ちょっといいキッチンに格安でリフォームする方法をプロが伝授!

キッチン 格安リフォーム

「シンクを大きくしたい!」

「中古物件を購入したのでキッチンを新調したい!」

「収納スペースを増やしたい!」

キッチンをリフォームするときには、あれもこれもと夢が広がります。

せっかくなら、できるだけ希望を盛り込んで、できるだけ価格を抑えたいですよね。

キッチンのリフォームは、高級グレードと呼ばれるものを格安にするのは厳しいものの、ちょっといいキッチンに格安でリフォームすることは可能な場合があります。

そこでこの記事では、「ちょっといいキッチン」に格安でリフォームするコツを伝授!

ワンランク上のキッチンを手に入れたい、しかも格安で、とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。


1.「ちょっといい」キッチンに格安でリフォームするコツ

格安でありながらも、ちょっといいキッチンにリフォームするために重要な鍵となるのは「業者選び」です。リフォーム費用はキッチンの種類やグレード、追加工事などにより異なりますが、安く抑えられるかどうかは、どの業者を選ぶかにかかっているといっても過言ではありません。

しかし、リフォーム会社は数多くあるため自力で探すのは大変です。そもそも何を基準に適した業者を選べばよいかわからない、という方は多いと思います。

ここでは適した業者の選び方、格安でリフォームするためのコツをご紹介します。

1-1.水回りに強いリフォーム会社、またはリフォームもしている工務店に依頼する

格安でキッチンをリフォームするには、商品の仕入れ値が安い業者を選ぶのがポイントです。

仕入れ値が安くなるのは、キッチンを数多く仕入れていることが一番の条件です。そのため、キッチンなどの水回り工事の実績が豊富な業者が一番リフォーム費用を抑えられることになります。

具体的には、

  • 水回りに強いリフォーム会社
  • リフォームもしている工務店

を探すことがおすすめです。

工務店は家を建てることが主業務ですが、リフォームも請け負っている会社もあります。

実績が多い工務店ほど、毎月コンスタントにキッチンなどの設備を仕入れている可能性が高く、1台あたりの単価が安くなる傾向があります。

水回りに特化したリフォーム会社も同じ理由で価格を抑えられる可能性が高くなります。施工する職人を自社で抱えている場合が多く、職人の手配が必要ないことも、コストを抑えられる理由の一つです。

リフォーム費用は単純に値引きできるものではなく、理由がなければ下がりません。適切な業者を選ぶことで、格安なキッチンリフォームが実現するのです。

格安にキッチンリフォームできる業者の探し方は「4.」で解説します。

1-2.メーカーにこだわらない

格安でリフォームするには、メーカー指定はしないようにしましょう。

業者によって取り引き先のメーカーは異なります。そのため、LIXILを普段から仕入れている業者にPanasonicのキッチンを指定すると、同じグレードにもかかわらず価格が上がってしまいます。

メーカーの選定は業者にお任せした上で、性能やデザイン、重視する点などの要望をきちんと伝えれば、キッチン選びはスムーズに進み、価格が極端に上がる心配もありません。

1-3.メーカーの新商品リリース時期を狙う

LIXILやクリナップなどの住宅設備メーカーが新商品を発表する毎年2月~4月頃は、セールを行う可能性が高いので狙い目です。リフォーム会社にとっては、旧型モデルの在庫を処分したい時期にあたります。

1-4.施工時期を業者の閑散期に合わせる

少しでも工事費を安く抑えたい場合は、施工時期を調整しましょう。融通が利きやすくなる業者の閑散期を狙い、「施工時期はいつでもいいので」と提案すると、会社によって値引きをしてもらえる場合があります。

リフォーム業界の閑散期は業者によって異なります。年末が近づく9月~12月は需要が高まる傾向にあるため、価格交渉は厳しくなるかもしれません。

格安でリフォームする方法をこちらの記事でまとめています。あわせてご覧ください。

格安でも納得の仕上がり!リフォーム費用を抑える方法とは?
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2.超高級グレードのキッチンは格安にならない!

どんな価格帯のキッチンでも格安になるわけではありません。200万~400万もするような高級グレードのキッチンを格安でリフォームすることは不可能です。

それはなぜでしょう?

高級グレードのキッチンはそうそう使われることがなく、注文数が限られています。そのため、工務店は普段から何台も仕入れません。当然メーカーは生産量を増やさないので、1台のみの注文に対して仕入れ値は安くならないのです。また、たとえ大量ロットで仕入れをしていても、メーカーによっては定価を下げない場合があります。

高級グレードをお求めの場合、価格を下げることは難しい、ということを頭に入れておきましょう。

(補足)キッチンのグレードによる違いについて

キッチンはサイズや機能性、使用されている素材や部材などによって価格が変わります。

グレードによってどのような違いがあるか、見ておきましょう。

高グレード:
ワークトップ、扉、水栓金具などに高級素材が使われ、ハイグレード機器を備えているキッチン。設計の自由度が高く、使い勝手に配慮され、収納量が多い。インテリア性の高い多彩なデザインが揃う。

引用:LIXILリシェル

中グレード:
ある程度自分好みにデザインやレイアウトのアレンジができ、機能面も充実。バランスのとれたスタンダードなキッチン。

引用:LIXILアレスタ

低グレード:
基本的な仕様を備え、余計な機能を省いたシンプルなキッチン。流し台・調理台・コンロが一列に配置されている壁付けのI型が多い。

引用:LIXILシエラ


3.キッチンのリフォーム費用に差が出るポイント

一口にキッチンのリフォームといっても、単に交換するだけでは済まないことがほとんどです。設置場所や付帯する工事によって、費用に差が出ます。

では、具体的にどのような価格差が生じるのでしょう。

リフォーム費用に差が出るポイントは3つあります。

  • キッチンを移動するかどうか
  • まわりの壁・床を張り替えるかどうか
  • オプションをつけるかどうか

一つずつ解説していきます。

3-1.キッチンを移動するかどうか

キッチンの位置を別の場所へ動かすと、リフォーム費用は高くなります。移動に伴い給排水管や電気などの別途工事が発生し、既存のキッチンで隠れていた壁や床の内装工事も必要になるからです。移動前・移動後のキッチンの種類によってもリフォーム価格は変わるので、注意が必要です。

移動する場合の費用については以下のページで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

キッチンを移動させてリフォームする際の費用と見積例
キッチンを移動させてリフォームする際の費用と見積例
キッチンを移動させてリフォームする際の費用と見積例