
「掃除してもすぐに汚れる」「タイルや浴槽にひびが入っている」などでお風呂のリフォームを考えたとき、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
在来浴室のリフォームにはさまざまな方法があり、それぞれ費用も異なります。
そこで本記事では、
- リフォームの選択肢と費用
- リフォームの注意点
- 費用を抑える方法
など、在来浴室のリフォーム費用について説明します。
事例も紹介しますので、リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
1.5つの方法別|在来浴室のリフォーム費用と工期
在来浴室のリフォームには5つの方法があり、それぞれ費用と工期が異なります。
リフォーム方法 |
費用相場 |
工期 |
---|---|---|
85~200万円 |
6~10日 |
|
60~200万円 |
10日前後 |
|
70~200万円 |
1週間前後 |
|
6~30万円 |
1~3日 |
|
10~100万円 |
1~2日 |
①ユニットバスにリフォームする
在来浴室のリフォームで最も多いのが、ユニットバスへの交換です。
ユニットバスにリフォームする場合の費用相場
在来浴室をユニットバスへとリフォームするときの費用相場は、85〜200万円です。
費用は商品のグレードや浴室の広さ、オプションの有無によって左右するため、予算を考えながら仕様を選ぶ必要があります。
▼ユニットバスリフォームの費用を左右する要因については以下の記事でご覧ください。


ユニットバスにリフォームする場合の工事期間
ユニットバスへのリフォームにかかる工期は、6〜10日が目安です。
既存の浴室を撤去して新たにコンクリート基礎を作るため、他の方法と比べて工期がやや長くなっています。
交換だけではなく浴室の拡張や移動なども伴う場合は、2週間〜1か月と、工期はさらに長くなるでしょう。
ユニットバスのメリット
ユニットバスのメリットは、断熱性の高さと、手入れのしやすさです。
床と壁、天井というユニットの中に浴室を作るので、二重構造で気密性が高く、在来浴室よりも熱を逃しにくい構造になっています。
また防水性や防汚性に優れているため、在来浴室と比べて掃除の手間もがかかりません。
「暖かい浴室にしたい」「費用を抑えつつユニットバスに交換したい」など、自分の希望と予算に合わせた商品を選択できるバランスのよさが魅力です。
ユニットバスのデメリット
ユニットバスは壁や床のパネル、浴槽などのラインナップは豊富なものの、選択できるのはそのメーカーが扱う商品のみ。在来浴室と比べて自由度が低い点がデメリットです。
「バスタブを猫脚にしたい」「檜風呂にしたい」などデザインにこだわりがある方にとっては、少し物足りないかもしれません。
②在来浴室にリフォームする
浴室の大きさがユニットバスのサイズに対応していないときや、自分好みの浴室にしたいときには、再び在来浴室にリフォームする方法もあります。
在来浴室にリフォームする場合の費用相場
浴室全体をリフォームするときの費用相場は60〜200万円ですが、部分的な交換であれば30万円以内で抑えられる場合もあります。
内容 |
費用相場 |
---|---|
浴槽の交換 |
12~50万円 |
タイルの貼り替え |
12~25万円 |
床材の交換 |
3~15万円 |
浴室換気乾燥暖房機の設置 |
10~30万円 |
ただし、設置から20年以上経っていたりタイルや浴槽がひび割れたりしているときは、基礎部分の劣化や水漏れによる腐食が考えられるので、全体的なリフォームを検討したほうがよいでしょう。
在来浴室にリフォームする場合の工事期間
在来浴室全体のリフォームにかかる工期は、10日前後が目安です。
商品の仕入れや下地補修、防水加工などの追加工事が必要になると、さらに工期は長くなります。
在来浴室のメリット
在来浴室のメリットは、なんといっても自由度の高さです。
浴室の大きさはもちろん、壁や床材、水栓、浴槽などをメーカーにとらわれず、自分の好きなものを選べるのが魅力。オーダーメイドの浴室が実現できます。
在来浴室のデメリット
それぞれのパーツを組み合わせて作る在来浴室は、継ぎ目が多く、防水性や保温性はユニットバスに劣ります。
さらに施工には技術力も求められるため、知識と経験が豊富な職人が作業を行わなければ、施工後に水漏れすることも。
会社選びと定期的な点検、メンテナンスが重要です。
