「ユニットバスの交換費用はどれくらい?」
「いろいろな記事を読んだけど、よくわからない!」
このような悩みを抱えてこの記事にたどり着いた方もいるのではないでしょうか。
ユニットバスは、一度交換すると20年は使い続けるものです。どの程度の費用をかけるか、慎重に考えるべきでしょう。
ユニットバスの交換費用は、グレードやサイズ、メーカーなど様々な要素によって変わります。
そこで、この記事では、ユニットバス交換のパターン別に費用を解説します。あなたがやりたいユニットバス交換の費用が必ずわかります。
また、リフォームガイドが実際の見積もりを集計して算出した、お風呂リフォームの費用相場はこちらからご覧いただけます。
目次
1.ユニットバスの交換費用相場
ユニットバスの交換にかかる費用は、大きくわけて以下の2つの費用で構成されます。
- 基本費用(ユニットバス本体の商品代+工事費)
- オプション費用
ユニットバスの交換では、基本費用は最低限必ずかかる費用です。また、基本費用には浴室乾燥機などのオプションは含まれていません。オプションをつける場合は、その費用も考慮する必要があります。
ここでは、基本費用とオプション費用、それぞれについてご説明します。
1-1.ユニットバス交換の基本費用
ユニットバス交換の基本費用は、次の2つの要素によって変わります。
- ユニットバスのグレード
- ユニットバスの大きさ
ユニットバスのグレードや大きさで費用がどのように変わるかをまとめたのが以下の表です。
※TOTO、リクシル製の売れ筋ユニットバスに交換した場合
※マンションは0.75坪が大半、戸建ては0.75坪と1.0坪とで半々
ローグレードのユニットバスであれば、60~70万円でユニットバス交換が可能です。一方、ミドルグレードであれば70~80万円前後、ハイグレードであれば100万円前後はかかると見込んでおきましょう。
ユニットバスのグレードによる違いは?
ユニットバスbのグレードによる違いは、簡単にまとめると以下の通りです。
- ロー:シャワー・水栓は簡易的なもの。浴槽・床の断熱材はなし
- ミドル:断熱材入りの浴槽・床で冬でもあたたか
- ハイ:高級感のあるデザインで、使い勝手の良い水栓・シャワー
戸建てとマンションでユニットバス交換の費用の違いは?
多くのユニットバスメーカーでは、戸建て用とマンション用で別シリーズのユニットバスを販売しています。マンション用は戸建て用に比べ、数万円ほど高い傾向にあります。
マンション用のユニットバス交換の費用の詳細については以下の記事でも取り上げています。是非ご一読ください。
1-2.オプション費用(浴室暖房乾燥機など)
浴室乾燥機などのオプションにかかる費用は、ユニットバス交換の基本費用に含まれていません。そのため、オプションをつける場合は、予算上問題がないか検討する必要があります。概算のオプション費用相場を以下の表にまとめています。
追炊き機能や浴室換気暖房乾燥機は便利な機能なので、選択する方が多いオプションです。この2つのオプションをつけるなら、10~13万円程度は余分に見込んでおくとよいでしょう。
上記のオプション費用は、ユニットバス本体の入れ替えと同時に施工した場合の金額です。ユニットバスリフォームとは別にオプションだけの工事を行うと、部品扱いとなるので商品代が高くなり、さらに工事費も別にかかるのでかなり高額な工事になってしまうことに注意しましょう。
上記のオプション以外に、浴槽や壁、床、カウンター、水栓、シャワーの材質、カラーの変更など、標準仕様のユニットバスからカスタマイズすることもできます。変更内容によっては追加費用がかかる場合もあります。
2.ユニットバス交換の見積りを通じて内訳を確認しよう!
この章では、リフォームガイドでユニットバス交換をした方の事例を通じて、どれくらいの費用でユニットバス交換ができるのかをご紹介します。
■商品代
TOTOやリクシルの場合、ユニットバスの本体価格は定価の40~60%引きほどの価格でお客様に提示されることが多いです。
ミドルグレードのユニットバスは定価で100万円前後なので、お客様に提示される商品代は40~60万円前後になります。
■工事費
ユニットバス交換で行う主な工事は、以下の通りです。
- 古いユニットバスの解体
- 新しいユニットバスの組み立て
- 電気・給排水工事
- 脱衣所側の壁やドア枠を作り直す工事
これらの工事を合計すると、25~35万円前後が相場になります。
なお、新しいユニットバスの組み立ては、原則としてユニットバスメーカーの指定業者が行うルールとなっています。そのため、リフォーム会社によって品質に差が出ることはほとんどありません。
費用を抑えたいのでDIYでユニットバス交換をしたい、と考える方もいらっしゃいますが、DIYでのユニットバス交換はおすすめできません。ユニットバス交換を素人が行うと、水漏れの危険性が高くなります。さらにメーカー保証も受けられなくなってしまうので、施工は必ずプロに依頼しましょう。
3.ユニットバス・お風呂交換の施工事例と実際にかかった費用
この章では、ユニットバス交換の施工事例をいくつかご紹介します。実際にかかった費用も合わせて公開するので、あなたがやりたいユニットバス交換の費用感がつかめます。
3-1.ローグレードのユニットバス交換(税込570,000円)
TOTOのマンションリモデル用ローグレードユニットバスに交換した事例です。ローグレードで費用を抑えたにもかかわらず、こんなにきれいな浴室が実現しました。
ただし、ローグレードのユニットバスでは、浴槽や床に断熱材は入っていません。そのため、浴槽によく浸かる方や、冬に浴室が冷えるのが嫌な方は、ミドルグレード以上のユニットバスをおすすめします。
出典:http://tokorozawa-nikka.com/works/bathroom/20170430062532.html
3-2.ミドルグレードのユニットバス交換(税込750,000円)
TOTOサザナのミドルグレードユニットバスに交換した事例です。床や浴槽に断熱材が入っているので、真冬でも浴室がひんやりしません。さらに、ローグレードのユニットバスよりも高級感のあるデザインで、快適なお風呂ライフを楽しめます。
出典:http://asaminami-nikka.com/works/bathroom/20180308164742.html
3-3.ハイグレードのユニットバス交換(税込1,363,989円)
TOTOサザナのハイグレードユニットバスを導入した事例です。ダウンライトで寛げる空間を演出しています。
この事例では、浴室用のテレビを設置したほか、ヒートショック対策に暖房付き換気扇の設置も行いました。
出典:http://shizuoka-nikka.com/works/bathroom/20160125153143.html
4.ユニットバス交換費用を最大20%抑えるコツ
「ユニットバス交換の費用はだいたいわかった。でも、予算は限られているので費用を抑えるコツを教えてほしい」
このようなご要望にお応えして、ユニットバスの交換費用を最大20%抑える3つの秘訣をご紹介します。
- 価格で勝負できる、地元の小さなリフォーム会社に依頼しよう!
