
これからマンションに住む方、もしくは今住んでいる方で「キッチンをリフォームしたい」というお悩みはありませんか?
毎日使うキッチンを自分好みの居心地良いキッチンへリフォームしたいと思う方も多いでしょう。
しかしマンションでのリフォームは希望通りにいかない場合があります。戸建ての場合と異なり、構造上や管理規約上の制約があるからです。
そこでこの記事では実際のリフォーム事例を中心に、リフォームの際は何に注意すればよいのか、また価格や費用はどの程度かかるのか、最低限知っておくべきポイントについてご説明していきます。
この記事を読めば、制約が多いマンションであっても自分の理想に近いキッチンのリフォームを行う手順やポイントがわかります。
マンションでキッチンのリフォームを考えている方は必見です。
目次
1.マンションのキッチンリフォーム事例7選
この章では、価格やデザインなど施主様によって重視する場所がそれぞれ違ったキッチンリフォーム事例7つを紹介します。
マンションのキッチンリフォームの相場はおよそ80万~120万円です。
これから紹介する事例は60万円台からデザイン性を追求した300万円近い事例まで、安い順に紹介しています。
価格やデザインだけでなくキッチンタイプも複数の事例を選定していますので、自分の希望にぴったりの事例が見つかるはずです。
1-1.価格重視でも満足なクオリティのリフォーム
価格 | 61万円 |
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築年数 | 28年 |
工期 | 2日 |
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/360
1-2.収納力を大幅にアップさせたリフォーム
価格 | 71万円 |
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築年数 | 16年 |
工期 | 4日 |
開き戸タイプでデッドスペースの多かった以前のキッチンから、収納スペースが多く取れる引き出しタイプへ変更しました。ごちゃごちゃしがちな水回りも、大きい収納によってスッキリと作業することが出来ます。
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/115
1-3.将来のためにバリアフリーを兼ね備えたリフォーム
価格 | 119万円 |
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築年数 | 25年 |
工期 | 3ヶ月(キッチン以外も含むフルリフォームのため) |
キッチンの入り口に潜む段差を解消し、バリアフリーなキッチンになっています。娘様二人が巣立ってご夫婦二人の生活になった施主様は、動線を意識したリフォームをご希望でした。将来のためのリフォームを行う方も多くいらっしゃいますので、とても参考になる事例です。
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/1273
1-4.オープンスタイルキッチンでもお手頃価格のリフォーム
価格 | 143万円 |
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築年数 | 15年 |
工期 | 20日(LDKまとめてのリフォームのため) |
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/195
1-5.周囲と調和したモダンな雰囲気のリフォーム
価格 | 202万円 |
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築年数 | 20年 |
工期 | 2ヶ月(キッチン以外も含むフルリフォームのため) |
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/396
1-6.閉鎖的なキッチンから開放的な対面式へリフォーム
価格 | 249万円 |
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築年数 | 15年 |
工期 | 21日 |
閉鎖的なキッチンから家族の顔が見える対面キッチンをご希望でした。前面の壁を撤去して、明るいキッチンを実現。設備機器のグレードにこだわりながらも大幅に移動はさせないことで価格を抑えています。
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/899
1-7.こだわりのつまったラグジュアリーなリフォーム
価格 | 289万円 |
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築年数 | 30年 |
工期 | 10日 |
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/506
2.マンションのキッチンリフォームの具体的な費用
2章ではマンションのキッチンリフォームの具体的な費用について解説します。
リフォームにかかる実際の費用は、キッチンの種類とグレード(材質や機能の違い)、そしてキッチン移動の有無によって異なってきます。
キッチンの種類は大きく分けるとI型、L型、対面型の3種類になります。キッチン自体のグレードも大まかに3段階くらいに分かれていて、キッチンの種類とグレードのよって金額の目安は以下の表のような価格となります。
表・キッチンの種類・グレード別、大まかなリフォーム費用
図・主なキッチンの種類3つ
>>データで見るマンションのキッチンリフォームの費用と相場
3.マンションでキッチンをリフォームする際の注意点
マンションのリフォームは戸建てのリフォームと異なり、管理規約上やマンションの構造上、希望通りのリフォームにならない場合があります。
キッチンリフォームで制約を受ける可能性があるものは事前に確認しなければいけません。そういった可能性があるのは、主に以下の3つの工事です。
- ガスや電気周りの工事
- 「IHヒーターへの変更」
- 「レンジフードの追加」
- キッチン全体やシンクの移動
- 床材の変更
また規約上の問題以外にも見落としがちなキッチンリフォームの注意点もあります。それは、リフォームをするときは、キッチンやその周辺の空間のレイアウトを考慮することです。見た目ばかりを気にしてしまうと、使い勝手が悪いキッチンになってしまうからです。
この章を読んで頭に入れておくと、管理規約やレイアウトに関するありがちな失敗を防ぐことが出来ます。
3-1.ガスや電気周りの工事が出来るか確認する
マンションの場合、IHヒーターへの変更やレンジフードの移動などガスや電気周りの工事が難しい場合があります。なぜなら、マンションだと1つの家庭における電力供給量が限られているからです。
ガスコンロからIHヒーターへの変更は希望する方も多いのではないでしょうか?IHヒーターは200Vの電圧が必要なものも多く、電気容量を上げる必要が出てきます。IHヒーター以外の調理器具も利用する場合には50アンペア程度は欲しいところですが、マンションによっては管理組合への確認が必要になります。特に古いマンションの場合は建物全体への電気供給量に制限があり、難しい場合もあります。
またレンジフードを移動させるには排気ダクトを繋ぎなおす必要があります。マンションによってはもともとの構造上、希望の位置までダクトを繋げられないことがあるので、レンジフードの移動が自由にできない場合があります。
移動できる前提で間取りを考えていたけど排気ダクトの構造によって実はできなかっ