▼以下の記事では、お風呂のリフォームに関する会社選びについて詳しく解説しています。


③ハーフユニットバスにリフォームする
浴槽、床、壁の下半分のみがユニットバスで、壁から上半分は在来工法で仕上げる浴室を、ハーフユニットバスといいます。
ハーフユニットバスにリフォームする場合の費用相場
ハーフユニットバスへの交換費用の相場は、70〜200万円です。
壁の上半分の素材は自分で選ぶため、その部分にかける費用によって全体的な費用が変わります。
ハーフユニットバスにリフォームする場合の工事期間
ハーフユニットバスは壁の下半分は現地で組み立てるだけなので、工期は1週間前後と、在来浴室よりもやや短くなります。
ただし仕入れに時間がかかる素材を選ぶと、工期が延びてしまいます。
ハーフユニットバスのメリット
ハーフユニットバスのメリットは、デザインの自由度や防水性の高さ、費用のバランスなど、在来浴室とユニットバスの“いいとこどり”ができることです。
ユニットバスではサイズや高さが合わない浴室も、ハーフユニットバスでなら施工できるでしょう。
ハーフユニットバスのデメリット
ハーフユニットバスはユニットバスよりも費用が高くなることが多く、取り扱ってるメーカーも少ない点がデメリットです。
また、在来工法部分は自由に選べますが、ユニット部分の選択肢は限られます。
④エコバスリフォームする
エコバスリフォームは、傷んだ部分を補修してシートやパネルを貼ることで新品のように仕上げる、「バスシステムデザイン研究所」のオリジナル工法です。
エコバスリフォームの場合の費用相場
エコバスリフォームの費用相場は、6〜30万円です。
部分的なリフォームがほとんどなので、他のリフォーム方法よりも費用を抑えられます。
エコバスリフォームの場合の工事期間
エコバスリフォームの工期は、1〜3日程度です。
浴室を解体することなくそのまま活用するため、短期間で工事が終わります。
エコバスリフォームのメリット
劣化や破損している部分のみを補修または塗装し、化粧フィルムやシートを貼り付けるエコバスリフォームは、他の方法と比べて費用が安く、工期も短い点がメリットです。
フィルムやシートのデザインラインナップが豊富なので、自分好みの浴室に仕上げられます。
エコバスリフォームのデメリット
エコバスリフォームでできるのは、部分的な補修のみ。土台や下地部分の補修ができないので、浴室全体のリフォームには向いていません。
さらに対応できる業者も少なく、他の方法と比べて業者の選択肢の幅が狭まります。
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⑤ユニットバス風浴室にリフォームする
ユニットバス風浴室は、在来浴室の上にシートやパネルを貼り、ユニットバスのような見た目にリフォームする方法です。
ユニットバス風浴室にリフォームする場合の費用相場
ユニットバス風浴室の費用相場は、10〜100万円です。
在来浴室のままリフォームするため、ユニットバスのような仕上がりでも、ユニットバスにリフォームするよりも費用を抑えられます。
ユニットバス風浴室にリフォームする場合の工事期間
ユニットバス風浴室は、在来浴室の解体を伴わないため1〜2日ほどの工期で完成します。
ここまで紹介した方法の中で、最も短い工期でのリフォームが可能です。
ユニットバス風浴室のメリット
ユニットバス風浴室のメリットは、ユニットバスが入らないサイズや形状の浴室でも、ユニットバスのような見た目にリフォームできることです。
解体費用がかからないので費用を抑えられ、短い工期でリフォームが完了します。
ユニットバス風浴室のデメリット
ユニットバス風浴室では既存の浴室の上からシートやパネルを貼るため、下地や土台部分の補修ができない点がデメリットです。
築年数が経っていたり水漏れをしていたりして、基礎部分の補修が必要になるリフォームには向いていません。
2.在来浴室のリフォーム事例
前章で紹介したように、在来浴室のリフォームにはさまざまな方法があります。
実際に在来浴室をリフォームした方がどのような工事をしたのか、ここでは事例を4つほど紹介します。
断熱性の高いユニットバスにリフォーム
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出典:https://www.ishome.ltd/jirei/detail.php?pid=3636
タイルのひび割れや劣化、冬の寒さが気になっていた在来浴室を、断熱性の高いユニットバスにリフォームした事例です。
