精密な見積もり金額を出すことができます。
2.リフォームの見積もりで知っておくべき注意点・マナー
前述のとおり、リフォームの見積もりは担当者との関係構築も大切な要素です。マナーを守ってお互い気持ちの良い見積もりになるようにしましょう。
2-1.現地調査は一社ずつ行う
リフォームの見積もりではリフォーム会社の担当者が家の状態を確認する「現地調査」が必要になります。現地調査の際、一度に複数の会社に来てもらうのはマナー違反です。同日はOKですが、時間はずらして各社と日程を組みましょう。
2-2.他社の見積書を引き合いに出すのはNG
仕入れ単価や職人さんの手配、会社の利益率など各社の事情で価格設定は異なるため、他社と比較して値下げ交渉するのはマナー違反です。
一社気に入った会社があり、もう少し価格を抑えたいという場合には相談してみましょう。会社側も契約の意思がみられると、費用を削れる箇所がないか再度検討してくれることもあります。
2-3.お断りの場合も連絡する
契約を断ることは決して悪いことではありませんが、断ることが決まったら電話やメールで早めに連絡しましょう。見積もりを作成してくれたお礼と、他社を選んだ理由をきちんと伝えるとよいでしょう。
3.見積もり依頼から契約までの具体的な流れ
ここでは、リフォームの見積もり依頼から契約までの具体的な流れについて解説していきます。
3-1.リフォーム会社を探す
リフォーム会社を探す方法は主に4つあります。下記の表では、全ての方法のメリット・デメリットを挙げつつ、それぞれ紹介しています。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
一括見積もりサイトで探す |
|
優良業者の多さや審査基準の有無など信頼できるサイトかどうか判断が必要 |
インターネットで検索する |
手軽ですぐに始められる |
|
知人の伝手を頼る | 自分の希望を気軽に相談できる安心感がある |
|
チラシで探す | キャンペーン広告などお得な情報が掲載されていることもある |
|
どの方法にもメリット・デメリットはありますが、「リフォーム業者の利用経験がない」「手間をかけず優良業者を見つけたい」という場合には一括見積もりサイトの利用がおすすめです。なぜならご自身で探す場合と比べて、一定の基準を満たした会社のみ紹介されるため「質」の面で安心でき、さらにスピーディーに進めることができるからです。
3-2.複数社に見積もりを依頼する
見積もり依頼をしたい業者をある程度絞り込めたら、実際に複数社に依頼をしてみましょう。
●自分でリフォーム会社に依頼する方法
ご自身で会社を探している場合は、リフォーム会社のホームページなどから問い合わせることができます。
そのためには、事前に希望のリフォーム内容を整理しておくといいですよ。
●一括見積もりサイトから依頼する方法
一括見積もりサイトで見積もり依頼を申し込むと、サイト側から連絡が来ますのでご希望のリフォーム内容をお伝えください。
一括見積もりサイトから依頼する場合は、大きく分けて2通りのタイプがあります。
①サイト上のマイページでリフォーム会社から直接連絡が来る
②ご希望のリフォーム内容についてヒアリング後、サイト側が適任のリフォーム会社を紹介する
3-3.現地調査
リフォーム業者は見積もりを作成するために直接物件に足を運び建物の状態を確認する「現地調査」を行います。
現地調査は複数社が同じ時間帯に訪問することがないよう日程調整しましょう。また、疑問があればこのタイミングでリフォーム業者に質問しておくようにしましょう。担当者の対応の誠実さや的確さも、リフォーム会社を決定する一つの判断軸になります。
3-4.見積書を確認し比較する
現地調査の結果をもとに見積書が提出されます。
必ず、全ての業者から説明を受けながら見積書をもらい、各社の見積もりを比較しましょう。(「1-2.必ず手渡しでもらって説明を受ける」参照)
見積書は書き方に決まりがないため、自分の力では全てを理解することは難しいですが、リフォームの知識がなくても「いい見積もり・悪い見積もり」を判断できるポイントがあります。「4.見積書から優良会社を見極めるポイント」でご確認ください。
3-5.契約するリフォーム会社を一社に絞る
全ての見積書をチェックし終えたら、リフォームを依頼する業者を一社に絞りましょう。担当者との相性・価格・アフターサービスの有無など様々な視点から選定してください。
「リフォームガイド」では、会社のホームページだけでは分からない、リフォーム会社の実情まで知り尽くした専門のコンシェルジュが、お客様の要望をヒアリングしたのち最適な会社をご紹介します。
ご紹介するリフォーム会社は厳しい審査をクリアした優良会社に限られるため、安心してお使いいただけるのが強みです。
以下は、実際にリフォームガイドを利用したお客様からの声です。
リフォームガイドの利用は無料ですので、この機会にぜひご登録ください。
4.見積書から優良会社を見極めるポイント
ここからは、リフォームの見積書から優良なリフォーム会社を見極めるポイントについて解説していきます。
リフォーム会社は、見積書に記載された価格だけの安さだけで選んではいけません。
優良なリフォーム会社を見極めるには見積書の中で確認しておきたい点が多数ありますので、ぜひ以下の内容を参考にしてください。
