今すぐできる家の地震対策は?耐震性を上げて家を守る方法を解説

近年日本では大きな地震が相次いで起こっており、今後も日本各地で大きな地震が起こることが予想されています。

2024年1月に発生した能登半島地震では、全壊・半壊・一部破損を合わせて合計9,625棟もの住家に被害がおよび、17,148人の方が避難生活を余儀なくされています。
2024年1月18日時点の情報

地震が来た時に起こりうる膨大な被害を最小限に抑えるためには、普段から対策を積み重ねて少しずつ地震に強い家を作っていくことが大切です。

この記事では、
「地震に備えてできることはないか?」
「自分の家は地震に耐えられるの?」
と、不安を感じている方に向けて、家でできる地震対策を解説しています。

今すぐにできることから家の倒壊を防ぐための耐震対策まで詳しく解説していますので、本記事を参考に今日から地震に備えた対策を進めていきましょう。


1.今すぐできる家の地震対策4つ

今すぐできる家の地震対策には以下の4つがあります。

  • 家具の転倒防止策を行う
  • 家具の配置を見直す
  • 窓ガラスの飛散防止策を行う
  • 家の周りの安全点検を行う

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①家具の転倒防止対策を行う

東京消防庁によると、地震によるけがの原因のうち約30~50%が、家具の転倒や落下・移動によるものです。また、転倒した家具がストーブなどにぶつかることで火災を引き起こす恐れや、倒れた家具が通路や扉を塞いでしまい、逃げられなくなってしまう可能性もあります。

こうした事態を防ぐためにも、地震が起こった時に家具が倒れないようあらかじめ固定しておくことが大切です。家具の種類によって必要な対策は異なりますので、それぞれの家具に合わせた防止策を解説していきます。

本棚・タンスなどの大型の家具

本棚やタンスなどの大型の家具は、L字型の金具やワイヤーなどを使ってしっかり壁に固定して倒れることのないようにしておきましょう。

連結していないものを2段以上重ねている場合は、地震の揺れで上部が落下してくる恐れがあるので連結固定器具を使用した対策が必要です。

本棚の場合は、落下防止シールや突っ張り棒を使用して、棚本体だけではなく、本が飛び出さないようにしたり、重い本を下段に集めて重心を安定させることで、より倒れにくくしておくなどの工夫をすることも大切です。

食器棚

食器棚も本棚同様、L字型金具やワイヤーを使用して倒れないようしっかり壁に固定しましょう。

また、食器は落として割れてしまった場合に破片によるけがなどの二次被害の恐れがあります。地震の揺れで扉が開いてしまわないように留め具を取り付けるなど中身が飛び出さない対策をとりましょう。

テレビ・パソコンなどの置き式家具

テレビやパソコンのデスクトップなどには不安定なものが多いため、下に粘着マットを敷いて安定感を出すことや、置いてある台や壁などに固定しておくと転倒のリスクを抑えることができます。

照明器具

つり下げ式の照明器具を使用している場合は、地震の揺れによって天井を傷つけたり、照明器具の部品が落下してくることが考えられます。

どちらも天井が崩れたり足を怪我したりなどの被害が起こる可能性がありますのでつり下げ式の照明器具はチェーンやワイヤーを使って揺れが最小限になるようにしておきましょう。
天井に直付けするタイプの照明に変更するのも対策のひとつです。

冷蔵庫

冷蔵庫は家電の中でも非常に大きな家電で、中身の量にもよりますが数10キロ~100キロ近くの重さがあります。

倒れた際の衝撃はそれ以上になることが予想されるため、裏側をベルトやワイヤーなどで固定する、耐震マットを敷く、天井と冷蔵庫の間に突っ張り棒を入れるなどして、倒れないようにしておきましょう。

②家具の配置を見直す

家具ひとつひとつの転倒防止策を取ることも大切ですが、家具の配置を見直すことも地震が来た時に家や命を守る対策になります。

地震が来た時の被害に、家具が倒れてドアが開かない、通路を塞いでしまって逃げられない、家具の下敷きになってしまうなどがあげられます。

これらの被害は家具の配置を見直すことで発生するリスクを下げることができますので、下記のポイントを確認して家具の配置を見直してみましょう。

  • 出入口付近や通路には家具を置かない
  • 避難の妨げにならないような向きや配置を心がける
  • 寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かない
  • 人の出入りが少ない部屋に家具をまとめる
  • 家具は壁にもたれ気味に設置する

また、家具の配置を見直す際に合わせて、家の中から外に逃げる時の脱出経路や防災グッズを置く場所を家族全員で確認しておくと、いざという時にすぐに行動に移すことができるので安心です。

③窓ガラスの飛散防止対策を行う

地震の揺れや家具の転倒で窓ガラスが割れてしまうことも考えられます。
窓ガラスが割れると、飛び散った破片に触れてけがをするだけではなく、周囲に置かれている家具を傷つけてしまうこともあるでしょう。

このような二次被害を防ぐためにも、窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っておくことが大切です。万が一窓ガラスが割れてしまったとしても破片が飛び散ることを防げるので家と自分の身を守ることにつながります。

④家の周りの安全点検を行う

地震対策は家の中だけではなく、家の周囲の安全も確認することが必