冬の寒さを解消するために床材は柔らかく暖かい素材を選び、浴室内での転倒を防ぐために、手すり兼用のシャワーバーと浴槽横の手すりを設置しています。
建物タイプ |
一戸建て |
---|---|
リフォーム内容 |
在来浴室→ユニットバス |
費用 |
96万円 |
工期 |
2日 |
ひんやり床から暖かいユニットバスへとリフォーム
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出典:https://www.daiken-rs.jp/case_reform/slug-38e93b3ce824fcf6fc5e282f622ab488
床とステンレス浴槽の冷たさが気になっていた在来浴室を、断熱性の高いユニットバスへとリフォームした事例です。
TOTOの「ほっカラリ床」や断熱構造の浴槽を選択し、冬でも快適に入浴できる浴室へと生まれ変わりました。
建物タイプ |
一戸建て |
---|---|
リフォーム内容 |
在来浴室→ユニットバス |
費用 |
77万円 |
工期 |
5日 |
在来浴室を新品のようにリフォーム
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出典:https://www.yonekurasyouten.com/works/works-11509/?ref_cat=bath
築年数が経ち水漏れしていた在来浴室を、リフォームした事例です。
腐食していた基礎部分からしっかりと補修して下地を交換し、壁はタイル、天井はパネル、床にはシートを貼って仕上げました。
建物タイプ |
一戸建て |
---|---|
リフォーム内容 |
在来浴室→在来浴室 |
在来浴室の床シートと壁パネルをリフォーム
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出典:https://www.yonekurasyouten.com/works/works-10902/?ref_cat=bath
在来浴室のまま、床シートと壁パネルを施工した事例です。
ひんやりと冷たい玉砂利仕上げの床にはシートを貼り、タイル仕上げだった壁にはパネルを貼って明るい浴室へとリフォームしています。
リフォーム内容 |
在来浴室→在来浴室 |
---|---|
リフォーム費用 |
16.5万円 |
工期 |
2日 |
3.在来浴室リフォームの見積もりの見方と確認ポイント
在来浴室リフォームの見積もりの見方と確認ポイントがわかると、失敗しないリフォーム会社選びができるようになります。
この章では、在来浴室からユニットバスにリフォームする際の見積もりを例に挙げ、見積もりの見方と確認ポイントをご説明します。
①ユニットバスへのリフォームの提案資料の構成を知ろう!
まず、ユニットバスへのリフォームの際にリフォーム会社が提出するべき資料の構成を確認しましょう。リフォーム会社からの提案資料は、以下の3つで構成されています。
- 見積もり書
- メーカー定価明細
- プランシート
各資料の記載内容は次の通りになります。
②見積もりの確認ポイント
相見積もりで複数のリフォーム会社の見積もりを比較するときは、以下の点を確認しましょう。
(1)メーカー定価詳細やプランシートが添付されているか
見積もり書以外に、メーカー定価詳細やプランシートが添付されているか確認しましょう。
見積もり書だけでは具体的にどのようなユニットバスが設置されるのかわかりません。メーカー定価詳細やプランシートを見て、要望した内容が全て盛り込まれているかを確認しましょう。
(2)相見積もりする他社と同じ見積もり前提か
見積もり書を比較するときは、見積もりの前提となる仕様・オプションが同じかどうかを確認しましょう。
お客様が詳細に指示を出さない限り、見積もりの前提となる仕様やオプションが異なっていることはよくあります。
発注してしまった後で「あのオプションがついていなかったから安かったのか」と気づいて悔やむことがないようにしましょう。
(3)割引率に騙されない
商品の割引率のみで各社の見積もりを評価せず、材料費・工事費の合計で評価しましょう。
割引率を大きくして商品代を安く見せ、割り引いた分を工事費に上乗せしているリフォーム会社もあります。見積もりの価格は、商品代と工事費を合わせた最終の合計金額で比較しましょう。
その他、お風呂のリフォームを格安で行う方法を以下の記事でまとめていますので参考にしてください。


