マンションリフォームの費用相場!築年数別おすすめリフォームも解説

「マンションのリフォームをするには、どれくらいの予算を見込んでおけばいいのか?」
「どれくらいの費用でどんなリフォームができるのか?」>
このようにお考えではないですか?
マンションのリフォーム費用は、全面的なリフォームの場合300万円以上かかります。
データ元:データで見るマンションの全面リフォームの費用と相場
それぞれの価格帯では以下のようなリフォームができます。
価格帯 | リフォーム内容 |
---|---|
300万円前後でできるリフォーム |
|
500万円前後でできるリフォーム |
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700万円前後でできるリフォーム |
|
マンションリフォームの費用はどこまでリフォームするのかによって変わり、どこまでリフォームが必要なのかは築年数によってある程度の判断ができます。
この記事では、マンションのリフォームの築年数別のおすすめリフォームやその費用、実際のリフォーム事例などを解説します。
そのほかにも、マンションリフォームをする際の進め方、ローン、減税や補助金について、注意点、業者選びなど、マンションリフォームで知っておきたい知識を詰め込んでいますので参考にしてください。
>>実際の見積もりデータから算出したマンションリフォームの費用と相場
目次
1.マンションの築年数別におすすめしたいリフォームとその費用
この章では、マンションの築年数別に、どのようなリフォームが必要なのかとその費用をご説明します。
以下の表に概要をまとめています。
【マンションのリフォーム費用早見表】
築年数 | おすすめのリフォーム内容 | 単体費用(万円) | 合計費用(万円) |
---|---|---|---|
20年 | 水まわりの全入替え※1 | 200前後 | 200前後 |
30年 | +クロス張替え※2 | 60前後 | 260前後 |
+フローリング張替え※2 | 70前後 | 340前後 | |
+キッチンの移動※3 | 25前後 | 365前後 | |
+和室から洋室へ※4 | 55前後 | 420前後 | |
40年 | スケルトンリフォーム (内装を一から作り直すリフォーム) |
600~1000前後 |
※1 ユニットバス、キッチン、洗面台、トイレ、給湯器でミドルグレードのものに入れ替えた前提
※2 3LDK(70㎡)でクロス、床は普及品で一般的なビニールクロス、フローリングの前提
※3 独立型の壁付きキッチンをオープンスタイルの対面キッチンにするリフォーム の前提
※4 6畳の和室で畳からフローリング、押入れからクローゼット、襖から引き戸へのリフォームの前提
築20年を経過すると、お風呂のドアなど水まわり設備が壊れ始めます。
また、汚れが落ちにくくなったり、経年劣化が目についたりしてくるため、水まわり設備の交換をおすすめします。
築30年を経過すると、内装全体の汚れが我慢できないレベルになります。
クロスや床の張り替えは同時に行うことをおすすめしています。
さらに、ライフスタイルや家族構成も新築当時とは変わっています。現在の生活に合わせて和室を洋室にするなど、間取り変更を伴うリフォームが多くなります。
築40年を経過すると配管が劣化し、いつ漏水してもおかしくない状態になります。内装をすべて作り直すスケルトンリフォームなら、配管も含めて新築同然にすることができます。間取り設計も自由にやり直せるので、雑誌に出てくるような理想の我が家も夢ではなくなります。
>>【プロが教える】マンションのフルリフォーム費用相場
以下、具体的にマンションで発生しうる問題点とおすすめリフォーム内容を築年数別にまとめました。
1-1.水まわりの入れ替え(200万円前後)
水まわりの設備にそれぞれミドルグレードのものを入れた場合です。
ユニットバス80万円、キッチン80万円、洗面台10万円、トイレ15万円、給湯器15万円ほどで、以下のようなリフォームが可能です。
●ユニットバス交換の事例
【費用:79万円】
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/990
>>マンションのお風呂・浴室のリフォーム費用と安く抑えるコツ8選
●キッチンの交換の事例
【費用:85万円】
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/112
>>マンションのキッチンリフォーム事例7選!費用や注意点も徹底解説
●トイレ交換の事例
【費用:16万円】
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/303
>>マンションのトイレリフォームを完全解説!費用相場や注意点など
●洗面台交換の事例
【費用:8万円】
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/327
水まわり設備は、グレードを上げたりオプションをつけたりすると、10万円単位で費用が変わります。
以下の記事でも詳しく解説しているので、水回りのリフォームについてより詳しいことを知りたい方はぜひご一読ください。
1-2.クロス張り替え
リフォームガイドに加盟する数百軒のリフォーム業者にクロス張り替えの金額を確認したところ、相場は1000円~1600円/㎡(アクセントクロスだと+300~400円/㎡ほど)と、かなりの差が出ました。
クロスの張り替え面積は、2LDKなら壁と天井を合わせて約350平米、3LDKなら約400平米です。
リフォーム費用は諸経費込で2LDKなら40~60万円、3LDKでは45~70万円になります。
1-3.床張り替え
フローリング張り替えの単価は、11,000~12,000円/㎡前後が相場になります。
フローリングの張り替えではなく床材を重ねる上張りにすれば、もともとのフローリングをはがす費用(3,000円/㎡前後)を削減できます。
上張りする分高さが出てしまうため、ドアの開け閉めに支障が出ないかなど、上張りで問題ないかをリフォーム会社に確認しましょう。
>>フローリングの張り替えリフォームにかかる費用相場はいくら?
