
長く住んでいる自宅も、時間が経てば床・フローリングの張り替えが必要となります。
床・フローリングが古いままだと、見栄えが悪いだけでなく転倒などの危険もあるので、意外と重要なリフォームのポイントです。
とはいえ、
- 床・フローリングの張り替えってどんなもの?
- 費用はいくらくらいかかるの?
- 床・フローリングの張り替えって、いつすればいいの?
といった疑問を抱えている人は多いでしょう。
本記事では、
- 床・フローリングの張り替え方法
- 床材の主な種類
- 張り替えにかかる相場費用
- 床・フローリングの張り替え時期、工期
- 床の張り替えはDIYでできるか
などについて、詳しく解説します。
目次
1.床・フローリングの張り替え・リフォーム方法
床・フローリングの張り替え方法には2種類があります。
- 重ね張り
- 張り替え
1-1.重ね張り
ひとつ目は、「重ね張り」というもの。「上貼り」と言われることもあります。
重ね張りとは、簡単にいえば「今ある床材の上に、新しい床素材を上から重ねる」ということです。
とてもシンプルな張り替え方法で、DIYもしやすいという特徴があります。
1-2.張り替え
張り替えは、今ある床材を剥がして、新しい床素材を重ねる、というものです。
業者によっては、「新規張り」という表現をする場合もあります。
この記事で解説する費用や工期は、主に「張り替え工事」を想定しています。
2.床材の主な種類
床の張り替えリフォームでよく使われるのは以下の床材です。
- フローリング(複層/無垢)
- カーペット
- クッションフロア
- フロアスタイル
- 畳
2-1.フローリング
フローリングは木材でつくられた床材です。床のリフォームでもっとも選ばれている素材といえるでしょう。
フローリングのメリットは、畳以外のどんなテイストの部屋にも合いやすく、耐久性が高くメンテナンスしやすい点です。反対にデメリットとして、リフォームの場合一度フローリングを剥がして下地処理を行わなければならないため、費用が高くなりがちな点が挙げられます。
フローリングには「複合フローリング」と「無垢フローリング」の2つの種類があります。
複合フローリング
複合フローリングとは、合板(板を積み重ねたもの)に化粧シートや天然木の薄い板などを貼って加工した素材を指します。
複合フローリングのメリットとして、デザインや色のバリエーションが豊富、費用が安く木材の品質に仕上がりが左右されないという点が挙げられます。また、汚れや傷がつきにくくメンテナンスしやすい点もメリットです。
デメリットとしては、無垢材に比べて触り心地や木材の風合い、経年変化をを楽しめない点があります。
しかし全体的に人気が高く、リフォームにも採用されやすい床材です。
無垢フローリング
無垢フローリングとは、檜やスギ、オークやパインといった天然木を組み合わせた床材を指します。
無垢フローリングのメリットとして、やはり天然木ならではの風合いや肌触りの良さが挙げられます。経年変化を楽しめ、部屋全体をあたたかみのある雰囲気に変えられる点もメリットといえるでしょう。
反対に無垢フローリングのデメリットとして、傷や汚れがつきやすく、こまめなふき取り掃除が必要な点が挙げられます。また、無垢フローリングは熱に弱いため、こたつなど床に直接敷くタイプの暖房器具は長時間使用できません。複合フローリングに比べ価格が高い点もデメリットのひとつです。