4.在来浴室リフォームではユニットバスにするのがおすすめ
在来浴室には、ヒートショックや転倒の危険が潜んでおり、最近では安全面や将来のことを考慮して在来浴室に潜む危険を避けることができるユニットバスに入れ替える工事が主流です。
もちろん費用や構造的な理由から在来浴室のままリフォームを行う場合もありますが、リフォームガイドでもこのような観点からユニットバスへのリフォームをおすすめしていますので、この章では在来浴室に潜むリスクと合わせてユニットバスがおすすめの理由を解説します。
在来浴室に潜む2つのリスク
お風呂での死亡事故は年間約1万7,000人。交通事故の年間死亡者数3,904人(平成28年度)の5倍弱にもなります。(参考:全日本交通安全協会)しかもその多くは、60歳以上の高齢者です。
出典:http://www.jslm.jp/problem/yokusou.pdf
死亡事故の原因には、在来浴室特有の2つのリスクが大きく関係しています。
①ヒートショックを引き起こす恐れがある
リスクの一つ目は、在来浴室は冷えやすいためにリビングなどとの温度差が激しく、心臓への負担が大きい点です。
暖かい部屋から寒い浴室に移動し、さらに熱いお湯に浸かるといった急激な温度変化は、心臓や血管などに負担がかかり、心疾患や脳梗塞などの発生リスクが高まることになります。
これは「ヒートショック」と呼ばれるもので、溺死や転倒による外傷死につながるリスクがあります。
②滑りやすいため転倒の危険がある
もう一つのリスクは、タイル張りのお風呂は滑りやすく、転倒の危険性が高い点です。
古い在来浴室はお風呂の入り口に段差がある場合が多く、つまずきやすくなります。さらに、深い浴槽が多く大きくまたいで入らなければならない点でも、体が不自由な方や高齢の方には負担が大きいといえるでしょう。
このようなリスクを防ぐためには、ヒートショック症候群対策やバリアフリー対策が施されたユニットバスに入れ替える方ことが望ましいです。
ユニットバスで出来る対策
上記で解説した在来浴室特有のリスクはユニットバスに変更することで解消できます。
どのような対策なのか確認してみましょう。
①ユニットバスのヒートショック症候群対策
グレードによって断熱される範囲は異なりますが、多くのユニットバスでは床や壁、浴槽などに断熱材が入っており、部屋との温度差を軽減することができます。
冬の浴室で感じるひんやりとした不快感が軽減されるだけでなく、ヒートショックが起こる危険も低くなります。
TOTOでは、以下のような断熱材で包まれた浴室を販売しています。

また、断熱材パックの有無で浴室の冷える速度にも以下のような違いがあります。

壁・天井・床の前面に断熱材を入れるとシャワーを止めてから30分がたっても、約25度の室温を維持していることから、ヒートショック対策として効果的であることがわかるでしょう。
②ユニットバスのバリアフリー対策
一昔前のお風呂では、浴室入口の段差が10㎝以上あることも珍しくありません。浴槽も深く、またいで入るのに苦労するお年寄りも多いのです。
一方、現在のユニットバスは、入口の段差はほぼゼロです。さらに床には滑りにくい部材が使用され、浴槽の高さも40~45㎝とまたぎやすいよう設計されています。
また、床も従来は滑りやすく硬い床が多かったですが、最新のユニットバスでは転倒防止で滑りにくい床が用意されていたり、内側に柔らかいクッションが入っており転倒したときでもけがをしにくいような床もあります。
このように最新のユニットバスは機能が充実しているため、ユニットバスにするだけでもバリアフリー対策ができます。
今のお風呂を5年後、10年後と長く使うことを考えて、バリアフリーの必要性もあわせて検討してみましょう。
以下の記事では、浴室リフォームのプロが最新のユニットバスについて紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。


5.在来浴室のリフォームで注意するポイント
在来浴室をリフォームするときには、いくつか知っておきたい注意点があります。
①追加工事が発生しやすい
タイル仕上げで継ぎ目が多い在来浴室は、劣化によるひび割れで水漏れを起こしていることも少なくありません。
ユニットバスのリフォームよりも現場でイレギュラーが起こりやすく、追加工事が発生しやすい点に注意が必要です。
