外壁に穴をあける手順や塞ぐ方法、費用相場、注意点を紹介!

「外壁に穴をあけても大丈夫なの?」

「外壁に穴をあける際の注意点を知りたい」

こういった疑問を持っている人は多いでしょう。この記事では、外壁に穴をあける方法や費用相場を紹介します。具体的には以下の内容を解説します。

  • 外壁に穴をあけても大丈夫なのか
  • 穴をあける手順と費用相場
  • 穴を塞ぐ方法と費用相場
  • 外壁に穴をあける際の注意点

記事を読まずに外壁にネジ穴をあけると雨漏りを引き起こす恐れがあります。
住宅トラブル防止のために、事前にチェックしておきましょう。


1.外壁に穴をあけても大丈夫?

外壁の穴

外壁に穴をあけることは可能です。
ただし、あける場所や素材を考慮する必要があります。

誤った方法で外壁に穴をあけると、建築材の腐食や雨漏りを引き起こすでしょう。

外壁に穴をあける方法は2つあります。

  1. 自分であける
  2. 業者にあけてもらう

小さなネジ穴を2〜3つ程度なら自分であけても構いません。

しかし、多数の穴をあける場合や、バイプを通すようなサイズの大穴を作りたいのならリスクが高いため業者に依頼しましょう。

失敗すると外壁の交換が必要なケースもあります。
外壁の知識がない人や、穴あけに失敗したくない人は業者に依頼することをおすすめします。

自分で穴をあける場合の注意点は記事の後半で解説します。


2.外壁に穴をあける手順と費用相場

御見積書を提示するスタッフ

以下では、外壁に自分で穴をあける場合の手順と、業者に依頼する場合の費用相場を紹介します。

なお、自分で外壁に穴をあける場合、業者に比べて3〜6割程度の費用で工事ができるでしょう。

2-1.外壁に穴をあける手順

外壁に穴をあける手順は以下のとおりです。

ネジを差し込む例を挙げています。

  1. 電動ドリルで穴をあける
  2. 穴をあけたらコーキングを注入して防水する
  3. ネジを設置する
  4. ネジ頭にコーキングを注入する


まず外壁に電動ドリルで穴をあけます。
ドリルはホームセンターで入手できるでしょう。円筒状の穴をあける「コアドリル」を使うと余計なひび割れを防ぎやすくなります。

穴をあけたらコーキングを注入します。

コーキングとは、防水や目地を埋める際に使う液状の素材です。
乾燥するとゴム状になり、水の侵入を防いでくれます。
コーキングをしないと穴から水が入り込んで内部を腐食させてしまうでしょう。

コーキング注入後は、ネジを差し込みます。

ネジを差し込んだらネジ頭にコーキングを注入することも忘れてはいけません。
ネジ頭は放置すると雨で錆びてしまいます。
金属系サイディングの外壁だとネジ頭の錆が外壁全体に広がるおそれもあります。

また、ネジ頭のコーキングが露出したままだと外壁の見栄えも悪いでしょう。
コーキング後は塗装することをおすすめします。

一部のコーキングは、塗装する際に専用塗料が必要です。
専用塗料以外を使うと黒く変色したり、塗装が剥がれたりするでしょう。

2-2.業者に穴あけを依頼する際の費用相場

業者に依頼する場合の費用は、穴あけの用途によって異なります。

穴の用途別の費用相場は以下を参考にしてみてください。

  • エアコン用の穴:1箇所につき5,000円〜2万円
  • 排気口:1箇所につき2〜3万円

穴をあける目的は上記が多いでしょう。他にも、インターネット回線を通すための穴の場合は1万円未満で工事が可能です。

費用が変動する要素としては、外壁材の種類、工事の難易度、補修の必要性などがあります。


3.外壁の穴を塞ぐ方法と費用相場

計算機と図面

外壁にあけた穴を放置すると雨漏りの危険があります。
用事がなくなった穴は早急に塞いだほうが良いのですが、どのように対処すればいいのかわからない人も多いでしょう。

外壁の穴を塞ぐ方法には主に以下の3つがあります。

  1. パテ
  2. コーキング
  3. サイディングの交換

上記は、住宅のシェア率が7割を超えるサイディング外壁でのケースです。

モルタル外壁の場合はセメントで埋めることも可能です。

穴を塞ぐのに必要な費用の目安は以下となります。

  • ビス穴の補修(パテやコーキング):1箇所あたり3,000円〜
  • 大きい穴の補修(サイディング交換):1枚あたり5万円〜

大きい穴が離れた場所に複数ある場合は、何枚ものサイディングボードの交換によって10万円以上かかるケースもあります。

外壁に安易に穴をあけると補修費用が高くなるでしょう。
穴をあける前に「本当に必要なのか」を検討してみてください。


4.外壁に穴をあける際の注意点

工具

外壁に穴をあける場合、2つの注意点があります。

  1. 柱や構造材に穴をあけてはいけない
  2. あけた穴は防水処理が必要

上記を守らずに工事をすると雨漏りや外壁の短命化につながるため工事前にチェックしておきましょう。

4-1.柱や構造材に穴をあけてはいけない

外壁の内部にある柱や構造材に穴をあけると、住宅の耐震性が低下するおそれがあります。

構造材とは、住宅を支える上で欠かせない部材をさします。
木造なら木の柱、鉄骨鉄筋コンクリート造なら鉄骨が当てはまります。

住宅の構造材がどの部分なのかは専門知識がないとわからないことが多いです。
DIYで穴をあけて柱を傷つけてしまい、業者に大規模な補修工事を依頼するケースもあります。

無駄な修理費をかけたくないのなら自分で穴をあけるのは避けたほうが良いでしょう。

4-2.あけた穴は防水処理が必要

外壁に穴をあけたまま放置すると以下の問題が起こります。

  • 雨漏りが起こる
  • 外壁内部が腐食する
  • 外壁が劣化して耐用年数が低下する

このため、穴にネジや部品を取り付けたら、外壁との隙間をコーキングで埋める必要があります。

コーキングの埋め方が中途半端だと剥がれて雨が侵入してしまいます。
簡単な作業だとは思わず、隙間を塞ぐ作業も業者に依頼しましょう。

外壁の穴や部品との隙間を塞ぐのに適した会社は防水業者です。
コーキングや防水塗装を扱っており、雨対策を徹底して行ってくれます。
電話帳やインターネットを利用して防水業者を探してみましょう。


5.まとめ

外壁に穴をあける場合は業者に依頼することをすすめています。
なぜなら、穴をあける場所を間違えたり防水処理をしなかったりすると雨漏りや外壁劣化のおそれがあるからです。

また、使い終わった穴は放置してはいけません。雨が侵入してしまい雨漏りが起こりやすくなるでしょう。

穴を塞ぐにはコーキングを埋め込む手法が一般的です。
簡単な作業ですが、失敗すると剥がれてきますので業者に依頼するようにしましょう。

穴ではなく外壁のクラック補修をしたい場合は「外壁クラックの補修方法や費用、原因、予防法をチェック!」も読んでみてください。

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