【2025年度版】断熱リフォームで使える補助金4種類をすべて解説!

断熱リフォーム

「断熱リフォームをしたいけれども負担が大きい」

「補助金を活用したいけれども種類が多くて違いが分からない」

このように悩んではいませんか?

家を断熱リフォームすると、家の中の温度を適温に保ちやすくなる、光熱費を削減できるなど多くのメリットがあります。しかし断熱リフォームは大がかりになる傾向があり、費用も高額になりがちです。

そんなときに活用したいのが、国や自治体が提供している補助金や助成金です。今回は、断熱リフォームに活用できる補助金を5種類ご紹介しますので、希望するリフォームに適したものを見つけてくださいね。

なお、補助金事業は年度ごとに情報が新しくなります。応募期間が決まっているものもあり、タイミングをあわせてリフォームする必要があるため、必ず公式サイトで最新情報を確認するようにしてください。


1.【箇所別】断熱リフォームに使える補助金を紹介

はじめに、断熱リフォームしたい箇所別に使える補助金をご紹介します。

自分の希望する箇所から読み進めてみてください。

1-1.窓

窓を二重窓にするなど、断熱目的でリフォームする場合には、以下の補助金を使える可能性があります。

※各補助金の詳細については、本記事内の該当箇所にてご確認いただけます。

窓のリフォームで使える補助金について詳しくは、以下をご覧ください。

【2025年度版】窓の断熱リフォームに使える補助金を解説 |2026年度の情報も
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1-2.壁・床・天井

部屋の壁・床・天井を断熱リフォームするときには、以下の補助金を活用できる可能性があります。

壁や床・天井の断熱リフォームでは、それぞれの箇所に断熱材を入れて家の性能向上を図ります。

ほかにも、床の断熱と聞くと床暖房を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。床暖房のリフォームに関する内容は以下の記事で詳しく解説しているのでそちらもぜひ参考にしてみてください。

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1-3.外壁塗装・工事

外壁塗装に関しては、遮熱塗料を使った塗装に補助金が出る場合があります。

また、外壁・屋根などに一定の使用量以上の断熱材を利用する断熱改修に補助金がでる場合もあります。

※各補助金の詳細については、本記事内の該当箇所にてご確認いただけます。

外壁塗装で利用できる補助金などに関しては、以下の記事をご覧ください。

【2025年版】外壁塗装・リフォームで助成金(補助金)を受け取る方法と条件
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1-4.玄関ドア

玄関ドアを断熱リフォームするときには、以下の補助金を活用できます。

※各補助金の詳細については、本記事内の該当箇所にてご確認いただけます。

玄関ドアリフォームについて詳しくは、以下をご覧ください。

【2025年度版】玄関ドアリフォームでもらえる補助金は最大いくら?6種類を徹底解説
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1-5.浴室

タイル張りの古い浴室をユニットバスに変更すると断熱性が増すことから、以下の助成金を活用できる場合があります。

※補助金の詳細については、本記事内の該当箇所にてご確認いただけます。介護保険に関しては、以下の記事で紹介しています。

浴室リフォームで利用できる補助金について詳しくは、こちらをご覧ください。

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1-6.家全体の断熱

家全体の断熱に利用できる可能性があるのは、以下の補助金です。

それぞれ対象となる工事や使用できる建材が異なりますので、本記事内で詳細をご確認ください。


2.断熱リフォームで使える補助金は4種類!