1-4.キッチンの移動
キッチンを明るく開放的な空間にして家族とのコミュニケーションを増やしたいという考えから、壁付きキッチンからオープンスタイルの対面キッチンにしたいと希望する方が増えています。
一口に「キッチンの移動」といっても、もともとの間取りや移動後に腰壁を設けるかなど、条件によって費用は変わってきます。
移動して対面キッチンにする費用相場
現状の間取り | 腰壁 | 費用相場 |
---|---|---|
独立型 | あり(カウンターあり) | 26~29万円 |
あり(カウンターなし) | 20~22万円 | |
なし | 14~16万円 | |
オープン型 | あり(カウンターあり) | 20~22万円 |
あり(カウンターなし) | 14~16万円 | |
なし | 8~10万円 |
1-5.和室から洋室へのリフォーム
和室から洋室へのリフォームは、畳をフローリングに変えるだけなら6畳間で15~20万円程度に収まります。
ただし、押入れや襖のリフォームも同時に行われることが多く、結果として総額で50万円ほどかかることが多いリフォームです。
和室のリフォーム費用相場(6畳間の場合)
リフォーム後の状態 | 費用相場 | ||
---|---|---|---|
畳 | 押入れ | 襖 | |
畳張替え | そのまま | そのまま | 3~4万円 |
半畳畳に張替え | そのまま | そのまま | 10~11万円 |
フローリング | クローゼット | 撤去(リビングと一体化) | 40~45万円 |
引き戸 | 55~60万円 |
>>和室を洋室にリフォームする際にかかる費用・ポイントを全解説
1-6.スケルトンリフォーム
マンションのスケルトンリフォームはかなり大がかりな施工となり、工事にかかる費用も大きくなります。
そのため、業者によって100万円単位で見積もり金額に差が出ることもあります。
マンションのスケルトンリフォーム費用まとめ
間取り | 地元の工務店 | 中堅リフォーム会社 | 大手リフォーム会社 |
---|---|---|---|
2LDK(60㎡) | 550万円台~ | 750万円台~ | 900万円台~ |
3LDK(70㎡) | 600万円台~ | 800万円台~ | 1050万円台~ |
※税別の前提
以下はスケルトンリフォームの際に追加することが多いリフォーム内容と費用相場です。
その他の追加費用
リフォーム内容 | 費用相場 |
---|---|
水まわりの設備のグレードアップ | 10~20万円/1カ所 |
二重サッシ化 | 5~10万円/1カ所 |
床暖房 | 5~7万円/畳 |
自然素材を床材に使用 | 1~2万円/畳 |
なお、マンションのスケルトンリフォームついては、以下の記事で実際の見積もりも交えながら詳しくご説明しています。ぜひ参考にしてください。
>>相場が分かる!マンションスケルトンリフォームの費用をスッキリ解説
(補論)スケルトンリフォームとは?