- 断熱材入り浴槽では思い切って追炊き機能は外そう!
- 洗面所のリフォームも一緒に行おう!
4-1.価格で勝負できる地元の小さなリフォーム会社に依頼しよう!
リフォーム費用を安く抑えるためには、地元の工務店に依頼することをおすすめします。
地元の工務店は専任の営業マンやデザイナーを置かず、広告宣伝費もあまりかけません。コストが少ないので費用を安く抑えることができるのです。
一方で、大規模・中規模のリフォーム会社は、下請けを使うことも珍しくありません。下請けを使うと、マージンが上乗せされるためにリフォーム費用が高くなる傾向にあります。
ただし、「価格で勝負する地元のリフォーム会社」は、会社によって施工品質がまったく異なります。そのため、リフォーム会社の実力や担当者の人柄を見極めることが重要となります。リフォーム会社のホームページだけでなく紹介サイトなども活用して、リフォーム会社を選びましょう。
(ご参考)リフォームガイドのご紹介
リーズナブルで高品質な工事をしてくれるリフォーム会社をお探しなら、ぜひ弊社リフォームガイドをご活用ください。
リフォームガイドでは、専任のコンシェルジュがリフォームのご相談をお伺いします。各加盟店の価格情報やお客様の口コミ情報も把握しているため、低価格で高品質のリフォーム会社をご紹介できます。
リフォームガイド:無料見積の申込はこちらから(登録はたったの2分)
電話番号:0120-395-120
営業時間:10:00~19:00(全日)
4-2.ユニットバスのメーカーは施工会社に委ねよう!
ユニットバスリフォームをする際、なるべく安く抑えるためには「メーカーにこだわらないこと」も重要です。
リフォーム会社は、ユニットバスをTOTO、LIXIL、クリナップ、タカラスタンダードなど住宅設備メーカーから仕入れますが、仕入れの割引率はリフォーム会社によって違います。
リフォーム会社によって取り扱うメーカーが決まっていたり、複数のメーカーを取り扱っていても、施工実績に応じてその仕入れ割引率は異なるためです。
例えばLIXILを主に取り扱うリフォーム会社にTOTOの商品を入れてもらうように依頼すると、費用が割高になってしまいます。メーカーにこだわらなければ、そのリフォーム会社が得意とするメーカーの中で希望に沿う商品を提案してくれるため最安値でリフォームができるはずです。
以下は、あるリフォーム会社にLIXILとTOTOの両方で見積もりを出してもらった一例です。
4-3.断熱材入り浴槽では思い切って追炊き機能を外すという手も
リフォーム費用をできるだけ安く抑えたい場合は、追炊き機能を外してしまうのもひとつの方法です。
断熱材入りの浴槽は保温性が高く、お湯が冷めにくくなっています。筆者の家でも断熱材入りの浴槽を使っています。フタさえ閉めておけば真冬でも前日のお湯が比較的温かいまま残っているので、少し熱めのお湯を足すだけで適温のに湯船に浸かれます。
追い炊き機能を外すメリットは、3~4万円のオプション費用が節約できることだけではありません。給湯器も追い炊き機能が不要になり、その分も費用を抑えることができます。
とはいっても、お風呂に入る時間帯が家族で全く違い、次の人が入る時には完全に冷めてしまっているという場合であれば追炊き機能があると便利です。ご家庭のお風呂事情に合わせて検討してみてください。
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5.まとめ
いかがだったでしょうか。ユニットバス交換の費用相場をユニットバスのグレードやオプションごとに詳しくご紹介しました。実際の施工事例とそのリフォーム費用も見ることで、ユニットバス交換のリフォームについての理解がさらに深まったのではないでしょうか。
費用を抑えて満足度の高いリフォームを行うためには、地元の優良工務店を見つけることが重要である理由もお伝えしました。しかし、一般の方にとっては、リフォーム会社の実力の見極めは難しいものです。
リフォーム会社選びに迷った際には、リフォームガイドをぜひご活用ください。リフォーム会社紹介のプロプロフェッショナルとして、皆さまのユニットバスリフォームをお手伝い致します。
また、ユニットバスの交換では、水回りのリフォームに得意な会社を探すことが大前提となります。その中でもどんな会社を選べばいいのか、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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