断熱リフォームで使える補助金には以下の4種類があり、それぞれ目的や内容が異なります。

マイホームの断熱リフォームにどの補助金を活用するかの検討材料とするために、それぞれの対象リフォームと申請条件を紹介します。

2-1.断熱リフォーム支援事業(旧呼称「断熱リノベ」)

断熱リフォーム支援事業は、断熱性能の高い建材を使用して、省エネ効果が見込める断熱リフォームを行った場合に、費用の一部が助成される事業です。

■対象のリフォーム
  1. トータル断熱
    …住宅全体を高性能建材(断熱材、窓、ガラス)で断熱リフォーム
  2. 居間だけ断熱
    …居間を中心に高性能建材(窓)で断熱リフォーム
■補助額

対象経費の3分の1以内

〇上限額

<戸建て住宅>120万円/1住戸
<集合住宅>15万円もしくは20万円/1住戸

※断熱改修と同時に、蓄電設備や熱交換型換気設備を導入する場合に別途補助があります。

■申請期間
2025年は9月2日(火)~2025年12月12日(金)

出典:既存住宅の断熱リフォーム支援事業

>>「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」の申請方法はこちら

2-2.子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業は、省エネ性の高い住宅の新築や省エネリフォーム等に対する補助金制度です。子育て世帯にかぎらず全世帯が対象です。

■対象のリフォーム

下記2種類以上の実施が必要

  1. 開口部(窓・玄関ドア)の断熱改修
  2. 外壁・屋根・天井または床の断熱改修
  3. エコ住宅設備の設置

※上記必須工事と同時に行う場合は、子育て対応改修やバリアフリーリフォーム等も補助対象

■補助額
  • 必須工事3種類すべてを実施…最大60万円/戸
  • 必須工事3種類のうち2種類を実施…最大40万円/戸
■申請期間
2025年3月31日~予算達し次第終了(遅くとも12月31日まで)

出典:子育てグリーン住宅支援事業

>>「子育てグリーン住宅支援事業」の申請方法はこちら

2-3.長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業は、良質な住宅ストックの形成や、子育てしやすい生活環境を整備するために、既存住宅の長寿命化や省エネ化などに役立つ性能向上リフォームや、子育て世帯向けに改修するリフォームを支援する事業です。

■対象のリフォーム
  1. 性能向上リフォーム工事(断熱リフォームを含む)
  2. 三世代同居対応改修工事
  3. 子育て世帯向け改修工事
  4. 防災性・レジリエンス性の向上改修工事
  5. インスペクション
■補助額

補助対象リフォーム工事費などの合計のうち、3分の1の額

〇上限額
 リフォーム後の住宅性能に応じて、以下の2つの補助限度額が設定されています。

  1. 長期優良住宅(増改築)認定を取得しないものの、一定の性能向上が認められる場合
    80万円/戸(130万円/戸)
  2. 長期優良住宅(増改築)認定を取得した場合
    160万円/戸(210万円/戸)

※( )内は、三世代同居対応改修工事を実施する場合、若者・子育て世帯または既存住宅の購入者が改修工事を実施する場合の上限額です。

■申請期間
令和7年10月6日(月)~令和7年11月14日(金)17:00
※令和7年度の交付申請は締め切られています。本制度の次年度の実施はありません。

出典:長期優良住宅化リフォーム推進事業

>>「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の申請方法はこちら

2-4.先進的窓リノベ事業の概要

先進的窓リノベ事業は、既存住宅の断熱性能を高めるために、窓のリフォームに対して補助金を支給する事業です。

■対象のリフォーム
  • 窓の断熱リフォーム
  • ドアの交換工事(窓リフォームと同時に行う場合のみ対象)
■補助額

工法に応じて1か所あたりの補助上限額は以下のようになります。

  • ガラス交換…55,000円
  • 内窓設置…106,000円
  • 外窓交換…266,000円
  • ドア交換…266,000円

1戸あたりの補助上限額は、200万円です。

■申請期間
2025年3月31日~予算達し次第終了(遅くとも12月31日まで)

出典:先進的窓リノベ事業

>>「先進的窓リノベ事業」の申請方法はこちら

地方自治体独自の補助金・助成金制度もあわせて確認しよう!

