
タイトル画像出典元:https://saitama-paint.com/case/20360/
外壁をツートンカラーにすると、個性が出せたりオシャレに見せることができます。しかしツートンでオシャレに仕上げるのは難易度が高いので、色選びや塗り分け方などをよく考えてシミュレーションしておくことが大切です。
この記事では、外壁塗装をツートンでオシャレに仕上げた事例を紹介し、さらにツートンに塗り替えるときに押さえておきたい塗り方の種類や注意点などを解説します。ツートンでの塗り替えをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!


1.外壁塗装のツートン人気な組み合わせ例
まずは、外壁塗装で人気のツートンの組み合わせ例を見てみましょう。
1-1.アイボリー×ブラウン
やさしいアイボリーとブラウンは、景観になじみやすいことから人気が高い組み合わせです。ブラウンの濃淡によって、異なる印象を与えられます。
出典:https://saitama-paint.com/case/16632/
アイボリーと薄いブラウンの組み合わせは、全体的に優しい雰囲気を演出できます。
ブラウンの色が濃くなりコントラストが高くなると、スタイリッシュな印象になります。
1-2.ネイビー×ホワイト
深い海と白い砂浜を連想させるネイビーとホワイトも、ツートンでは定番の組み合わせです。ネイビーとホワイトのバランスによっても受ける印象が違います。
ネイビーの外壁の一部にホワイトを取り入れると、重々しくなりすぎません。
ネイビーよりもホワイトの分量が多いと、爽やかな印象になります。
1-3.ホワイト×ブラウン
清潔感のあるホワイトと、アースカラーのブラウンも相性がいい組み合わせです。ブラウンにレンガやタイル、木目などを使うと、ナチュラルテイストの外観になります。
出典:https://home-life.co/2018/06/21/%ef%bd%86%e6%a7%98/
重々しくなりがちなブラウンのレンガやタイルは、白の外壁と組み合わせるとオシャレです。
出典:https://saitama-paint.com/case/20830/
淡いブラウンと白の組み合わせは柔らかい仕上がりになります。外構の植栽ともマッチします。
1-4.ブラック×ホワイト
ブラックとホワイトのモノトーンの組み合わせは、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。
単色だと重くなりすぎるブラックの外壁も、白とのツートンにすることで景観になじみやすくなります。
1-5.その他の組み合わせ
ツートンは、組み合わせ次第でいろいろな表情を見せ、個性を演出できるのも特徴です。
ベビーピンクとフレンチグリーンとの組み合わせです。間に黒のラインを入れることで、淡色にメリハリをつけています。
出典:https://www.ishome.ltd/jirei/detail.php?pid=2239
ピンクとネイビーのを組み合わせた、とても個性的なツートンの外壁です。ドラえもんをイメージし、青色をベースにどこでもドアの色をアクセントにしました。
外壁塗装の色が与える印象や色選びで失敗しないポイントについては、こちらの記事をご覧ください。


2.ツートンをオシャレにするコツ
ここからは、外壁をツートンに塗装する際に、よりオシャレに見せるコツをご紹介します。
2-1.濃淡にメリハリのある2色を選ぶ
濃淡にメリハリのある2色を選ぶと、スタイリッシュでオシャレな印象の外観になります。とくにホワイトや白に近いアイボリー、クリームは、どんな濃色ともあわせやすく、無難にまとまるのでおすすめです。
出典:https://home-life.co/2020/10/22/i%e6%a7%98-%e6%96%bd%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e4%be%8b/
アイボリーとブラウンのコントラストがはっきりしており、パキッとした見た目が印象的です。
出典:https://home-life.co/2016/09/06/s%e6%a7%98/
濃淡のある2色のピンクで塗り分けた個性的な事例です。周りの家とも差が付き、目を引く仕上がりになっています。
2-2.同じ系統の2色を選ぶ
同系色の2色を選ぶとまとまりやすく、ツートンで失敗しにくくなります。
出典:https://www.manaka-reform-chiba.com/works/paint/works-10/
ライトグリーンとグリーンの淡く優しい色のツートンです。統一感があるほかヘルシーな印象の仕上がりになりました。
出典:https://tosou-kageura.com/works/31412/
ブルー系の2色で塗分けた事例です。青空と相性の良い爽やかなイメージに仕上がっています。
2-3.2色の境目にセパレーションカラーを入れる
外壁をツートンで仕上げるときに、色の境目にセパレーションカラーを入れると、コントラストを強めたり弱めたりする効果を得られます。セパレーションカラーには、白や黒、グレーなどの無彩色を選びましょう。
出典:https://www.manaka-reform-chiba.com/works/paint/works-4/
ガルグレーとマウンテンブルーのコントラストに黒いラインを入れています。屋根とも色をそろえて統一感のある仕上がりになっています。
出典:https://www.zenreform.com/610.html
こちらはセパレーションカラーに白を選んだことでコントラストを和らげ、落ち着きのある仕上がりとなっています。
2-4.タイル調やレンガ調はクリア塗装を検討する
ツートンのどちらかがタイル調やレンガ調だと、高級感がある外観になります。しかし通常の塗料の単色でベタ塗りすると、せっかくの模様が塗りつぶされてのっぺりとした印象になってしまいます。
そのような場合は、色が着かないクリア塗装を検討するのもおすすめです。
出典:https://www.zenreform.com/106.html
ただしクリア塗装は色が着かないため、表面の保護はできても傷や汚れは隠せません。また劣化してチョーキング現象が発生しているような外壁だと、塗料に白い粉が混じって白い膜がはったように見えることも。クリア塗装が可能かどうかは、塗装会社に確認しましょう。
3.ツートンの塗分け方の種類
ツートンと一口に言っても、さまざまな塗り分け方法があります。それぞれどのような印象を与えるのか見てみましょう。
3-1.1階と2階で塗り分け
外壁塗装のツートンでもっとも多いのは、1階と2階で塗り分けるパターンです。このパターンでは、1階に濃い色、2階に淡い色を使うと安定感が出てバランスが良くなります。
出典:https://tosou-kageura.com/works/32438/
1階をブラウン・2階をベージュで塗り分けたツートンです。1階をブラウンにすることで、どっしりと落ち着いた印象になりました。
3-2.縦に塗り分け
ツートンを縦に塗り分けると、スタイリッシュな印象に仕上がります。
モノトーンで縦に塗り分けた事例です。シンプルでありながらもスタイリッシュな見た目が印象的です。
出典:https://home-life.co/2017/06/26/%ef%bd%99%e6%a7%98-4/
アイボリーとブラウンを縦に塗分けた事例です。レンガの模様がアクセントとなり、あたたかい印象に仕上がっています。
3-3.凹凸で塗り分け
ベランダなど建物から出っ張った部分がある場合、凹凸によって塗り分ける方法もあります。パーツがハッキリしているので塗り分けやすく、面積的にもほどよいアクセントカラーとなり、失敗しにくい塗り方です。
出典:https://www.manaka-reform-chiba.com/works/paint/works-7/
ホワイトとブルーの組み合わせです。四角く突き出た部分にあえて濃い色を塗装し、アクセントにしています。
出典:https://www.zenreform.com/580.html
アイボリーをベースカラーに、柱やベランダなど出っ張りのある部分をライトブラウンで塗装しました。
3-4.ワンポイントと全体で塗分け
ツートンには、建物の一部だけ色を分けアクセントとする方法もあります。ワンポイントで別の色が加わることで、ベースカラーがより引き立ちます。
出典:https://tosou-kageura.com/works/31455/
外壁全体は白で仕上げ、窓の部分だけ濃い色で仕上げています。ベースカラーが強調され、やさしい雰囲気に仕上がっています。
外壁塗装の色の組み合わせで失敗しないための方法は、こちらの記事をご覧ください。