スケルトンリフォームとは、元の壁や床などを全て解体撤去したスケルトン状態(コンクリートがむきだしになった状態)にしてから内装を新しく作り上げるリフォームです。
2.マンションのリフォーム事例と実際にかかった費用
この章では、マンションリフォームにかかる費用相場に加え、施工事例を写真付きでご紹介します。
実際のリフォーム例をご覧いただくことで、みなさまが希望しているマンションリフォームの費用感が把握できるはずです。
また、いくつかのリフォーム例では、リフォームにかける費用を抑えてもおしゃれに見せる・使い勝手をよくするヒントもご紹介しています。
どんなマンションリフォームをしたらよいかお悩み中の方は必見です!
2-1.スケルトンにしないリフォーム事例と実際にかかった費用
この項では、クロス・床張り替え、水まわり交換を行った施工事例をいくつかご紹介します。
■費用を最低限に抑えたマンションのフルリフォーム(約260万円)
この事例では、お客様が極力費用を抑えたいと希望されていたため、水まわり設備のグレードを下げて、ユニットバス、キッチン、洗面台、トイレ、給湯器の全てを200万未満で交換することができました。
アクセントクロスの採用で、費用を抑えながらガラリとイメージを変えることに成功しています。
そのほか、使い勝手が悪かった和室をウォークインクローゼットにリフォームしました。
(リフォーム内容)
- 水まわり4点(ユニットバス、キッチン、トイレ、洗面台)入れ替え
- 和室をウォークインクローゼットへ
- アクセントクロスを使っておしゃれ度アップ!!
出典:http://www.daiken-rs.jp/syosai.php?cd=178
■3LDK(70㎡)のマンションフルリフォーム(約340万円)
水まわりの中でも、キッチンは特に女性のこだわりが強い場所です。
この事例では、リクシルのハイグレード商品リシェルを採用。洋室2部屋は床材をカーペットからフローリングに張り替えています。
(リフォーム内容)
- 3LDK、70㎡
- 水まわり4点(システムキッチン、ユニットバス、洗面台、トイレ)の交換。システムキッチン、洗面台はハイグレード商品、ユニットバス、トイレはミドルグレード商品
- クロス、クッションフロアの総張り替え、フローリングは補修のみ
- 和室の半畳畳への張り替え/壁はお客様で珪藻土をDIY(業者はお手伝い)
- 洋室2部屋をカーペットから防音フローリング化
- その他造作棚数か所(玄関の飾り棚など)
- キッチンの移動や間仕切り壁の撤去などの間取り変更はなし
■建具を除くマンションフルリフォーム(約450万円)
中古マンションを購入後、建具(戸・障子・襖など)を除くフルリフォームを行いました。
(リフォーム内容)
- 水まわりの全設備交換
- クロスの張り替え
- カーペットからフローリングへの張り替え
- リビングの壁はエコカラット(インテリア壁材の一種)を張り付け、おしゃれ度をアップ!
- 和室からウォークインクローゼットへのリフォーム
出典:http://www.daiken-rs.jp/syosai.php?cd=198
2-2.スケルトンリフォームの事例と実際にかかった費用
この項では、スケルトンリフォームの事例をいくつかご紹介します。
■賃貸マンション(3LDK)のスケルトンリフォーム(500万円)
こちらは賃貸マンションオーナーのお客様が行ったスケルトンリフォームの事例です。
賃貸マンションなど、内装は最低限の機能を備えていれば差し支えない場合は、水まわり設備のグレードなども抑えられます。
この事例では約500万円(うち解体費は50万円弱)に収まりました。
出典:https://www.cube-reform.co/blank-31
■3LDK(70㎡)マンションのスケルトンリフォーム(657万円)
リビングは和室とひと続きでも違和感がないように設計しました。
壁付けキッチンから対面キッチンに変更し、家族との交流を深めます。
こども2人が将来それぞれの部屋を持てるよう、廊下側からこども部屋に入るドアを2カ所設けています。
出典:http://suikoubou.co.jp/works/mansion-renovation3195adcs
■2LDK(64㎡)マンションのスケルトンリフォーム(666万円)
白を基調とし、ダウンライトを採用して落ち着いて洗練された印象の空間を演出。
LDKを広くとり、快適で住みやすい空間になりました。
造作のクローゼットも作り、収納量を増やしました。
出典:http://suikoubou.co.jp/works/mansion-renovation9294adck
■3LDK(66㎡)マンションのスケルトンリフォーム(657万円)
こちらの事例は、予算内で抑えるためにリフォームする範囲をLDKと和室周辺に絞っています。
そのかわり、「厨房のようなキッチンがほしい」というお客様のご要望に応え、キッチンの部材にはこだわりました。
床と壁にイタリア製の大判タイルを使用し、高級感あふれるLDKに仕上がりました。
出典:http://suikoubou.co.jp/works/mansion-renovation5738itbt
■2LDK(70㎡)マンションのスケルトンリフォーム(費用760万円)
居室だった空間をリビングダイニングに取り込み、キッチンの奥まで光が差し込むように設計。
また、和室の建具を引き違い戸にすることにより、開けたときに開放感のある空間を演出しています。
出典:http://www.artreform.com/example/detail.php?id=157&c1=2&c2=4,5&c3=1
(補論)昔のマンションの間取りを現代風に変更するには?
