12畳のフローリング張り替えにかかる費用と安く抑える方法を解説!

12畳フローリング

「12畳のフローリング張り替えにはいくらかかるの?」

「費用を安く抑える方法があるのか知りたい」

このような悩みを抱えてはいないでしょうか。

既存のフローリングが劣化してきた、あるいは畳やクッションフロアの部屋をフローリングに変更したいとき、12畳もの広さがあると、どのぐらいの費用がかかるのか気になりますよね。壁などもあわせてリフォームしたいと考えるなら、あらかじめ費用の目安を知っておくことは大切です。

そこで今回は、12畳の部屋をフローリングに張り替える費用の目安を、既存の床の種類ごとにご紹介します。費用を抑える方法や、フローリングの種類と選び方も解説しますので、リフォームのご参考にしてください。


1.12畳のフローリング張り替えにかかる費用

フローリングを張り替える費用は、以下の要素によって異なります。

  • 既存の床材の種類
  • 張り替えるフローリング材の種類(合板フローリング・無垢フローリング)
  • 防音にするかどうか(マンションの場合、基本的には防音仕様にする必要があります)

上記を踏まえ、12畳の部屋をフローリングに張り替える費用を確認しましょう。

1-1.12畳のフローリングからフローリングに張り替える費用

現在フローリングが張られている12畳の部屋を、新しいフローリングに張り替える際の費用の目安は以下のとおりです。

フローリング材の種類 防音 12畳の張り替え費用相場(万円)
合板フローリング なし 19.9〜27.1
あり 24.8〜28.9
無垢フローリング なし 25.8〜31.8
あり 27.9〜34.9

※無垢フローリングはスギ材の前提
※防音ありは、マンション管理規約でよく定められているL-45の前提
※巾木の取付費、現場管理費込み、税込の前提

1-2.12畳の畳からフローリングに張り替える費用

畳が敷かれた12畳の部屋をフローリングに張り替える場合の費用相場は、以下のとおりです。

フローリング材の種類 防音 12畳の張り替え費用相場(万円)
合板フローリング なし 27.0〜31.1
あり 35.2〜40.3
無垢フローリング なし 28.2〜34.2
あり 36.2〜43.5

※無垢フローリングはスギ材の前提
※防音ありは、マンション管理規約でよく定められているL-45の前提
※巾木の取付費、現場管理費込み、税込の前提

畳の部屋をフローリングに張り替えるには、下地の高さ調整からおこなう必要があるため、既存の床がフローリングやクッションフロアなどの場合と比較すると高額になる傾向があります。

1-3.12畳のカーペット・クッションフロアからフローリングに張り替える費用

カーペットやクッションフロアが敷かれた12畳の部屋をフローリングに張り替える費用の目安は、以下のとおりです。

フローリング材の種類 防音 12畳の張り替え費用相場(万円)
合板フローリング なし 13.1〜17.0
あり 21.0〜25.9
無垢フローリング なし 14.2〜20.0
あり 21.9〜28.9

※無垢フローリングはスギ材の前提
※防音ありは、マンション管理規約でよく定められているL-45の前提
※巾木の取付費、現場管理費込み、税込の前提


2.フローリングの張り替え費用をできるだけ安く抑える方法

12畳の部屋をフローリングに張り替えるには、30万〜60万円程度の費用がかかることがわかりました。費用をできるだけ安く抑えたいと考えた場合にできる対策をご紹介します。

2-1.既存のフローリングに上張り(重ね張り)する

フローリングを新しくするときには、既存のフローリングを剥がさずに、直接上張り(重ね張り)する方法もあります。上張りするときには、既存のフローリングを剥がして処分する費用が不要になるため、張り替えよりも工事費が安くなるのが一般的です。

12畳のフローリングを重ね張りする場合、フローリング材の種類や防音の有無によって違いますが、3万〜8万円程度安くなるでしょう。

ただし重ね張りでは既存の床を剥がさないため、床下の劣化状況のチェックができません。また、フローリングの厚みぶん段差が生じるなどのデメリットがある点には注意が必要です。

2-2.家具の移動は自分でする

フローリングを張り替えるときには、室内にあるものをすべて別の部屋に移動する必要があります。

家具が少なければ、リフォーム会社が無料で対応するのが一般的です。ただし極端に多かったり大型家具があったりする場合は、1万〜1.5万円程度かかる場合もあります。

リフォーム会社に見積もってもらう際に費用を確認し、追加費用が発生するようなら自分たちで移動するとコストを抑えられます。

2-3.フローリングの種類にこだわらない

新しく張るフローリングの種類にこだわらなければ、フローリング張り替えの費用を抑えられます。

張り替えの費用相場を見てもわかるように、無垢フローリングは合板フローリングよりも高額です。同じフローリングからフローリングへの張り替えでも、合板と無垢フローリングでは4.7万〜5.9万円ほど無垢フローリングが高くなります。(防音なしの場合)

工事費を抑えたいなら、無垢フローリングではなく合板フローリングを選びましょう。

2-4.DIYする

フローリングの張り替えを業者に依頼せず、DIYすることによってもコストを抑えることが可能です。

DIYすれば、必要になるのは基本的にフローリング材の代金のみとなります。たとえば無垢フローリング材は、1平米当たり4千円〜1万2円程度なので、12畳(約20㎡)なら約8万〜24万円程度です。フローリングからフローリングへの張り替え(防音なし)の場合、リフォーム会社に依頼すると25万〜31万円程度かかることを考えると、かなり安くつきます。

