
「マンションで子供部屋リフォームしたいが、どのようにリフォームするのがいいの?」
このように悩んでこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
マンションの子供部屋リフォ―ムと一口に言っても、お子さんの年齢によってやるべきリフォームの方向性は変わるものです。
そこで今回は、マンションの子供部屋リフォームのやり方や費用・期間について解説します。
さらに、マンションの子供部屋リフォームを行う際の注意点や、リフォームを成功させる業者選びの方法もご紹介します。
この記事を読めば、マンションでの子供部屋リフォームのポイントがわかります。さらに、リフォームの具体的な手順もわかり、スムーズにリフォームを実現できるようになります。
目次
1.マンションの子供部屋リフォ―ムをする上で考慮すべきことは?
マンションの子供部屋リフォ―ムで考慮すべき点は、お子さんの年齢によって考え方が変わってきます。
子供の年齢を踏まえた、マンションの子供部屋リフォームで考慮すべき点をまとめました。
小学校低学年程度のお子さんは、まだ何をするかわからないというリスクがあります。そのため、ある程度は親の目が届く場所に子供部屋を設置するとよいでしょう。その一方で、少しずつ自立するように仕組みを作っていくことも大切です。
お子さんが小学校高学年以上になると、プライバシーに配慮してお子さんの数だけの子供部屋を作ることが望ましいです。また、勉強机やベッド、収納を設置しても手狭にならない空間づくりも重要です。
2.【子供が小学校低学年以下の場合】 マンションの子供部屋リフォームのポイントと施工事例
「子供が小学校低学年以下だけど、具体的にはどんなリフォームをすればいいの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
この章では、子供が小学校低学年以下の場合のマンションの子供部屋リフォ―ムのやり方と実際の施工事例をご紹介いたします。
2-1.リビングに隣接させ、学習空間や収納に配慮したリフォームをしよう
まだお子さんから目が離せない小学校低学年段階のリフォームで押さえるべきことは、間取りと勉強机・収納です。
それぞれ詳しくご説明します。
子供部屋はリビングに隣接させるような間取りに
ある程度目が届く範囲にお子さんがいる環境を作れば、お子さんが何をしているか把握できます。万が一のリスクを回避することができ、さらに、一緒に勉強をしたり、収納のしかたを教えてあげたりできます。
それらを考慮すると、子供部屋はリビングの隣に設置するのがいいでしょう。
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/297
リビングに隣接し、かつ、日常生活にあまり使っていないスペースを子供部屋にするのがベストです。そのようなスペースがない場合は、リビング内に子供部屋を設置することが望まれます。
学習スペース、子供の背の高さにあわせた収納の設置を検討しよう
市販の勉強机や収納を購入し設置するのもいいですが、せっかくリフォームするのならより機能的な子供部屋づくりをしていくといいでしょう。
ここでご提案したいのが、学習スペースとお子さんの身長に配慮した収納の設置です。
お子さんが勉強のやり方を身につけるため、学習スペースはお子さんと親御さんが一緒に取り組めるようにするという観点で設計するといいでしょう。
出典:http://www.nikka-home.co.jp/selection/20161031172457.html
このスペースは子供部屋に設置するのもいいですが、キッチン隣やリビングに併設する形をとると料理をしている際にもお子さんのことを見ながら作業することが可能になります。
収納に関しては、お子さん自身が自主的に片づけをするために、出し入れしやすい収納にするのがポイントです。
出典:http://www.balleggs.com/portfolio/renovation051/
上の事例のように、収納をお子さん背の高さにすることや、勉強中にモノが取りやすい位置に収納スペースを設けることで、お子さん自身の収納への取り組み方も変わっていくでしょう。そして、整理整頓する習慣が身につくことも期待できます。
2-2.実際の施工事例
この項では、「リビングに隣接し、勉強机や収納に配慮した子供部屋リフォーム」の事例をご紹介します。
リビング横に、勉強机や収納に配慮した子供部屋を設置した事例
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/389
今まで物置きとしてしか使用されていなかった和室スペースを子供部屋にした事例です。リビングに隣接しているだけでなく、幅が広い勉強机やお子さんの身長にあわせた収納など、子供の使いやすさに配慮した子供部屋となっています。
リビングに隣接し、工夫された収納を設置した事例
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/202
扉で仕切られていた空間を開放感のある空間にし、お子さんが快適に過ごせる子供部屋にしていきました。また、空間を有効活用し、子供部屋下に収納スペースを設置するなど工夫された収納も特徴的です。
3.【子供が小学校高学年以上の場合】マンションの子供部屋リフォームのポイントと施工事例
「うちは子供が小学校高学年以上だけど、どんなリフォームをすればいいの?」と思った方も多いのではないでしょうか。
この章では、子供が小学校高学年以上の場合のリフォーム方法と施工事例をご紹介します。
3-1.一人一部屋を確保し、必要に応じて空間を有効活用したリフォームをしよう
お子さんが小学校高学年以上なら、1人1部屋の独立した子供部屋を与えることを検討しましょう。成長するにつれて子供は「一人で過ごせる空間がほしい」と感じるようになります。可能な限り、お子さんのプライバシーを尊重してあげましょう。
では、子供部屋を増やすにはどのようにすればよいのでしょうか。
代表的な4つのリフォ―ム方法をご紹介いたします。
間仕切り壁を設置して部屋を分割する
出典:http://toyohashi-nikka.com/works/naiso/20160723150904.html
この方法の問題は、各部屋が手狭になってしまうことです。具体的に説明すると、6畳の洋室に仕切りを入れて3畳の部屋を2つ作ると、勉強机やベッド、収納を設置するとほとんど歩くスペースがなくなります。
この方法は、既存の部屋が9畳以上(子供部屋に必要とされる空間は最低4.5畳)ある方におすすめのリフォ―ムです。
造作収納棚(クローゼット)で部屋を分割する
出典:http://tachikawa-nikka.com/works/naiso/20151110132042.html
造作収納棚や造作クローゼットとは、部屋のサイズにあわせて作られた収納棚、クローゼットです。
ただの間仕切り壁ではなく収納スペースにすれば、スペースの有効活用が可能になります。収納量を多く確保したい方におすすめのリフォーム方法です。
入れ違い2段ベッドで部屋を分割する
出典:http://suikoubou.co.jp/works/mansion-renovation9642sctf#a1
入れ違い2段ベッドとは寝るスペースが上下左右に分かれている2段ベッドです。
入れ違い2段ベッドを設置すると、子供部屋に必要な家具の中でもっともスペースを占めるベッドスペースが1台分で済みます。
この方法は、収納は一般的なサイズでいいからベッド空間を確保したい方におすすめのリフォームです。
間仕切り壁を設置して部屋を分割する+ロフト設置
出典:https://www.taniue-reform.jp/seko/22179.html
ロフト部分はベッドとして使い、ロフトの下に勉強机や収納棚を設置するスタイルが一般的です。
ベッドの分だけスペースが生まれ、多機能な家具も活用すれば不自由なく使える子供部屋にリフォームできます。
この方法は、ベッド空間を確保し、かつ、収納量もある程度は確保したいと考える方におすすめのリフォ―ムです。
3-2.空間を有効活用して一人一部屋を確保した子供部屋リフォーム事例
ここでは、「空間を有効活用して一人一部屋を確保した子供部屋リフォーム」の事例をご紹介いたします。