リフォームが必要となる築20年以上経ったマンションの多くでは、建築当時の時代背景が反映された「よくある間取り」が存在します。ここでは、それらの間取りの問題点と、リフォームによる解決方法を解説します。
■昔のマンションによくある間取りとその問題点
築20年を超えるマンションには長方形型、もしくは団地などでよく見られる正方形型の2つの間取りが存在します。
■マンションにおける流行の間取り変更とは?
上記の問題点を踏まえ、最近のマンションリフォームでは間取り変更を行うのが主流です。現代では以前より家族の人数が少なめのため、部屋数を減らして大きく使おうという傾向にあります。
3.中古マンションを購入してリフォームする際の「損しない」進め方
中古マンションを購入してリフォームするときには、どうしても家賃の二重払いが発生します。二重払いの期間を最短で済ませるには、購入と同時にリフォーム工事を始めることが重要です。
そのための理想的な進め方の流れを図で確認してみましょう。
図:中古マンションを購入してリノベーションをする場合の理想的な流れ
中古マンションを購入してリフォームするときには、
・不動産会社
・リフォーム会社
・ローンを組む場合は銀行などの金融機関
とのやり取りが発生します。できるだけ二重払いの期間を短く抑えるためには、以下の順番で進めます。
①不動産会社の紹介の業者から見積もりをもらい金額を確認します。
②購入の意思表示をし、契約日を決めます。
※住宅ローンの審査を先に依頼する場合もあります
③業者を探し、見積もりのための現地調査を行います。
※この段階ではまだ購入前なので、不動産会社・リフォーム会社・施主(あなた)の3者の立ち合いが必要です。購入する物件に入居者がいる場合には、入居者を含めた4者が立ち合います。
※見積もりは複数業者に依頼する「相見積もり」を行い、内容や費用を比較検討して選びましょう。ただし業者が多すぎるとかえって選びにくくなります。さらに入居者がいる場合、何度も調査のために訪問するのは断られる可能性があります。多くても2〜3社に抑えるのが無難です。
④不動産会社と本契約を結びます。
※③と④は順番が逆になる場合もあります。
※本契約から鍵の引き渡しまでにかかる期間は、売主の状況によって変動します。
⑤リフォーム会社と契約を結びます。
⑥決済を済ませ、鍵を引き渡してもらいます。この日からリフォーム工事が終了するまで、家賃の二重払いが発生します。二重払いの期間をできるだけ短く抑えるには、この日から最短でリフォームを開始するのがベストです。
⑦工事の完了日にあわせて引越し日を決め、準備を進めます。
⑧リフォーム工事が終了したら入居します。
4.マンションリフォームでローンを組む際に注意すべきことは?