ただし、フローリングの張り替えは、既存フローリングや畳の処分、下地の調整などさまざまな工程が発生します。DIYでおこなうには難易度が高く、廃材の処理も大変なので、基本的にはリフォーム会社に依頼するのが無難です。

2-5.相見積もりをする

フローリング張り替え工事の費用を抑えたいときには、複数のリフォーム会社から見積もりを取る「相見積もり」をするのがおすすめです。

リフォーム費用には「定価」がないため、リフォーム費用はリフォーム会社によって異なります。家具の移動費は無料の会社、フローリング材を安く仕入れできる会社など、各社の状況によって安く工事できる・できないが決まります。

複数のリフォーム会社から見積もりをもらって比較して、納得できる価格の会社に依頼するといいでしょう。


3.業者選びは、地元の内装が得意な工務店に依頼する

リフォーム業者を選ぶときには、地元の工務店に依頼するのがおすすめです。

地元の工務店は、大手リノベーション会社のように専用の営業マンやデザイナーを置かないことがほとんどで、広告などにもお金をかけません。そのぶん安価で良質なサービスを提供したいと考える業者が多いので、コストを抑えたリフォームを実現できます。

ただしリフォーム会社のなかには、外装をメインとしていて内装はついでに工事をするだけ、といった業者もあるので注意が必要です。

リフォームガイドでは、フローリング張り替えのご相談も数多く受けております。内装が得意な優良なリフォーム業者を無料でご案内いたしますので、お気軽にご登録ください。


4.フローリング材の種類による違い、メリット・デメリット

フローリング張り替えでは、無垢フローリングよりも合板フローリングを選んだほうがトータルコストは下がります。しかしフローリングは、張り替えると次のリフォームまで10年程度はそのまま過ごすことになるので、気に入ったフローリングを選びたいですよね。

ここでは合板フローリングと無垢フローリングの特徴と、メリット・デメリットをご紹介しますので、フローリング選びのご参考にしてください。

4-1.合板フローリング

合板フローリングは、基材となる合板の表面に、化粧材を接着剤で貼り合わせたものです。合板フローリングには、以下の3種類があります。

  • 挽き板:天然木を2mm程度の厚みに挽いたものを表面に貼り付けたタイプ。無垢材と同じ質感を得られる。
  • 突き板:天然木を3〜1mm程度の厚さにスライスしたものを表面に貼り付けたタイプ。天然木の風合いを感じられる。
  • シート:木目模様をプリントしたシートを表面に貼り付けたタイプ。手入れしやすく安価だが天然木の風合いはない。

▼フローリング材による価格・木質感の違い

フローリング材による価格・木質感の違い

<合板フローリングのメリット>

合板フローリングは、合板を貼り合わせているので温度や湿度の影響を受けて反ることがなく、品質が安定しています。無垢フローリングよりも安価なうえ、シートタイプはデザインや色のバリエーションが多いこともメリットです。

<合板フローリングのデメリット>

一方合板フローリングは、接着剤が使用されているのでシックハウス症候群やアレルギーを引き起こす心配があります。無垢フローリングと比較すると肌触りが硬く、冬には冷たく感じるのがデメリットです。シートタイプは劣化が早く、早めに張り替えが必要になるケースもあります。

<合板フローリングがおすすめの人>

合板フローリングはウレタン塗装されているものが多いため水やキズに強いことから、小さなお子さまがいてキズや汚れが気になる人手軽にお手入れしたい人におすすめです。無垢フローリングよりも安価なので、価格を抑えたい人は合板フローリングを選びましょう。なお床暖房をするのであれば、基本的には合板フローリングを選択することになります。

4-2.無垢フローリング

無垢フローリングは、天然木を切り出して作られた、天然木100%のフローリング材を指します。

<無垢フローリングのメリット>

無垢フローリングに使われる素材は、スギやひのき、パイン、オーク、ウォールナットなど種類が多く、それぞれ色合いや風合い、質感などが異なります。天然木ならではの風合いと、経年による変化を楽しめるのが無垢フローリングのメリットです。天然木は断熱性が高いため、冬場でも肌触りが温かなのも特徴です。

<無垢フローリングのデメリット>

一方無垢フローリングは、合板フローリングと比較すると水を吸いやすいため、液体をこぼすとシミになりやすいのがデメリットです。さらに湿度の影響を受けやすく、冬には乾燥して縮んですき間ができたり、反りや割れが発生したりすることもあります。また合板フローリングよりも、材料費や施工費が高額になりがちです。

<無垢フローリングがおすすめの人>

無垢フローリングは、費用が多少高くなっても天然木ならではのナチュラルな雰囲気を大切にしたい人におすすめです。また化学物質に弱い人やアレルギーが気になる人も、無垢フローリングを選ぶといいでしょう。


5.まとめ

12畳の部屋をフローリングに張り替える費用や、安く抑えるポイントなどをご紹介しました。

フローリングを張り替えるときには、既存の床が何なのか、どんなフローリング材に張り替えるのかによって費用が大きく異なります。またリフォーム会社によって、荷物の移動費用を含むかなどの違いもあるので、まずは相見積もりを取るのがおすすめです。

リフォームガイドでは、フローリング張り替えが得意な優良なリフォーム業者を無料でご案内いたしますので、お気軽にご登録ください。

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