ユニットバスのサイズを完全解説！一般的なサイズ・快適なサイズは？

ご自宅のユニットバスをリフォームしたいけど、サイズが分からないという方もいらっしゃるのではないでしようか。

実はユニットバスのサイズはある程度決まっており、ユニットバスはサイズで選ぶと言っても過言ではありません。

ここでは、ユニットバスのサイズに関する情報を一挙にお伝えします。一般的なユニットバスのサイズや浴槽と洗い場のサイズについても詳しくお伝えしますのでユニットバス選びにぜひお役立て下さい。

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1.ユニットバスのサイズの表記方法

ユニットバスのサイズは、「1216」「1616」などの4桁の数字で表記されています。

この4桁の数字は浴室の幅と奥行の内寸の数字を表していて、すべてのメーカーに共通で使用されています。（下の画像の（1）が幅、（2）が奥行き）

例えば1216サイズの場合、幅120cm×奥行き160cmのユニットバスを表しています。

ユニットバスは、浴室の広さ（坪数）ごとに対応するサイズが決まっています。
メーカーによって多少変わりますが、基本的には0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪の4つの区切りです。

以下の表では坪数ごとに一般的なユニットバスのサイズをまとめたものです。
どんなサイズがあるのか一緒に確認してみましょう。

【ユニットバスのサイズ一覧】
規格サイズ	内径寸法：(1)幅×(2)奥行	坪数（外寸）	備考
1014	100cm×140cm	0.75坪	マンション・集合住宅
1116	110cm×160cm		マンション・集合住宅
1216	120cm×160cm		共通
1217	120cm×170cm
1317	130cm×170cm
1418	140cm×180cm		マンション用
1616	160cm×160cm	1.0坪	共通
1717	170cm×170cm	1.0坪
1618	160cm×180cm	1.25坪
1620	160cm×200cm
1621	160cm×210cm
1624	160cm×240cm	1.5坪	ほぼ戸建て用
1618	160cm×180cm	1.5坪	ほぼ戸建て用

※床下や天井裏の寸法もユニットバスによって決まっています

前述したように、ユニットバスのサイズは複数あります。しかし、一般的に使われているサイズは限られています。

ここでは、戸建てとマンションそれぞれで一般的なユニットバスのサイズをご紹介します。

建物種別	よく使われるサイズ
戸建て	1216サイズ（0.75坪） 1616サイズ（1.0坪）
マンション	1418サイズ（0.75坪） 1620サイズ（1.0坪）

一般的に、戸建てでは1.0坪、マンションでは0.75坪のサイズのユニットバスが主流となっています。

上の表を見てもわかるように、マンションと戸建てではユニットバスのサイズが異なります。

これは、マンションと戸建てでは浴室の面積や天井、床下の高さなどが異なっているからです。

戸建ての浴室はマンションの浴室に比べて、床下や天井が高くなっていることがあります。

一方、マンションの浴室は戸建てに比べて、床下や天井の高さが低めに造られることが多いため、ユニットバスはそれぞれの住まいに合わせたサイズになるように設計されているのです。

また、戸建て用のユニットバスは記載サイズよりも小さくなることがあります。

例えば1216（120cm×160cm)サイズのユニットバスが、戸建て用では115cm×160cmであることがあります。

これは、一般的な木造戸建の尺度に合わせたサイズとなっているからです。

ちなみに、鉄筋やコンクリート造りの戸建ては木造戸建てとは異なる尺度で造られていることがあり、マンション用が使用されることもあります。

ユニットバスのサイズは浴室の幅と奥行きで表されています。
そのため、ご自宅のユニットバスのサイズを知りたいときは、浴室の壁から向かい側の壁までの長さを縦横ともに計測すれば良いでしょう。

ユニットバスのサイズは規格によってある程度決まっているため、それに伴って浴槽や洗い場の大きさも決まっています。

ここでは、浴槽・洗い場の広さについて見ていきます。
広さごとにサイズ感も紹介しているので、どのくらいの広さが欲しいか考える際の参考にしてみてください。

使いやすさや好みにもよりますが、自分の思う快適なユニットバスを探してみましょう。

浴槽の広さにおいては幅に注目します。

脚をどれだけ伸ばせるかでリラックス感が随分と変わってきますので、以下の表を参考にしてみて下さい。

浴槽幅	浴槽のサイズ感
～100cm	足を曲げて入る形になり、ゆったりとしていない
～130cm	身長160cm前後であればある程度ゆったり入れる広さ
140cm	身長180cm前後の方でも少し膝を曲げるくらいで入れる広さ
160cm	膝を伸ばしてもくつろげ、親子入浴も窮屈でない広さ
180cm	親子入浴でもゆったりとできる

浴槽幅はいくつかサイズがある一方で、奥行きは0.75坪～1.5坪タイプのほぼすべてのサイズのユニットバスで標準仕様の70㎝程度となることが多いです。

したがって、ユニットバス全体の広さが広いほど洗い場の面積も広くなるということです。

以下の表でサイズ感の確認をして、自分のライフスタイルにはどれくらいの広さが必要かイメージしてみてください。

ユニットバスの大きさ	浴槽のサイズ感
0.75坪	大人1人での入浴は気にならない広さ
1坪	狭すぎず、広すぎず適当な大きさで介護や子供との入浴は1.25坪が丁度良い
1.25坪	狭すぎず、広すぎず適当な大きさで介護や子供との入浴は1.25坪が丁度良い
1.5坪	1人で入ると広いと感じるサイズ