水回り3点セットリフォームの費用はどれくらい?安くなるワケも解説

水回り3点セット

「水回りをまとめてリフォームしたいけれど、どれくらいの費用が掛かるのかわからない」「自分の希望するリフォームが予算内でできるのかどうか知りたい」こんなお悩みはありませんか?

水回りのリフォームは各設備がそれぞれ様々な性能を持っているため、それに伴い価格相場も幅が広いです。

この記事では、水回り3点セットが実際にどのくらいの費用でリフォームできるのか、グレード別に設備の価格も比較しながら解説していきます。

水回り3点を実際にリフォームした際の事例も施工費と一緒に紹介していますので、水回りのリフォームを一度に行いたい方は必見の内容となります。

ぜひ参考にしてください。


1.水回り3点をセットでリフォームした際の価格相場

水回りとは、浴室・トイレ・洗面所・キッチンの3点を指します。水回り3点の場合、この4点のうち3点をリフォームしていきますが、組み合わせによって価格が異なってきます。

例えば浴室・洗面所・トイレの3点をリフォームする場合は、中グレードの商品で150万円ほど、浴室・トイレ・キッチンの3点をリフォームする場合は、中グレードで240万円ほどとなります。

下記の表では、組み合わせ毎のリフォーム価格相場をまとめています。

組み合わせ例グレード低グレード中グレード高
浴室・トイレ・キッチン約85万約240万約430万
浴室・洗面所・トイレ約60万約155万約350万
浴室・洗面所・キッチン約85万約200万約400万

どの組み合わせも価格相場に幅がありますが、製品の持つ性能や用いられている材料によって費用は異なってきます。

「水回り 三点セットでリフォームすると費用は安くなる?」

一般的に、水回りのリフォームは別々よりもセットで行う方が安くなる可能性があります。理由としては、同時に行うと現場管理費が1回で済むことや、同じメーカーの設備を選ぶことにより施工業者が発注の際に価格交渉しやすいことなどが考えられます。また、グレードや製品の型番など、細かく指定すると見積もりもより精密になり、リフォームを依頼する会社が選びやすくなります。業者によってお得になるかどうかは異なりますので、一度相談してみてください。


2.グレード別水回り設備価格・特長比較

この章では、各設備の価格相場をグレード別に紹介していきます。

3点まとめてリフォームする場合、自分の予算に基づいて設備のグレードもおおかた決めておく必要があります。以下でグレードごとの水回り設備と各設備の持つ性能を紹介していますので、自分に合った製品のグレードを考えてみてください。

【浴室】

グレード
価格¥398,000¥934,800¥2,363,000
イメージ
洗い場水栓2wayタッチ仕様
洗い場カウンターなし
掃除しやすいデザイン

掃除しやすいデザイン
表面ガラス調
排水栓ゴム栓ワンタッチで簡単排水ボタン
浴槽やや丸みのある背当たり体にフィットするデザイン・体にフィットするデザイン
・保温機能付きバスタブ
・肩、腰部分からお湯が流れる
断熱性のある滑りにくい素材滑りにくい素材断熱性のある滑りにくい素材
排水口凹凸が少なく汚れが落としやすい・凹凸が少なく汚れが落としやすい
・排水口は防カビ・防菌
シャワー2つの水流で節水しながら適度な浴び心地を再現・3つの水流を搭載したハンドシャワー
・天井シャワー付き

(画像出典:TOTOのウェブカタログより)

【トイレ】

グレード
価格¥114,000¥301,200¥604,000
イメージ
清潔機能スクリュー洗浄・スクリュー洗浄
・自動でミストを噴霧し汚れを防止
・スクリュー洗浄
・自動でミストを噴霧し汚れを防止
・便器内のため水を抜きお掃除可能
エコ機能使用時のみ暖房便座起動
便利機能便ぶたオート開閉・便ぶたオート開閉
・便座、便ぶたがリモコンで開閉可能

(画像出典:TOTOタカラスタンダードのウェブカタログより)

【洗面所】

グレード
価格¥89,200¥212,400¥422,400
イメージ
洗面ボウル形状1種類2種類4種類
洗面ボウル材質陶器人造大理石アクリル人工大理石
水栓シングルレバー水栓シングルレバー水栓・シングルレバー水栓
・シャワー付き
一面鏡三面鏡・大型ミラー
・サイドミラー
(収納棚付き)

(画像出典:TOTOタカラスタンダードクリナップのウェブカタログより)

【キッチン】

グレード
価格¥350,000~¥834,400~¥1,302,000~
イメージ
ワークトップ
ステンレス

人工大理石

クリスタル
シンク
ステンレスシンク

マーブルシンク

・クリスタルシンク
・排水口に水が流れやすい
加熱機器
ホーロートップコンロ(2口)

ホーロートップコンロ(3口)

ガラストップコンロ(3口)
水栓金具シングルレバー水栓シングルレバー水栓タッチスイッチ(浄水器兼用)

(画像出典:TOTOLIXILのウェブカタログより)

メーカーごとの特徴を知りたい場合はこちらの記事も参考にしてください。
>>国内のお風呂・ユニットバスのメーカー10社を一覧比較

3.水回り三点セットのリフォーム費用事例

ここでは、水回り三点を実際にリフォームした際の事例をご紹介します。ビフォーアフターの画像を実際に見ることで、限られた施工費の中でどれだけのリフォームができるのかより具体的なイメージができます。以下では中グレードの価格帯でリフォームした場合の事例を紹介しています。