マンションのリフォームにかかる費用は数百万円以上です。
施工規模によっては1000万円以上かかるケースもあり、ローンを組む方も多いかと思います。
この章では、マンションのリフォームでローンを組む際に知っておくべきポイントをご説明します。
4-1.利用できるリフォームローンについて
マンションのリフォームで利用できるローンは、リフォームローン(金利2.5~4.5%、無担保)もしくは、住宅ローン(金利0.5~2.5%、有担保)のいずれかになります。
現在住んでいる物件を1000万円以下でリフォームするなら、リフォームローンを使いましょう。
一方、中古マンションの購入と同時にフルリフォームを行う場合は、中古マンション購入の住宅ローン申請にリフォーム費用を合算して申請するようにしましょう。
リフォームローンと住宅ローンの違いのまとめ
リフォームローン (担保なし) |
住宅ローン (担保あり) |
|
---|---|---|
初期費用 | なしの場合が多い | 借り入れ金額の2.2%※2 |
金利相場 | 2.5~4.5% | 0.5~2.5% |
借入限度 | 500万or1000万が多い | 1億円が多い |
借入期限 | 最長5年or10年が多い | 最長35年が多い |
団体信用保険※1 | 原則なし | 原則あり |
手続き | ・簡単 ・審査短い(当日~2日) |
・煩雑 ・審査長い(4~7日) |
※1 契約者が死亡した時にローン残高を保険金で賄える保険
※2 手数料または保証料
4-2.金利や返済期間の違いによる支払額シミュレーション
金利や返済期間の違いによって、毎月の支払額や支払利息は大きく変わってきます。
ここでは、金利と借入年数によって毎月の支払額や支払総額がどう変動するかを、早見表にまとめました。
ローンの支払額や返済期限を検討する際の参考にしてください。
住宅ローン金利・期間別支払額まとめ
(1000万円/元利均等返済のローンを組む場合)
金利(%) | 借入期間(年) | 支払額(円/月) | 支払総額(円) |
---|---|---|---|
0.40 | 10 | 85,024 | 10,202,880 |
20 | 43,362 | 10,406,880 | |
30 | 29,482 | 10,613,520 | |
0.70 | 10 | 86,308 | 10,356,960 |
20 | 44,663 | 10,719,120 | |
30 | 30,804 | 11,089,440 | |
1.00 | 87,604 | 10,512,480 | |
20 | 45,989 | 11,037,360 | |
30 | 32,163 | 11,578,680 | |
1.30 | 88,912 | 10,669,440 | |
20 | 47,340 | 11,361,600 | |
30 | 33,560 | 12,081,600 |
リフォームローン金利・期間別支払額まとめ
(500万円のローンを組む場合)
金利(%) | 支払期間(年) | 支払額(円/月) | 支払総額(円) |
---|---|---|---|
1.50 | 3 | 142,124 | 5,116,464 |
5 | 86,549 | 5,192,940 | |
7 | 62,740 | 5,270,160 | |
10 | 44,895 | 5,387,400 | |
2.00 | 3 | 143,212 | 5,155,632 |
5 | 87,638 | 5,258,280 | |
7 | 63,837 | 5,362,308 | |
10 | 46,006 | 5,520,720 | |
2.50 | 3 | 144,306 | 5,195,016 |
5 | 88,736 | 5,324,160 | |
7 | 64,945 | 5,455,380 | |
10 | 47,134 | 5,656,080 | |
3.00 | 3 | 145,406 | 5,234,616 |
5 | 89,843 | 5,390,580 | |
7 | 66,066 | 5,549,544 | |
10 | 48,280 | 5,793,600 |
4-3.ローン本審査には確定した見積書が必要!現地調査依頼はお早めに!
ローンの本審査にあたっては、「工事請負契約書の写し」、または「確定した見積書」が必要になります。
業者を選定し見積もりを確定するまでには、現地調査から最低1か月ほどかかります。
現地調査はこの期間を考慮し、余裕を持ってリフォーム業者に依頼しましょう。
とくに、中古マンションの購入と合わせて行うリフォームでは、マンション購入費用にリフォーム費用を合算して住宅ローンを申請する必要があります。
物件候補の絞り込みと同時にリフォーム会社探しを始め、早めに現地調査に入ってもらえるように段取りを組みましょう。
ローンについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
>>あなたに最適なリフォームローンが選べる!金利・比較ポイントなど解説
5.リフォーム減税や補助金も積極的に活用しよう
大規模なリフォームや特定のリフォームでは、減税が適用されたり、補助金が使える場合があります。
補助金はリフォーム前に申請が必要な場合も多いので、事前にチェックをしておきましょう。
5-1.住宅ローン減税を活用すればリフォーム費用を抑えられる!
