屋根や屋上の防水工事における費用や耐用年数を解説!

屋根や屋上の防水工事における費用や耐用年数を解説

「屋根や屋上の防水工事について知りたい」
「防水加工の費用や耐用年数は?」こういった疑問を持っている人も多いでしょう。

この記事では、屋根や屋上の防水加工について紹介します。内容としては、

  • 屋根や屋上に防水が必要な理由
  • 防水の種類
  • 屋根や屋上の防水工事にかかる費用や耐用年数
  • 防水工事を依頼する際の注意点

を解説していきます。適切な知識を身に着けてトラブルを防止しましょう。


1.屋根や屋上に防水が必要な理由

屋根や屋上を保護するために10年に1度は防水工事が必要です。以下では、防水をしなければいけない理由を2つ解説します。

1-1.外壁素材や建物全体の劣化を防ぐため

屋根や屋上は雨が当たりやすい部位です。このため防水加工をしなければ雨水が内部に侵入し、建物が腐食します。

建物が腐食してしまうと、最悪の場合は建て直しが必要となって2,000万円以上の費用が必要となるでしょう。屋根や屋上に防水加工をしなければ雨漏りも発生しかねません。

1-2.陸屋根や屋上の見た目を良くするため

 防水の種類によっては見た目をよくする役割もあります。FRP防水やウレタン防水が当てはまるでしょう。

防水加工をしなければ屋上などは剥き出しのコンクリートですが、塗装することでツヤが出て見栄えがよくなります。


2.屋根や屋上に利用する防水の種類

防水加工をする屋根や屋上は基本的に平らなものに限られます。傾斜がある屋根の場合は内部に専用の防水シートが張られており、表面に防水加工をすることは滅多にありません。

屋根や屋上に使う防水加工には主に3種類があります。

詳しく解説していきます。

2-1.シート防水

塩ビ樹脂やゴムを利用したシート状の素材です。シートなので塗装防水に比べると隙間があります。また、形状を変化させられないため単純な構造の屋根や屋上にしか対応していません。

「価格が安い」「工事期間が短い」「耐用年数が長い」というメリットがあります。しかし「形状が固定されているため複雑な構造の下地には利用できない」というデメリットも存在します。防水加工をする屋根や屋上の構造が単純な場合に適しています。

2-2.FRP防水

プラスチックやガラス繊維を利用した防水塗料です。塗料防水のため隙間なく施工ができます。また、屋根や屋上の形状に関係なく防水加工ができます。

「複雑な形状の下地にも使える」「工事期間が短い」「腐食に強い」というメリットがあります。しかし「塗装後の仕上がりが硬いため割れやすい」というデメリットも存在します。