<事例① キッチン・浴室・トイレ>

施工費:200万円

【キッチン】天井から伸びる壁を取り除き、キッチン天板のサイズをアップしたことにより、開放感のあるキッチンになりました。

【浴室】
浴槽外の凹凸がなくなり、お手入れが簡単になりました。壁も光沢のある深茶に一新され、高級感のある空間を再現できています。

【トイレ】

ウォシュレット機能が加わったことにより、さらに使いやすいトイレになりました。黒色の壁紙がスタイリッシュさを演出しています。

出典:https://www.is-cross.co.jp/jirei/detail.php?pid=1455#

<事例② 浴室・洗面所・トイレ>

施工費:163万円(浴室79万円、洗面脱衣所58万円、トイレ26万円)

【浴室】

浴槽はハーフユニットからユニットバスに交換し、黒色の鏡面パネルを壁面に使用し洗練された仕上がりを実現できました。

【洗面所】

洗面台は木目のあるカウンターと、スクエア型のシックな洗面ボウルに一新し、シックな空間を再現できました。

【トイレ】

トイレ背面に余裕を持たせ、コンパクトで清潔感のある手洗い場を設置しました。洗面所の鏡の下と同じタイルを壁面に使用し、統一感をもたせました。

出典:http://www.8044.co.jp/gallery/990

<事例③ 浴室・洗面所・キッチン>

施工費:218.5万円(浴室93.3万円、洗面所58万円、キッチン63.2万円)

【浴室】水の温度調節やお湯はり自在に可能なユニットバスなりました。冬場も冷たさを感じにくい床や、簡単に外して掃除が可能なカウンターなど便利な機能もついています。

【洗面所】

鏡を三面鏡に交換し、鏡裏には収納スペースができました。水栓も蛇口を引っ張って使えるようになったので、お掃除が楽々です。

【キッチン】シンク奥にまな板が置けるポケットが付いたほか、観音開きだったシンク下収納も引き出しになったので、物の取り出しが簡単にできるようになりました。

出典:http://www.infield-gr.jp/case_kitchen/detail0014.php / http://www.infield-gr.jp/case_bath/detail0008.php / http://www.infield-gr.jp/case_bath/detail0007.php


4.水回りリフォームの費用を抑える方法

ここでは、水回り3点セットリフォームの費用を抑えるために使える補助金について解説します。住宅リフォームを行う際、一定の条件を満たせば補助金が支給されることがあります。自分や家族が助成の対象になっているかどうか確認して、お得にリフォームしていきましょう。以下は、補助対象と補助を受けやすい工事の一例です。

介護保険

要支援・要介護と自治体から認定された人の居住住宅が対象で、申請が受理されると、上限を20万とし、工事費用に対し7~9割を支給してもらうことが可能です。

例)洋式トイレへの変更/便器の位置変更/転倒防止のための水回りの床素材変更

長期優良住宅リフォーム

長期間にわたり良好な状態で住み続けられるよう省エネや持続性に特化したリフォームを行った際に申請すると、改修費用の一部を支援してくれる補助金制度です。補助対象となる工事に条件があり、リフォーム事業者も事業者登録や申請に専門的な手続きが必要なため、自分の希望するリフォームで制度を活用できるかどうか確認してみましょう。

例)在来浴室からユニットバスへの変更/エコ給湯器設置/給水・排水管更新

補助金制度に関する詳しい情報については以下の記事も参考にしてみてください。

⇒介護保険・補助金を使ったリフォームの手順と注意点

⇒お風呂リフォームの補助金3種類と申請方法

⇒トイレリフォームの補助金2種類と申請条件・手順


5.水回りリフォームをする際気を付けたいこと

最後に、水回りのリフォームを行う際に注意すべき点について解説します。以下の2点は、リフォームをより良いものにするために有効なテクニックです。思わぬトラブルを防ぐためにも、チェックしてみてください。

ポイント①  工事の間設備の使えない期間を知る

水回りは生活において欠かせない設備です。工事期間をしっかりと確認し、使用できない期間の対応を考えておく必要があります。以下が工事期間の目安です。

設備施工内容工事期間
キッチン交換約1週間
キッチン交換+位置変更2~3週間
お風呂ユニットバス設置3~10日
洗面台交換1~3日
トイレ交換1~2日
トイレ交換+内装一新約1週間

ポイント② 本当に自分に合った商品かどうか実物を見に行ってみる

カタログやホームページで気になる製品があれば、ショールームに足を運んでみましょう。実際にショールームで製品に触れ、生活をイメージすることによって、その製品が本当に自分の暮らしに合っているかわかります。使い勝手を事前にチェックし、リフォーム後のミスマッチを防ぎましょう。


6.まとめ

水回り3点セットリフォームを行う場合、グレードやリフォームする設備によって価格が変動します。以下は冒頭で示したグレード・設備別のリフォーム平均費用相場です。

組み合わせ例グレード低グレード中グレード高
浴室・トイレ・キッチン約85万約240万約430万
浴室・洗面所・トイレ約60万約155万約350万
浴室・洗面所・キッチン約85万約200万約400万

平均的なクラスの予算である場合、浴室・トイレ・キッチンは約240万円、浴室・洗面所・トイレは約155万円、浴室・洗面所・キッチンは約200万円でそれぞれ水回り三点のリフォームが可能です。各グレードで設備に備わっている機能はさまざまで、自分の予算や要望に合わせて選ぶことができます。ショールームへの参加や補助金制度の活用なども積極的に行い、理想の水回りとともに快適な生活を実現させましょう。

お風呂のリフォームをお考えの場合は、会社選びのポイントもあります。お風呂だけでなく水回り全般のリフォームに共通する内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
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