10年以上の住宅ローンを利用して中古住宅をリフォームする場合、最長10年間、年末の住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除されます。(2022年3月現在)
住宅ローン減税を利用した際の減税額について
減税内容 | 備考 | |
---|---|---|
住宅ローン減税 | 毎年のローン残高の0.7%を10年間所得税や住民税から減税 | ・最大の減税額は140万円 ・ローンの対象額は最大2000万円 |
5-2.ローンを借りなくても減税適用になる場合も!
また、ローンの有無を問わず、バリアフリー・耐震・省エネ・三世代同居などの目的でリフォームを行った場合も、減税の対象になります。
そのほか、リフォームローンや住宅ローン減税の詳細については、以下の記事でまとめています。合わせてご確認ください。
>>【2022年度版】リフォームの減税制度を分かりやすく解説!
5-3.補助金も活用できるかチェック!
減税のほかに、マンションのリフォームでは補助金や助成金を受け取れる可能性があります。
補助金の対象となるリフォームは、以下のようなリフォームです。
- 住宅の長寿命化、高性能化を目指すリフォーム
- 断熱・省エネを目的とするリフォーム
- 介護・バリアフリーを目的とするリフォーム
- 三世代同居を目的とするリフォーム
また、新型コロナウイルスの影響により、テレワーク対応リフォームにも補助金が使える場合があります。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
>>マンションリフォームで利用できる補助金・助成金・減税制度について
6.マンションのリフォームで知っておくべき注意点
マンションのリフォームでは、「リフォームをしてはいけない箇所」や「思い通りにリフォームできない制約」があります。また、お隣とのトラブルに発展しないように配慮も必要です。事前に知っておくことで、トラブルの回避をしましょう。
6-1.玄関ドアや窓ガラスなどはリフォームできない
マンションは「共用部分」と言われる、住居者全員の所有にあたる場所があり、勝手にリフォームをしてはいけない場所になります。どの部分を「共用」、どの部分を「専用」かは、マンションの管理規約に定められています。
玄関ドア、窓ガラス、バルコニーなどは共用部分とされているケースが多いので注意が必要です。
<共用部分の例>
- 玄関ドア
- インターフォン
- 窓ガラス・網戸
- バルコニー
- 室外機置場
- パイプシャフト(給排水管やガス管などを上下階に通すためのスペース)
- セキュリティ設備・火災報知器
<専用部分の例>
- 部屋の壁、床
- 室内ドア
- キッチン・浴室などの住宅設備
6-2. 間取りの変更は自由にできない可能性がある
マンションの構造によっては、理想の間取りに変更できない場合があります。
「壁式構造」と呼ばれる構造のマンションでは、「耐力壁」と呼ばれる壁が建物を支えており、部屋のなかに耐力壁がある場合、その壁は撤去できません。
空間を仕切るための「間仕切り壁」であれば動かすことが可能ですが、理想としている間取りにできない可能性があります。
また、マンションによっては、給排水管の移動ができない場合があり、キッチンやトイレなどの水回りの移動が難しいケースもあります。
水回りの大幅な移動はできないものの、移動距離によっては可能な場合もあります。詳しくは見積もりの際、リフォーム業者に相談してみましょう。
6-3.リフォーム前にはご近所への「挨拶」を忘れずに
マンションのリフォームでは、工事中の騒音や業者の出入りが、トラブルやクレームに繋がるリスクがあります。
リフォームを始める前は、ご近所にいつからいつまで、どの時間帯に工事が入るのかなどを伝えておき、配慮を忘れないようにしましょう。
リフォーム業者も、お隣への配慮までできる会社を選びたいですね。
7.予算内で満足度も高く!あなたに最適な業者の選び方
「マンションのリフォームは簡単にやり直せないから、とことんこだわって理想の住まいを手に入れたい!でも、できれば費用は安い方がありがたい・・・」マンションのリフォームを検討している方なら、誰でもこのように考えていることでしょう。
この章では、費用をかけるポイントを押え、予算内で満足度の高いマンションリフォームをする方法をお教えします。
7-1.あなたの趣向次第で選ぶべき業者は変わる!