水漏れが起こっていると基礎が腐食するだけではなく、シロアリが発生していることも。その場合はシロアリの駆除にも費用がかかるため、さらに補修費用が高くなります。
内容 |
費用相場 |
---|---|
腐食した浴室下の土台の交換 |
各5万円前後 |
腐食した洗面所床板の張り替え |
|
床下のガス管の移動 |
また追加工事が必要になると、補修範囲によっては工期が延びることも。
在来浴室のリフォームをする際は、事前に追加工事が出てきた場合に費用と工期がどのくらい変わるのか必ずリフォーム会社に確認しましょう。
②浴室の窓の位置や大きさの変更が必要になる場合がある
在来浴室からユニットバスへとリフォームするときには、柱を立てるためのスペースが必要になるため、既存窓の位置やサイズ変更が必要になるケースもあります。
窓に触れるリフォームになると、費用が一気に跳ね上がってしまう点に注意が必要です。
既存の窓を活かせるのか、位置やサイズ変更が必要な場合はどのくらいの追加費用がかかるのかなどを、必ずリフォーム会社に確認しておきましょう。
③ユニットバスにしたい場合は設置できないこともある
ユニットバスには規格サイズがあるため、サイズや形状が合わなかったり柱や梁などがあったりすると、設置できないこともあります。
数センチ刻みでサイズ変更ができるユニットバスもありますが、規格品と比べて費用が高額になりがちです。
浴室の状態によっては、他の方法を選択したほうがよいでしょう。
④リフォームの間はお風呂が使えない
浴室をリフォームしている間は、お風呂が使えません。
銭湯や温泉施設、スポーツ施設、漫画喫茶を利用したり、親族や友人に借りたりするなど、工期に合わせた対策を考えておきましょう。
6.在来浴室リフォームの費用を抑えるポイント
在来浴室のリフォームは、方法によって費用が大きく異なります。
最後に、費用負担を抑えるためにできるポイントを、3つお伝えします。
①補助金を活用できないか検討する
浴室をリフォームすると、以下の補助金や助成金が支給される可能性があります。
- 介護保険
- 自治体の補助金、助成金
- 国の補助金事業(子育てエコホーム支援事業、長期優良住宅化リフォーム推進事業など)
たとえば高齢者や介護が必要な方は、在来浴室の段差をなくすためにバリアフリーリフォームをすれば、介護保険から補助金が支給される可能性があります。
また、省エネ性を高めるリフォームをすれば、国の補助金事業を利用できることも。
ただし、制度を利用するためには工事内容や費用面での要件を満たす必要があるため、制度の利用可否も含めてリフォーム会社に相談しましょう。


②施工実績が豊富な会社にお願いする
既存浴室の解体や基礎部分の補修など、大がかりな工事になることが多い在来浴室のリフォームは、施工実績が豊富なリフォーム会社に相談しましょう。
知識と経験があれば、現場でのイレギュラーにすぐ対応でき、スムーズに工事が終わるからです。
さらに解体で騒音が出る旨を近隣住民に説明するなど、トラブルが起こらないよう配慮もしてもらえます。浴室リフォームの中でも、とくに在来浴室の施工実績が豊富なリフォーム会社を探すのがポイントです。
③2~3社から相見積もりを取って比較する
全く同じ工事を依頼しても、商品の割引率や工事費用などの違いで見積もりに差が出ることは珍しくありません。
とくに在来浴室は“どの浴室に”、“どこまで補修するのか”という部分が費用を大きく左右するため、いろいろな提案を受けたほうが工事と予算の選択肢が広がります。
少し手間はかかりますが、費用を抑えるためには、2~3社で相見積もりを取りましょう。
リフォームガイドにご相談いただければ、お客さまが希望するリフォーム内容にあわせた会社の選定から現地調査の日程調整、見積もりの取得まで、手間のかかる作業をサポートすることができます。
手間や時間の短縮はもちろんですが、優良企業の中から正式な依頼先を選ぶことができますので、手間なく信頼できるリフォーム会社を見つけたいとお考えの方はぜひ一度ご相談ください。
7.まとめ
在来浴室のリフォームで最も人気な方法はユニットバスへのリフォームですが、浴室のサイズや形状、窓の位置によってはユニットバスが入らないことも珍しくありません。
そんなイレギュラーが起こりやすい在来浴室のリフォームだからこそ、リフォームをする際は在来浴室の施工実績が豊富なリフォーム会社に相談したほうがよいでしょう。
「費用を抑えたい」「どのリフォーム方法がいいのかわからない」など、在来浴室のリフォームでお悩みの方は、ぜひリフォームガイドにご相談ください。