屋根のリフォーム費用はどれくらい?3つの方法を徹底解説

根のリフォーム費用はどれくらい?3つの方法を徹底解説

「屋根のリフォームをしたいけれど、費用はいくらになるの?」
「なるべく費用を抑えて屋根をリフォームできないの…?」

このようにお悩みではありませんか?

こちらは、屋根リフォーム費用の割合分布です。

データで見る屋根リフォームの費用と相場|リフォームガイド

出典:データで見る屋根リフォームの費用と相場|リフォームガイド

屋根リフォーム費用は、リフォームの方法によって大きく変動します。

リフォーム方法は屋根の劣化状態によって適切な方法を選ぶ必要があります。

こちらの記事では、

  • 屋根リフォームの方法別の費用相場
  • 費用を抑えるための方法

について解説しています。

あなたの屋根リフォームを満足のいくものにするために、ぜひ参考にしてください。


1.屋根リフォームの相場費用を3つの方法別で解説

ここでは、屋根リフォームの相場費用を3つの方法別で解説していきます。

屋根のリフォームには「塗装」「カバー工法(重ね葺き)」「葺き替え」の3つがあります。リフォームの方法によってそれぞれ特徴が異なり、費用も変動します。

ここでは、屋根リフォームの費用相場を3つの方法別で解説していきます。

リフォーム方法費用(単位:万円)
塗装約25~50
カバー工法約50~200
葺き替え約100~210

※別途足場代20万円前後が必要

3種類の工事の内容やどんな屋根に適した工事かなど詳しく紹介していきますので、ご自身の住まいに合った屋根リフォームの方法を把握するために、ぜひ参考にしてください。

1-1 塗装の費用

塗装にかかる費用の相場は、約25~50万円(足場代別)です。

塗装の場合、塗料によって工事費は異なります。

また、耐用年数も塗料によってそれぞれですので、メンテナンス周期もバラバラです。

塗料別の屋根の工事費と耐用年数は以下の通りです。

【屋根の工事費と耐用年数(一般的な30坪住宅の80㎡屋根)】

塗料工事費(単位:万円)耐用年数(単位:年)
アクリル18~215~7
ウレタン25~278~10
シリコン27~2913~15
フッ素41~4915~20
遮断熱塗料42~5112~15

※別途足場代20万円前後が必要

屋根リフォームの方法の中では最も低コストですが、すでに雨漏りしている屋根や雨漏り寸前の劣化が激しい屋根では対応しきれないこと・10年毎にメンテナンスが必要であることが注意点です。

塗装リフォームについて

工事内容

屋根に塗料を塗る工事のこと。

塗装リフォームが適した屋根

築20年以下の、比較的新しい物件の屋根

塗装のメリット・デメリット
メリットデメリット
  • 色褪せや剥げの修復、外観の維持、屋根材の保護効果がある
  • 塗料によっては遮断熱効果あり
  • 築年数の古い物件には対応できない
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1-2 カバー工法(重ね葺き)の費用

カバー工法にかかる費用の相場は、約50~200万円(足場代別)です。

カバー工法の場合、重ねる屋根材によって費用は異なります。

屋根の種類ごとの費用・耐用年数をご紹介します。

【屋根の種別カバー工法の費用・耐用年数】(一般的な30坪住宅の80㎡屋根)

屋根の種類工事費(単位:万円)耐用年数(単位:年)
アスファルトシングル50~8020~30
ガルバリウム鋼板65~10020~30
ジンカリウム鋼板150~25030~50

※別途足場代20万円前後が必要

また、以下ではカバー工法のビフォーアフターも紹介しています。

①スレートをガルバリウム鋼板でカバーする

②ガルバリウム鋼板をガルバリウム鋼板でカバーする

カバー工法リフォームについて

工事内容

既存の屋根の上に屋根材を重ねて二重にする方法。

カバー工法リフォームが適した屋根

築20~25年の劣化した屋根

カバー工法のメリット・デメリット
メリットデメリット
  • 既存の屋根の処分が必要なく低コスト・短期間で工事が可能
  • 屋根の重量が増加する
  • 既存の屋根が腐敗していた場合や日本瓦の屋根の場合は工事不可
【事例付】カバー工法のすべて!屋根材・費用などプロが徹底解説
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1-3 葺き替えの費用

葺き替えにかかる費用の相場は、約100~210万円(足場代別)です。

葺き替えの場合も、カバー工法と同様使用する屋根材によって費用は異なります。

屋根の種類ごとに費用・耐用年数をご紹介します。

【屋根の種別葺き替えの費用】(一般的な30坪住宅の80㎡屋根)

施工内容費用(単位:万円)
スレート→ガルバリウム鋼板112~144
スレート→スレート80~112
日本瓦→ガルバリウム鋼板128~160
日本瓦→日本瓦128~192

※別途足場代20万円前後が必要

【屋根の種別耐用年数】

屋根の種類耐用年数(単位:年)
スレート15~30
ガルバリウム鋼板20~30
日本瓦30~40

また、以下で屋根の種類別に葺き替え工事のビフォーアフターもご確認いただけます。

①スレート→ガルバリウム鋼板

②スレート→スレート

➂日本瓦→ガルバリウム鋼板

➃日本瓦→日本瓦

葺き替えリフォームについて

葺き替えの工事内容

既存の屋根を撤去し新たな屋根を葺き替える工事。

葺き替えリフォームが適した屋根

築30年以上の非常に古い屋根

葺き替えのメリット・デメリット
メリットデメリット
  • 傷み具合・屋根の種類に関係なく施工が可能
  • 耐久性を高め、建物自体の寿命を延ばす効果がある
  • 3種類の中で最も費用が高い
  • 工期も長くなる
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