マンションリフォーム工事を請け負う業者は多数存在しますが、それぞれの特徴は大きく異なります。
満足できるリフォームを行うためには、希望しているリフォームの内容に応じて業者を選ぶ必要があります。
やりたいリフォームがそれほど複雑でなく、デザインにこだわらないかわりに費用は抑えたい方には、地元の工務店がおすすめです。
一方で、使い勝手の良さやデザイン性を追求したリフォームを希望するなら、デザイン料の上乗せがあったとしても提案力のある中堅リフォーム会社を選ばれるとよいでしょう。
7-2.紹介サイトを活用して、あなたの希望に合った業者を見つけよう!
工務店や中堅リノベーション会社の施工品質や提案内容は業者によって異なります。
そのため、お客様の満足度はどの業者を選ぶかによって大きく左右されます。
マンションのリフォームが得意で、かつお客様の満足度が高い会社を見分けることは、一般の方には容易ではありません。
まずは紹介サイトなど専門家のアドバイスを活用して、リフォームの内容に合う工務店を探しましょう。
紹介サイトには、実際に紹介サイトを利用したお客様の口コミや独自取材による情報が集まっています。
どの工務店がマンションのリノベーションを得意としているか、お客様からの評判がよいかなどもわかります。
また、複数一括で業者を紹介してくれるので、やりたいリフォームの目的に合っている工務店を比較検討して選ぶことができます。
(ご参考)リフォームガイドのご紹介
ここでは、紹介サイトの一つである弊社リフォームガイドについてご紹介します。リフォームガイドでは、みなさまのリフォーム内容や趣向に合うリフォーム会社をまとめてご紹介いたします。
リフォームガイド:無料見積の申込はこちらから(登録はたったの30秒)
電話番号:0120-395-120
営業時間:10:00~19:00(全日)
8.費用を抑えてリフォームするなら工務店がおすすめ!
マンションリフォームをできるだけ安い費用でやりたいなら、地元の工務店に依頼するのがおすすめです。
大手リフォーム会社に依頼するのに比べ、数百万円単位で費用を抑えられることもあります。
ただし、工務店は工事そのものが主な業務であるため、専任のデザイナーがいるリフォーム会社のような提案はできない場合もあります。
この章では、工務店に依頼しても価格と内容両面で満足できるリフォームを実現するために重要なポイントを2つ、ご紹介します。
8-1.どのようなリフォームをしたいか施主自身も勉強が必要
工務店の仕事は工事そのものが中心となるため、デザインや使い勝手の提案で中堅リフォーム会社や大手リフォーム会社と同レベルを期待するのは無理があります。
ただし施工にかけては、工務店は間違いなくプロフェッショナルです。
雑誌やインターネットで見つけたイメージなどを見せながら、「こういったイメージでやりたい」という希望を具体的に提示すれば、どうしたら実現できるか親身になって相談に乗ってもらえます。
また、キッチンやユニットバスなどの水まわり設備も、ご自身で実際にショールームを回ってイメージを固めましょう。
どんな設備を入れるかを具体的に決めてから工務店に伝えれば、打ち合わせもスムーズです。
以下の記事は、ご自身で希望のデザインや間取りを考える上で参考にしていただける内容です。ぜひご一読ください。
>>要望別に見る!おしゃれな間取り17選と役立つ間取りの考え方
8-2.受け身でなく、家を作るパートナーとして工務店に向き合う
地元の小さな工務店の親方には、職人気質の人が多い―というのが、実際に数百のリフォーム会社に接してきた私達リフォームガイドの実感です。
そして、頼ってくれる気の合うお客様には利益度外視で尽くしてくれます。
「こちらはお客様」という気持ちで受け身にならず、「一緒に家を作るパートナー」として工務店と向き合いましょう。
例えば、打ち合せで来てもらったときにはお茶を出す、といったちょっとした気遣いの積み重ねが、工務店とのよい関係を作るのです。
9.まとめ
いかがだったでしょうか。
一口にマンションのリフォームといっても、内容次第で費用が大きく変わることをご理解いただけたことと思います。
さらに、マンションのリフォームで利用できるローンの種類や金利、支払額についても、目安となる金額をご紹介しました。
限られた予算で満足度の高いマンションのリフォームを行うには、業者選びが重要です。
皆様が安心して施工を任せられる会社を見つけ、満足の行くリフォームをしていただけるよう、リフォームガイドも誠心誠意ご協力いたします。
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