
「一戸建てをDIYしたい!」という人は多いでしょう。
とはいえ、こんな疑問が浮かぶでしょう。
- 「一戸建てをDIYする費用はいくら?」
- 「DIYか業者依頼どっちがいい?」
- 「一戸建てをDIYする時に気をつける事は?」
そこで本記事では、
- 一戸建てをDIYする場合の費用
- 一戸建てをDIYするメリット・デメリット
- 一戸建てをDIYする際の注意点
などについて解説します。
実際に一戸建てをDIYした事例も合わせてご紹介していくので、是非参考にしてみてださい。
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目次
1.一戸建てをDIYする場所と相場費用
一戸建てをDIYする場所としては、以下のような点が挙げられるでしょう。
DIYする一戸建ての場所 | 費用感 | 工期(DIYにかかる時間) |
---|---|---|
玄関 | 30,000~50,000円 | 3~5日 |
キッチン | 30,000~50,000円 | 3~5日 |
洗面所 | 30,000~50,000円 | 3~5日 |
お風呂 | 30,000~50,000円 | 3~5日 |
トイレ | 20,000~30,000円 | 2~3日 |
庭 | 20,000~30,000円 | 1~2日 |
屋根の設置 | 30,000~60,000円 | 2~3日 |
床紙・壁紙 | 10,000~20,000円 | 1~2日 |
扉・仕切り | 10,000~20,000円 | 1~2日 |
収納棚 | 5,000~10,000円 | 1 日 |
それぞれ場所で共通している作業は、このようなものを想定しています。
- 壁紙・床紙の張り替え
- 収納棚の設置
- 小物の設置
キッチン、洗面所、トイレは上記作業を行うだけでも部屋の印象を大きく変える事ができます。材料費も安く、DIY初心者でも比較的簡単に行えるのでおすすめです。
玄関扉の交換や屋根の設置などは材料費や道具が高額かつ難易度も高いので、DIYに慣れていない人は業者に依頼した方が良いでしょう。
また、便器の交換やシステムキッチンの組み立てなど、作業によってはDIYでは行えないものもあります。
この様に、一戸建てのDIYは場所によって費用や難易度が様々。一戸建てを行う時は、自分ができそうな範囲から少しずつ行いましょう。
2.一戸建てはDIYと業者依頼どっちがいい?
一戸建てをリフォームする場合、この2つの方法が考えられます。
- DIYする
- 業者に依頼する
しかし、業者依頼するか、DIYするか判断が難しい部分もあるでしょう。メリット、デメリットを解説しますので、DIYと業者どちらにするか検討してみてください。
2-1.DIYのメリット
DIYのメリットは下記の通りです。
- 費用が抑えられる
- 自分好みのオリジナル空間が作れる
- DIY自体が楽しめる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
費用が抑えられる
DIYの1番のメリットは、なんと言っても費用が抑えられる事でしょう。
必要なのは工具費と材料費だけなので、どんなに高くてもかかる費用は一箇所当たり30,000円〜50,000円程度。
工具は1度購入してしまえばずっと使えるので、初回以降は材料費だけで済みます。
業者に依頼した場合、材料費+作業料がかかるので、内容によっては数十万かかってしまうケースも。
一箇所だけでも100,000円以上の差額が出てしまう可能性があるので、全てDIYで行った場合と業者に依頼した場合では金額にかなりの差がでてくるでしょう。
もちろん、大掛かりな工事が必要な場合などは業者に依頼する必要がありますが、自分でできる範囲はDIYするのがおすすめです。
自分好みのオリジナル空間が作れる
家は毎日過ごすリラックス空間なので、自分好みの雰囲気にしたいですよね。
DIYであれば、
- 床紙・壁紙を好きな柄に張り替え
- 照明を調節して雰囲気を変える
- 各部屋の机、椅子、扉などを自分好みにDIY
- 収納棚でスペースを有効活用
- 庭にレンガや庭石を敷き詰めてお洒落なガーデンに変更
など、自分好みの雰囲気を作る事が可能。
自分で1から作り上げた空間だと、愛着が湧くので日々の生活が楽しくなりますよね。
DIYに慣れてくると床紙・壁紙や、照明などは簡単に変えられる様になるので、「気分を変えたい!」と感じたら何回もお手軽に雰囲気を変えることができます。
業者とは違い、いつでも気軽に自分好みの雰囲気に変える事ができるのは、DIYの大きなメリットと言えるでしょう。
DIY自体が楽しめる
DIYが好きな人にとっては、設計中や作業中は至福の時間となるでしょう。
1から設計して、好みの柄の材料を選び、時間をかけて作り上げる楽しみが体験できるのはDIYならでは。
業者に依頼すると基本的には設計も作業も全て人に任せる事になるので、、DIYが好きな人にとっては少し物足りないと感じてしまうかもしれません。
時間はかかりますが、完成した時の達成感や喜びが味わえるのは、DIYのメリットと言えるでしょう。
2-2.DIYのデメリット
続いて、DIYのデメリットは下記の通りです。
- 時間と労力がかかる
- 不具合が生じる可能性がある
