あなたがすべき屋根リフォームの費用相場を完全解説!業者の選び方も

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「突然、雨漏りがしてきた」「瓦が落ちているのを見つけた」「でも、屋根のリフォームといっても、何に気を付けるべきなのか」などと悩まれる方も多いのではないでしょうか。

また、残念ながら悪徳業者が多いのもこの業界の特徴で、訪問販売で来た業者に「すぐに屋根のリフォームをしないと大変なことになる」と言われ、不安に思っている人もいるのではないでしょうか。

リフォームガイドでも昨今のゲリラ豪雨や大型台風、大きな地震の増加に伴い、屋根のリフォームの問合せを多く受けます。

ここでは、加盟店へのヒアリングなどをもとに、屋根の状況に応じたリフォームの工法や費用相場、業者の選び方など屋根をリフォームする際に知っておくべき全てのポイントについてご説明します。

これを読むことで、みなさま自身で家の状況を評価し、どのような屋根リフォームをすべきか判断できるようになるだけでなく、見積りの見方や妥当性を評価できることで、悪徳リフォーム会社に騙されず、後悔しない屋根リフォームができるようになります。

 


目次

1.屋根リフォームで知っておくべき基本的知識

ここでは、屋根リフォームの費用をご説明する前に、屋根の構造や屋根材の種類などその前提知識をご説明します。実際に、リフォーム会社の話を理解する上でも必要な知識になりますので、屋根リフォームがはじめてという方は是非とも確認しましょう。

1-1.屋根の基本的な構造を理解しよう!

屋根は垂木と呼ばれる傾斜をつけるための木材の上に、野地板(多くの場合、コンパネ)、防水シート(ルーフィング)を敷き、その上に瓦など屋根材を設置することで構成されております。

屋根の構造

屋根の構造

1-2.屋根材の種類を理解しよう!

屋根材は大きく4種類に分けることができます。みなさまのお家でどの屋根材が使われているか把握しておきましょう。

屋根材の種類
出典:http://www.nikka-home.co.jp/

屋根材の種類をさらに詳しく知りたい方は、「屋根材の種類と特徴、あなたに適した商品の選び方を知ろう」をお読みください。

1-3.葺き替えと重ね葺きの違いを理解しよう!

屋根のリフォーム方法には、塗装のほか、葺き替えと重ね葺きという工法があります。葺き替えとは、瓦や金属板など既存の屋根材を撤去して、下地の補修後に新しい屋根材で葺き替える工事。

重ね葺きとは、既存の屋根材の上に、新しい屋根材を葺く工事のことを指します。葺き替えの方が、廃材の解体・処分費がかかるため、重ね葺きより相対的に費用が高くつきます。

以下では、具体的にイメージできるようになるために、施工の流れをご提示します。

葺き替え施工例

【カバー工法、葺き替えの比較】

カバー工法、葺き替えの比較引用:https://www.reform-guide.jp/topics/yane-reform-coverkouhou/


2.屋根材の種類や劣化状態でリフォーム内容・費用が決まる!

屋根のリフォームでは、現在の屋根材の種類や、下地・屋根材の傷み具合によって対応すべき屋根リフォーム内容が異なってきます。リフォーム内容の違いによって、費用も大きく変わります。

 

屋根の状態別リフォーム内容と概算費用・施工期間一覧
※費用は延床面積120㎡程度の規模の住宅の目安
※概算費用・施工期間は、足場の設置・撤去の費用・期間含む

次に、下地や屋根材の傷み「大」の判断ポイントについてご説明します。

2-1.下地の状態が傷み「大」の判断ポイント

下地の状態が傷み「大」で、重ね葺き・葺き替えが必要になるケースは、主に次の4つです。

下地の状態が傷み大の判断ポイント

下地の状態が傷み「大」の判断ポイント

このような場合、野地板や防水シートが経年劣化により、全体的に傷んでしまっているため、部分的な補修は難しい状況にあります。古い屋根材を取っ払い、下地を補修してから新しい屋根材を設置する葺き替えを行うしかありません。

2-2.屋根材の状態が傷み「大」の判断ポイント

屋根材の状態が傷み「大」で、重ね葺き・葺き替えが必要になるケースは屋根材ごとにその判断のポイントが異なります。

屋根材の状態が傷み「大」の特徴

屋根リフォームの費用について詳しく知りたい方は、屋根のリフォーム費用はどれくらい?3つの方法を徹底解説」もあわせてお読みください。