4.外壁をツートンに塗装する場合の注意点
外壁をツートンにするときの注意点も押さえておきましょう。
4-1.玄関ドア・アプローチ・車などの色との相性も考える
玄関ドアや窓枠などもともと家に備わっているものは、外壁塗装をするからといって交換することはほぼありません。そのためそれらの色との相性も考える必要があります。
一般的に外観の色は3色に抑えるとまとまって見えるので、玄関ドアと窓枠の色が異なりすでに2色が使われている場合には、外壁を塗装するツートンのうち1色をどちらかの色に合わせると収まりがよくなります。
またアプローチや車など、家の周りに配置されるものとの色バランスまで考えると、外壁をツートンにしても家全体としてバラバラした印象にならずにすむでしょう。
4-2.家の形によってはツートンが似合わない場合も
家の形によっては、ツートンが似合わない場合もあります。例えばシンプルなスクエア型で、外壁面に凹凸や境目がないような家は、単色で仕上げたほうがシンプルモダンでオシャレな外観になります。今の外観デザインがツートンにマッチするかどうかは、よく検討しましょう。
4-3.ツートンに塗装する前に必ずシミュレーションする
外壁をツートンで仕上げるのは、塗り分けの方法やコントラスト、配色バランスなどを考える必要があるため、難易度は比較的高めです。そのため塗装する前に、必ずカラーシミュレーションすることをおすすめします。
近年はパソコンに外観写真を取り込んでシミュレーションし、塗装後のイメージを見せてくれる塗装業者も多いので、相談してみるとよいでしょう。モニター上やプリントアウトした写真で見る色は、実際とはやや異なることが多いものの、ツートンの組み合わせや配色バランスを考えるのには役立ちます。
デザインが得意な塗装業者に相談するのが間違いなし!
色選びや配色バランス、塗り分け方など、考えることが多く難易度が高いツートンでの外壁塗装は、実績が豊富な塗装会社に相談するのが成功の秘訣です。これまでツートンで塗装した経験が多ければ多いほど、色の相談はもちろんプロの目線で適切な提案を受けられます。
リフォームガイドでは、お客様の希望にあわせてさまざまな塗装会社から簡単に見積もりを取ることが可能です。ツートンでの外壁塗装をお考えの方は、ぜひ利用をご検討ください。
5.まとめ
ツートンでの外壁塗装は、色選びはもちろん上下に塗り分けるのか縦に塗り分けるのか、それとも出っ張り部分だけを別の色にするのかなど考えることがたくさんあります。難易度は高いものの、家の形にぴったりはまる配色や塗り方が見つかれば、満足度も高くなるでしょう。
なお外壁塗装を依頼するときには、複数の塗装業者に見積もりを取る「相見積もり」をおこなうことが重要です。外壁塗装には「定価」がないため、出される見積もり金額は業者によって異なります。見積もりを通し、金額はもちろん提案内容、業者の対応の良さなどを比較して、満足のいく外壁塗装をおこなってくださいね。