複雑な形状をしている屋根や屋上のうち、メンテナンスの頻度が少ない材料を探している場合に適しています。

2-3.ウレタン防水

ウレタン樹脂を素材とした防水塗料です。塗料防水のため隙間なく施工ができます。また、屋根や屋上の形状に関係なく防水加工ができます。

「複雑な形状の下地にも使える」「防水性が高い」というメリットがあります。しかし「厚さが均一にならず衝撃に弱い」「劣化しやすい」というデメリットも存在します。

複雑な形状をしている屋根や屋上のうち、費用が安い防水加工を選びたい人に適しています。


3.屋根や屋上の防水工事にかかる費用と耐用年数

30坪の2階建て住宅で50㎡の屋根や屋上を防水加工するには、15〜40万円程度が相場となるでしょう。屋根や屋上の構造、工事方法によって価格は変動します。

屋根や屋上ではシート防水とウレタン防水が人気です。FRP防水は軽量ですが高価なため、ベランダに使われることが多いでしょう。

3-1.材料ごとの費用相場

材料ごとの1㎡あたりの費用相場は以下のようになります。

  • シート防水 3,000〜5,500円
  • FRP防水 6,000〜8,000円
  • ウレタン防水 4,500〜6,500円

上記は目安ですので、住宅の構造や業者によっては見積額が大きく変動する可能性があります。

屋根や屋上にあがって塗装できない部位がある場合、足場を設置する必要があります。足場を設置する場合は2〜10万円程度の費用を請求されるでしょう。

3-2.材料ごとの耐用年数

主な防水加工の耐用年数は以下のようになります。

  • シート防水 12〜15年
  • FRP防水 10〜15年
  • ウレタン防水 10〜13年

屋根や屋上の形状が単純な場合はシート防水、形状が複雑な場合はウレタン防水が向いています。

防水する場所の形状が複雑で、耐久性を重視するのならFRP防水も選択肢に入るでしょう。ウレタン防水は耐久性が低く、部分的な補修が7〜8年おきに必要となります。


4.屋根や屋上を防水加工する際の注意点

屋根や屋上の防水工事をする際に重要な点をまとめました。注意点を無視して工事をすると、失敗しやすくなるでしょう。

屋根の雨漏りは防水業者ではなく屋根業者

屋根や屋上から雨漏りが起きている場合は防水業者ではなく屋根業者が必要なケースがあります。

防水業者は防水加工をするだけなので、雨漏りの対応はできません。屋根業者のように、屋根の構造に詳しい業者でなければ雨漏りの修理は難しいでしょう。

傾斜がある屋根の防水シートを張り替える場合は葺き替え工事が必要

傾斜がある一般的な屋根の場合は、内部に防水シートが張られています。このような場合、防水シートを取り替えるなら防水工事ではなく屋根の葺き替え(ふきかえ)が必要です。

葺き替え工事とは、屋根を剥がして交換する作業です。屋根を剥がさないで防水シートを取り出すことはできません。葺き替え工事は屋根を張り替えるため高額な工事となります。

業者の選び方が最重要!

屋根や屋上の防水加工をするうえで最も重要なのが業者選びです。技術力が低い業者に依頼してしまうと雨漏りを引き起こすでしょう。

では、どのように優良業者を探せばよいのでしょうか?以下からはポイントを3つ紹介します。

相見積もりを取得する

複数の業者に見積もりを依頼することを「相見積もり」と呼びます。相見積もりのメリットは、工事内容や価格を比較できることです。

複数の会社の見積もり内容を比較すると適正な価格が判明します。適正価格がわかれば、怪しい業者に依頼するリスクを抑えられるでしょう。

業者探しの方法としては、ホームページや電話帳から1件1件手当たり次第に探すことになるでしょう。

しかし相見積もりをするために3社程度を選ぶには10件以上の連絡が必要かもしれません。

リフォームガイドは審査を通過した優良な業者のみが登録されています。その中からお客様のお住まいや要望に合った業者をピックアップし、同時に複数社から見積もりを取ることができますので、ぜひ活用してみましょう。

(ご参考)リフォームガイドのご紹介

ここでは、紹介サイトの一つである弊社リフォームガイドについてご紹介します。リフォームガイドでは、皆さまのリフォーム内容や趣向に合わせてピッタリのリフォ―ム会社をまとめて紹介できます。

リフォームガイド:無料見積の申し込みはこちらから(登録はたったの30秒)
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歴史がある地域密着型の業者を探す

同じ地域で20年以上も経営している業者なら信用性は高いです。なぜなら、悪徳業者が同じ地域で工事を続ければ悪評が広まってしまい、10年程度で倒産に追い込まれるからです。

地域に密着した業者であれば独特の気候条件などを把握しているため、広範囲を手がける会社よりも高品質な防水加工が可能となるでしょう。

見積書の内容が具体的な業者を選ぶ

見積書の内容が具体的な業者ほど信用性が高いです。チェックポイントとしては、

  • 工事面積が㎡で具体的に記載されているか
  • 使う材料の商品名やメーカー名が記載されているか

があります。

工事面積が「一式」と書かれていたり、防水塗料やシートの商品名が記載されていなかったりする場合は優良業者の可能性が低いです。


5.まとめ

屋根や屋上の防水工事は10年に1回くらいの頻度で必要です。工事をする場所の形状や、求める耐久性に合わせて、シート防水、FRP防水、ウレタン防水から選びましょう。

もし屋根の塗装や修理といった「メンテナンス」をしたいのであれば、防水工事とは異なります。

屋根のメンテナンス方法については「屋根のメンテナンス費用から工事が必要な時期までチェック!」をご覧ください。

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