4-1.依頼したリフォームプランを遵守しているかどうか
見積書は、金額だけでなく工事内容を確認し、依頼したリフォームプランを遵守しているかどうかを確かめましょう。
なお、依頼時に伝えていなかった工事内容が追加されることがありますが、これらは築年数や劣化の度合を踏まえた修繕工事など、安全なリフォームのために必要である場合もあります。
見積書の説明を受けている際は担当者に質問が可能ですので、工事内容について気になる点があれば遠慮なく質問してください。
4-2.工事内容は詳細に記載されているかどうか
見積書の工事内容は詳細に記載されているかどうかを確認しましょう。
リフォームの見積書には決まった記載方法はありませんが、商品名や材料名、単価、数量、リフォーム面積、その他諸経費など可能な限り詳細に内訳を記載するのが理想です。
特に、施工面積が狭く単価を出しづらいような小さい工事や、諸経費などが含まれているケースをのぞき、「一式」とだけ書かれ単価がわからない場合には注意が必要です。
【見積書の良い例】
【見積書の悪い例】
見積書の最初に概要として上記のような記載があり、メーカー名や小計などが別ページで説明されていれば問題ありませんが、「一式」という表記のみの見積もりには注意しましょう。
4-3.施工費用は相場と合っているかどうか
見積書に記載された施工費用は相場と合っているかどうか確認しましょう。
ご自身の依頼したリフォームの費用相場がどれくらいか事前に調べておくと、見積書に記載されている金額が相場と合っているか確認できます。
見積書の金額が費用相場より極端に高い場合はもちろんですが、極端に安かった場合も手抜き工事をする可能性がありますので注意しましょう。
以下ではリフォームの費用相場をまとめて確認できますので、ぜひ参考にしてください。
4-4.担当者は丁寧に対応してくれるかどうか
見積書の受け取りの際は、担当者に見積書の内容について説明してもらい、丁寧に対応してくれるかどうかを確かめましょう。
優良なリフォーム会社であれば、担当者はリフォーム内容について詳しく説明してくれるほか、お客様からの質問にも丁寧に答えてくれるはずです。
見積もりについて疑問や不安な点があれば遠慮なく質問し、担当者は親切に対応してくれるかどうかも確認しておきましょう。
5.リフォーム見積もりでよくあるQ&A
ここでは、リフォームの見積もりに関連したよくある質問にお答えします。
専門業者の方には直接聞きづらいけれど、事前に知っておきたい…というような質問3つに回答しました。ぜひ参考にしてください。
Q.リフォームの見積もりは無料?
リフォームの見積もりは、ほとんどの場合無料で行われます。ただし、リフォーム会社の対応地域外では出張費、雨漏りなどの調査が必要になれば別途費用がかかる場合があります。自分の住む地域や希望する工事に不安がある場合は、無料かどうか、どの範囲までが無料になるのかを確認しておきましょう。
Q.何社に依頼するのがベスト?
リフォームの見積もりは3社、多くても4社程度に依頼するのがベストと言えます。多すぎても、それぞれの会社と何を話したか、担当者はどうだったかなど覚えておくことが難しくなります。
ただし、この依頼する3~4社というのは、ある程度厳選された会社であることが前提です。リフォーム会社と一口に言っても、得意なリフォームは各社さまざまで、さらに残念ながら悪徳業者と呼ばれる工事の質が悪く高い金額を請求してくるような会社も存在します。
会社選びの段階でしっかりと見極め、厳選した3~4社に見積もり依頼をするようにしましょう。
リフォームガイドではリフォーム会社を厳選してご紹介、一括で見積もり依頼ができます。
>>リフォームガイドに見積もり依頼する
Q.値下げ交渉はできる?
値引き交渉すること自体は可能です。
ただし、他社の見積書を引き合いに出すことは控えておきましょう。
仕入れ単価や職人さんの手配、会社の利益率など各社の事情で価格設定は異なるため、他社と比較して値下げ交渉するのはマナー違反です。
一社気に入った会社があり、もう少し価格を抑えたいという場合には相談してみましょう。
会社側も契約の意思がみられると、費用を削れる箇所がないか再度検討してくれることもあります。
Q.見積もりだけ取って断るのはOK?
見積もりだけ取って契約を断ることは決して悪いことではありません。そもそも見積もりはリフォームするかしないか、するとしたらどの会社で契約するかどうかを判断するためのものですので、必ず契約しなければいけないということはありません。
ただし、断ることが決まったら電話やメールで早めに連絡しましょう。また、見積もりを作成してくれたお礼と、他社を選んだ理由をきちんと伝えるとよいでしょう。
6.まとめ
リフォームの見積もりには、以下の5つの鉄則があります。
また、リフォームの見積書から優良会社を見極めたい場合には、以下のようなチェックポイントがあります。
- 依頼したリフォームプランを遵守しているかどうか
- 工事内容は詳細に記載されているかどう
- 施工費用は相場と合っているかどうか
- 担当者は丁寧に対応してくれるかどうか
これから見積もりをとる方も、見積書が既に手元にある方も、この記事を参考にぜひ優良な会社にリフォームを依頼できるようにしてください。