- 完成度や仕上がりの美しさは業者に劣る
1つずつ詳しく見ていきましょう。
時間と労力がかかる
業者に依頼すればかかるコストはお金だけですが、DIYでは時間と労力がかかります。
DIY初心者には失敗がつきもの。
苦労して作っても失敗したらまたやり直さなくてはならないので、DIYに興味がない人にとってはかなりの苦痛になってしまいます。
DIYに慣れている人、もしくは趣味として行っている人ならそこまで負担にはなりませんが、それ以外の人にとっては時間と労力がかかる事はデメリットになるでしょう。
不具合が生じる可能性がある
時間が経過すると、DIYした場所に不具合が生じる可能性があります。
具体的には
- 床下の漏水
- 床鳴り、段差
- 壁紙の引火
- 壁に設置した収納棚の落下
- 扉や屋根の耐久性欠如
など、プロではないので、生活していく内に不具合が生じるケースも。
見た目による明らかな失敗は気がつきますが、目に見えない箇所が注意不足になりがちです。
- 設計の段階で構造をしっかりと確認しておく
- 場所によって耐水性、耐熱性に優れた素材を選ぶ
- 強度&耐久性を意識したDIYを行う
など、不具合が生じない様に工夫する必要がありますが、DIYに慣れていない人にとっては中々難しいですよね。
不具合が生じても安全性に問題ない収納箱や小物ならDIYでも大丈夫ですが、事故に繋がる可能性がある場所は業者に依頼した方が確実と言えるでしょう。
完成度や仕上がりの美しさは業者に劣る
DIYでは、仕上がりの完成度や美しさは業者には敵わないかもしれません。
もちろんDIYでも業者と同じくらい完成度を高くする事は可能ですが、初心者には中々難しい作業もあるでしょう。
- 床紙・壁紙に隙間ができてしまった
- 椅子や机のバランスが悪い
- 室内扉のサイズが合わない
- 失敗はしてないが見た目が綺麗じゃない
など、細かい部分で失敗してしまうケースも多くあります。
DIYで失敗した箇所を業者に依頼すると、料金が高額になってしまうケースも。
多少の失敗はDIYならではの味と捉える事もできますが、完成度の高い美しい仕上がりにこだわる方にとっては、失敗のリスクはデメリットになるでしょう。
3.一戸建てをDIYする際の注意点
この章では、一戸建てをDIYするときの注意点を解説します。
注意点をしっかりと把握して、事前に失敗を防ぎましょう。
DIYできない場所や作業がある
全ての場所がDIYで行える訳ではありません。
場所によっては工事が必要だったり、有資格者ではないと行えなかったりなど、DIYの範囲を超える作業も。
具体的には、このような作業はDIYに自信があっても素人では行えないので、業者に依頼する必要があります。
- 水を引っ張ってくる給排水管工事
- 電気を引っ張ってくる電源工事
- ガスの配管接続工事
- システムキッチンの取り付け
場合によっては、法律違反になってしまう事もあるので、DIYの範囲を超えてしまう作業はきちんと業者に依頼しましょう。
作業中の場所は使えなくなる
DIYをしている作業中の場所は、完成するまで使えなくなってしまう事があります。
収納箱の設置や小物の制作であれば問題なく使用できますが、
- お風呂の壁紙・床紙の張り替え
- 便器の交換
など、場所によっては作業中は全く使えなくなってしまいます。
トイレやお風呂は家以外で利用できる場所を確保しておくと良いでしょう。
上記の場所以外でも、DIY作業中はどうしても物が多くなって散らかってしまうので、生活が不便になってしまいます。
家族が多いなどの理由で早めに終わらせたい方は、複数人で作業を行うか、業者に依頼する事を検討した方が良いでしょう。
素材は特徴を確認して選ぶ
DIYにおいて材料選びはとても重要です。
自分好みの柄だけで選ぶのではなく、しっかりと場所に合った素材を購入しましょう。
具体的には、
- トイレや洗面所などの水回りには耐水性に優れた素材
- キッチンのコンロ周りには耐熱性に優れた素材
- フローリングには耐久性に優れた素材
など、場所によって適切な素材を使う必要があります。
適切な素材が使われていないと、腐敗、引火、凹みなどの不具合が生じてしまう可能性も。
素材には様々な種類がありそれぞれ値段や特徴が異なるので、事前に調べてから場所に合った材料を購入しましょう。
4.まとめ
本記事では、一戸建てのDIYについてご紹介しました。
- 一戸建てのDIYは場所や作業によって難易度が異なる
- DIYのメリットは「費用が安い」「自分好みに作れる」「DIY自体を楽しめる」
- DIYのデメリットは「時間と労力がかかる」「不具合が生じる可能性がある」「完成度が業者に劣る」
- 工事や資格が必要な作業は業者に依頼する必要がある
- DIY中は作業場所が使えない事や適切な材料を選ぶ事に注意する
DIYでは自分好みの空間を費用を抑えて作る事ができます。
賃貸とは異なり一戸建てなら自由にDIYする事が可能ですが、個人では不可能な場所は、無理せずに業者に依頼しましょう。
いきなり難易度が高い場所から始めると挫折してしまうかもしれないので、まずは収納棚や小物など、できる範囲でDIYを始めてみてください。
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