「種類が多すぎてどの壁紙を選んでいいかわからない」
「せっかくなら色とか柄のあるものを選びたいけど、どんなものを選んだら失敗しないのかしら?」
と悩んでこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
せっかく壁紙を張替えるのであれば、おしゃれな壁紙を選びたいと思う一方、部屋に合わない壁紙を選んで失敗したくはないですよね。
実は、次の2つのポイントを押さえることで、失敗しない壁紙選びができます。
- どのグレードの壁紙を選ぶか
- どの部屋に張るか
この記事を読むことで、思い切ってお部屋の雰囲気をガラッと変える壁紙を選べるようになります。
目次
1.壁紙のグレードを選ぼう
壁紙にはスタンダードクロスとハイグレードクロスと呼ばれる2つのグレードがあります。
こだわりは特にないし、費用も抑えたいとお考えの方はスタンダードクロスをお選び頂ければと思います。
せっかくだから沢山ある色や柄の中から壁紙を選びたい!とお考えの方はハイグレードクロスにしましょう。
ここでは2つのグレードの特徴とできる部屋のイメージについてご説明するので、あなたはどちらのグレードにしたいかを検討してみて下さい。
壁紙のグレードによって費用は大きく変わってきます。
リビング等の人集まりやすい部屋にはハイグレードクロスを張り、物置等の普段使わない部屋にはスタンダードクロスを張ることで費用を抑えられるので、部屋ごとにグレードを使い分けることもおすすめです。
次に、壁紙のグレードの違いによって異なる2点についてご説明いたします。
■デザイン
スタンダードクロスは、シンプルでどの部屋にも使うことができるデザインとなっています。
同じ白の壁紙でも素材によって異なる印象を与えることができます。
ハイグレードクロスは色・柄ともに豊富で、張る壁紙によって部屋の印象を大きく変えることができます。
レンガ調やコンクリート調のといった一見壁紙とは思えないようなデザインのものもあるため、ハイグレードクロスを選ぶ価値は十分あります。
出典:https://www.sangetsu.co.jp/
■機能性
防カビ機能はグレードを問わず基本的に多くの壁紙についています。
このような基本的な機能性に加えてハイグレードクロスには次のような機能性壁紙もあります。
ここではお悩み別にそれらを解決することのできる壁紙についてご説明いたします。
出典:https://www.sangetsu.co.jp/
出典:https://www.sangetsu.co.jp/
小さなお子様がいらっしゃったり、ペットを飼っているご家庭には機能性壁紙が効果的なことがお分かりいただけたかと思います。
以上のようなお悩み解決のためにも、ハイグレードクロスはおすすめです。
2.部屋に合わせた壁紙の色・柄を選ぼう
壁紙はそれぞれの部屋に合わせて色や柄を選ぶことが必要です。
ここでは、リビングや寝室等の各部屋に応じた壁紙選びのポイントをご説明するので、それぞれの部屋ごとで壁紙を選ぶ際の参考にしてください。
2-1. リビングの壁紙の色・柄を選ぼう
リビングの壁紙の色・柄選びのポイントは暖かで落ち着けるものを選ぶということです。
具体的には、次のような色を取り入れると家族団らんの空間を作ることができます。
壁紙の色 | 色が与える効果 |
---|---|
赤 | 活力UP、食欲を促す |
オレンジ | 食欲を促す、不安を和らげる |
黄 | 気分が上がる |
青 | 気分を落ち着かせる |
緑 | 緊張を和らげる |
茶 | 安心感を与える |
グレー | 落ち着いた雰囲気を与える |
黒 | 高級感を与える |
出典:http://shinagawahatanodai-nikka.com/works/mansion/20171007094827.html
暗めの赤の壁紙を張ることで、暖かみのあるおしゃれな雰囲気のお部屋になりました。
出典:http://www.daiken-rs.jp/syosai.php?cd=880
パステルカラーの黄色の壁紙を張り、暖かく落ち着くことのできるお部屋となりました。
出典:http://toyotakita-nikka.com/works/zokaichiku/20161207073214.html
シーリングライトで照らすことで青でも明るい雰囲気で、家族が集まりやすいリビングになりました。
出典:http://www.artreform.com/example/detail.php?id=104&c3=1
植物のインテリアと合わせてコーディネートすることで自然の暖かみがあるお部屋になりました。
出典:http://www.artreform.com/example/detail.php?id=149&c3=1
同系色の家具との組み合わせでシックな落ち着いた雰囲気のお部屋になりました。
出典:http://www.artreform.com/example/detail.php?id=103&c3=1
シックな雰囲気の柄の壁紙を張り、大人な雰囲気のお部屋になりました。
出典:http://www.artreform.com/example/detail.php?id=111&c3=1
一部分に黒の壁紙を取り入れることでお部屋全体を引き締め、落ち着いた雰囲気になりました。
2-2. 寝室の壁紙の色・柄を選ぼう
寝室の壁紙の色・柄選びのポイントは、落ち着くことのできるものを選ぶということです。
