
ご自宅のトイレにひび割れたり黒ずんだりしているタイルはありませんか?
タイルを綺麗に変えて、快適で清潔感のあるトイレにしたいとお考えの方も多くいらっしゃると思います。毎日使うトイレが綺麗に生まれ変われば日々の暮らしはより豊かになりますね。
タイルのリフォームを考える際、「タイルだけだと、費用はどれぐらい?」「タイルって自分で変えられるの?」「どんな種類のタイルがいいのかよく分からない…」などたくさんのお悩みがあると思います。
今回はご自身の希望にに合ったトイレのタイルリフォームが出来るように分かりやすく解説させていただきます。
目次
1.トイレのタイルのリフォームにかかる費用「6~8.5万円」
リフォーム業者に依頼した場合、業者によって多少異なりますが費用は6~8.5万円ほどです。
費用が変わる条件として、
- 現在の床の状態
- 張替えるタイルの種類
があります。
条件に基づいて、費用が安くなる場合と高くなる場合に分けて表にしました。
まず、現在の床の状態についてですが、フローリングよりもフロアタイルやクッションフロアの場合の方が費用が安くなる傾向にあります。また築年数が長く床下に腐食がみられるなど、状態が悪いと費用が高くなります。
次に張替えるタイルの種類ですが、フロアタイルの方が磁器タイルや陶器タイルより安価です。
トイレの面積についてですが、実は狭いほど割高になってしまいます。人件費や交通費などが広い面積を張替えた時と同じく発生してしまうからです。分譲マンションであれば、トイレ面積は0.4坪(78cm×123.5cm)、戸建住宅なら0.5坪(78cm×169cm)が一般的です。
それでは、0.5坪のトイレの見積もりを考えてみましょう。
上記の費用を合計すると、現在の床材がクッションフロアの場合約6万、タイルの場合約8.5万円になります。各費用は施工業者によって多少のばらつきはありますが、合計で約6~約8.5万円ぐらいが相場です。
2.トイレタイルの種類
リフォームのおおよその費用を考えるためにも、次はタイルの種類を說明いたします。タイルは種類によって様々な特徴がありますのでご自身の用途に合ったタイルを選ぶようにしましょう。タイルの種類は大きく分けて以下の4つがあります。
- 陶器タイル
- せっ器タイル
- 磁器タイル
- フロアタイル(塩化ビニル製タイル)
2-1.タイルの特徴
フロアタイル以外の3つは、ガラス質になる釉薬(ゆうやく)という薬品をかけたタイプとそうでないタイプがあります。用途別のおすすめタイルをご紹介いたします。
2-2.トイレの壁におすすめのタイル
トイレの壁には陶器質で表面がガラス質となる釉(うわぐすり)が塗られたタイプの陶器タイルがおすすめです。
陶器タイルは、吸水性が高く臭いを吸収しやすいので、釉ありのタイルの方がトイレに適しています。表面がツルツルしているので、掃除がしやすい点もポイントです。
せっ器タイルや磁器タイルは寸法精度が低いので間近で見られる壁にはあまり適しません。
2-3.床におすすめのタイル
トイレの床には、せっ器タイル・磁器タイル・フロアタイルがお勧めです。磁器質やせっ器質のタイルはしっかりと焼き締められているため耐水性に優れ、衝撃に強いという特性もあります。
釉なしのタイルは、釉が塗ってあるタイルよりも滑りにくく、磨耗しても色の変化がありません。ゴシゴシ掃除が出来る丈夫さも魅力です。一方、釉ありのタイルは色数が多く表面が滑らかなので掃除がしやすいというメリットがあります。
フロアタイルは費用が安いので、施工費用を抑えたい方におすすめです。しかし、他の3つのタイルに比べ、耐久性が低く傷つきやすいという難点があります。
3.具体的な施工例
3-1.白いタイルに張り替えた事例(22万円)
壁と床もあわせてトイレを丸ごとリフォーム。青い壁紙に映える白のタイルを採用し、清潔感のあるオシャレな空間となっています。
出典:http://www.infield-gr.jp/case_toilet/detail0007.php
3-2.クッションフロアを採用した事例(40万円)
汚れなどを簡単にふき取ることが出来る、お手入れが簡単なクッションフロアを採用。あわせてタンクレストイレにリフォームしたので、掃除がしやすくいつでも綺麗なトイレに生まれ変わりました。
出典:http://www.infield-gr.jp/case_toilet/detail0006.php
3-3.壁と統一感のある床に張り替えた事例(21万円)
昔ながらのシンプルなトイレが白を基調としたモダンなトイレに生まれ変わりました。タイルは壁と色味を合わせることで、空間が広がって見えます。ウォシュレットなどを取り付け、さらに使いやすいトイレになっています。
出典:http://www.infield-gr.jp/case_toilet/detail0005.php
4.DIYしたいとお考えの方へ
ここまでリフォーム業者に依頼することを前提にお話ししてきましたが、予算の都合で自分でタイルリフォームをしたいとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。そこで、こDIYの費用と施工例について、業者に依頼した場合と比較して解説いたします。
4-1.DIYした場合の費用《1.5万~2万円》
まず、材料は以下のような値段がかかります。
次に道具も大体以下の値段がかかります。
上記のものを合計すると、約2~2.5万円になります。タイルの種類や使う材料の質にもよりますが、施工業者に頼んだ時と比較すると、半額以下におさえられました。
しかし、やはり自分で施工すると仕上がりが思ったようにならなかったり、意外と時間がかかってしまったりと満足できない結果に終わってしまうかもしれません。
4-2.DIYにはクッションフロアがおすすめ
クッションフロアは、剥がせばそのまま下地の上からタイルを接着できる場合が多いので、DIYが比較的容易です。しかし、築年数などの影響で下地が腐食していることもあるので、下地の状態をしっかりと確認してから行いましょう。
ご自身のトイレが今回のような状態であれば、日頃からDIYの経験の多い方なら取り組むことが可能ですが、未経験の方は施工業者に依頼することをお勧めします。ぜひ上記の条件を参考にしてご自宅のトイレに合ったリフォーム方法をお考え下さい。
5.まとめ
トイレは家の中で占める面積は小さいですが、毎日使うところなのでご自身の納得できる仕上がりにしたいですね。
タイルは施工時間も長く費用も他の素材に比べ高くなってしまいますが、タイルにしか出せない光沢感や重量感があります。こちらを参考にして、ぜひ素敵なタイルを使ったトイレへとリフォームしてください。
以下の記事にもトイレに関するリフォームをする上で役立つ情報が満載ですので、是非ともご参考ください。
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