断熱リフォームに対しては、地方自治体が独自に補助金や助成金制度を設けている場合も少なくありません。

お住まいの地域で補助金や助成金制度があるかは、以下のサイトから調べられます。断熱リフォームに対する補助金を調べるときには、支援分類で「③省エネルギー化」にチェックを入れて検索しましょう。

地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト


3.断熱リフォーム補助金の申請方法

補助金の申請方法は、利用する補助金によって手続きが異なりますので、制度ごとに申請方法を解説していきます。

また、リフォームにおける補助金の申請は業者が行うものも多く、その場合補助事業に登録している業者でないとできないので注意が必要です。

リフォーム会社選びのプロ「リフォームガイド」では、補助金を使ったリフォームの会社選びもご相談いただけます。
補助金を使ったリフォームに詳しいリフォーム会社をお探しの方は、一度リフォームガイドにご相談ください。
回答

3-1.既存住宅における断熱リフォーム支援事業

※交付決定通知書に記載されている交付決定通知日以降に契約、発注、着工するよう注意が必要です。

▼本事業についてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)を全解説!2025年度の公募開始
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3-2.子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業は、リフォームを発注する人ではなく、事業登録している事業者が申請・手続きを行います

▼詳しくは以下の記事をご覧ください。

【2026年の情報も】2025年度子育てグリーン住宅支援事業でお得にリフォームする方法
【2026年の情報も】2025年度子育てグリーン住宅支援事業でお得にリフォームする方法
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3-3.長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業は、リフォームを発注する人ではなく、登録している事業者が申請・手続きをおこないます。

発注者への補助金の還元方法は、以下の2パターンがあります。

①請負契約額の全額を施工業者に支払い、施工業者が補助金を受領したあとに、施工業者から発注者に補助金が支払われる方式です。
この場合、補助金は現金で支払われます。

②請負契約額から補助金相当分をのぞいた額を施工業者に先に支払い、補助金は施工業者に支払われる方式です。
この場合、補助金額は施工業者に支払う工事代金と相殺されます。

▼本事業についてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

【2025年度版】長期優良住宅化リフォームを分かりやすく解説【最大210万円で長く住める家に】
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3-4.先進的窓リノベ事業

先進的窓リノベ事業は、リフォームを発注する人ではなく、事業登録している事業者が申請・手続きをおこないます。

先進的窓リノベ事業

▼本事業についてはこちらの記事で詳しくまとめています。

【2026年度も発表】先進的窓リノベ2025事業を詳しく解説|補助金額・対象工事・申請方法は?
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4.補助金リフォームは、リフォーム会社に事前相談が必要!

補助金を使ってリフォームするときには、リフォームを行う施工会社に事前に相談する必要があります。

補助金の中には、子育てグリーン住宅支援事業や長期優良住宅化リフォーム推進事業のように、登録した事業者が行った工事しか補助金の対象とならないものがあるからです。この場合、登録業者でなければ、そもそもリフォームで補助金を申請することができません。

またそうでなくても、多くの事業では事業者に各種書類を用意してもらう必要があり、補助金を活用するのに事業者の協力は欠かせません。

補助金事業でのリフォーム工事に慣れた事業者なら、制度の概要や必要な書類などを把握しているので手続きをスムーズに進められます。

リフォーム工事を検討するときには、業者に補助金への対応が可能かをあらかじめ確認しましょう。

補助金対応に慣れている会社を探すならリフォームガイド

リフォーム会社紹介サービスをしている弊社リフォームガイドは、補助金活用のリフォームに対応しているリフォーム会社も把握しています。
「補助金を使ってリフォームしたい」という旨をお伝えいただければ、そのような会社をお探ししてご紹介します。ぜひお気軽にご相談ください。

※お住まいのエリアによっては、ご希望のリフォーム会社がご紹介できない可能性もあります。あらかじめご承知おきくださいませ。


5.まとめ

断熱リフォームに利用できる補助金を、4種類紹介しました。

補助金は、それぞれ対象となるリフォームや要件が異なります。また提出する書類の作成や工事スケジュールの調整など、リフォーム業者と連携して進める必要があるため、リフォーム業者選びは重要です。

リフォームガイドでは、補助金を利用したリフォーム経験が豊富な業者のご紹介が可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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