具体的には、次のような色を取り入れるとリラックスできる雰囲気の部屋を作ることができます。
柄を選ぶ際には、シンプルであまりごちゃごちゃしないものを選びましょう。
柄が多く詰まっているようなものを選んでしまうと、目がチカチカしてかえって落ち着かない雰囲気になってしまいます。
壁紙の色 | 色が与える効果 |
---|---|
青 | 気分を落ち着かせる |
紫 | 心身の回復を促す |
緑 | 緊張を和らげる |
茶 | 安心感を与える |
グレー | 落ち着いた雰囲気を与える |
黒 | 高級感を与える |
出典:http://www.artreform.com/example/detail.php?id=149&c3=1
パステルカラーの青の壁紙を張ることで、リラックスして眠れそうなお部屋になりました。
出典:http://www.artreform.com/example/detail.php?id=133
濃い目の青にリーフ柄の入った壁紙を張り、高級感のある落ち着いた寝室になりました。
グレーの壁紙を張ることで、暖かみのある落ち着いた寝室になりました。
出典:http://www.artreform.com/example/detail.php?id=126
寝具と壁紙の色を合わせ、シックで高級感のある寝室になりました。
2-3. 子ども部屋の壁紙の色・柄を選ぼう
子ども部屋の壁紙の色・柄選びのポイントは明るいかつ集中できるものを選ぶということです。
具体的には、次のような色を取り入れると、落ち着いて学習したりお友達と遊ぶことのできる部屋を作ることができます。
壁紙の色 | 色が与える効果 |
---|---|
ピンク | 緊張を和らげる |
オレンジ | 不安を和らげる |
黄 | 記憶力・理解力・判断力UP |
青 | 気分を落ち着かせる |
緑 | 緊張を和らげる |
出典:http://www.daiken-rs.jp/syosai.php?cd=196
オレンジの壁紙を張ることで明るい雰囲気の子ども部屋になりました。
出典:http://yokohamaminami-nikka.com/works/naiso/20180220141851.html
ピンクの壁紙を張ることで、かわいらしい雰囲気の子ども部屋になりました。
2-4. トイレ・洗面所の壁紙の色・柄を選ぼう
トイレ・洗面所の壁紙の色・柄選びのポイントは思い切った色や柄を選ぶということです。
他の部屋に比べて狭く、居住するスペースではないので次のような色・柄の壁紙を張るとイメージを大きく変えることができます。
出典:http://www.daiken-rs.jp/syosai.php?cd=178
柄物の壁紙をトイレと洗面所に張り、シンプルながらもおしゃれな雰囲気になりました。
出典:http://www.artreform.com/example/detail.php?id=145&c3=1
アクセントとなる壁紙以外を白で統一することで、水色がパッと映える鮮やかな空間になりました。
出典:www.nikka-home.co.jp/ http://www.artreform.com/
インパクトのある大きめの柄の壁紙を張った例です。パッと目を引くおしゃれな空間になりました。
小花柄の壁紙はトイレでは無難かつ取り入れやすいです。いきなり大きな柄やインパクトのある色に抵抗がある方におすすめです。
3.壁紙選びの注意点
せっかく思い通りの壁紙を選んだのにも関わらず、思っていたものと違ったなんてことは絶対に避けたいですよね。
ここでは、壁紙選びにおいて絶対に失敗しないための注意点についてご説明いたします。
壁紙を選ぶ際には次のポイントを参考にしてください。
3-1. サンプルを取り寄せて確認しよう
一つ目の注意点は、壁紙を選ぶ際にはサンプルブックを取り寄せて確認をするということです。
ウェブや雑誌の写真を見ただけで壁紙を選び、実際に張られた壁紙を見たら想像していたものと違った、なんていう失敗は絶対にしたくないですよね。
そのためにも実際に目で色や柄を見てみる、また触ってみることで質感がどのようなものであるかを確かめてから壁紙を選んでください。
次の写真のようなサンプルブックは誰でも壁紙メーカーのホームページから取り寄せることができます。
3-2. 床の色に合わせよう
二つ目の注意点は、壁紙と床の色を合わせるということです。
床の色との組み合わせを考えずに壁紙を選んでしまうと、壁紙が浮いて見えてしまいます。
壁紙選びの際には次の色の組み合わせを参考にしてみて下さい。
出典:https://www.sangetsu.co.jp/
色のある壁紙は比較的どの色の床の色とも合いますが、濃い目の色の床に濃い色の壁紙を合わせたり、暗めの色を合わせたりすると重たくなってしまうので注意して下さい。
3-3.家具の色に合わせよう
三つ目の注意点は、壁紙と家具の色を合わせるということです。
以下の写真のように家具の色が濃い場合には壁紙をシンプルな色に合わせたり、薄い色でも同系色で揃えたりするとバランスが良くなります。
4.まとめ
いかがだったでしょうか。
あなたの理想のお部屋を実現するにはどのような壁紙を選ぶべきなのか、失敗しないために注意すべきポイントについてご理解頂けたかと思います。
壁紙は全部屋の張替えとなると大きな買い物です。
その分大満足できる壁紙を選ぶためにもここでのポイントを是非参考にしてみて下さい。
(壁紙・クロスリフォームの関連記事)
全ノウハウまとめ
壁紙クロスの張り替えを成功させる全ノウハウまとめ
その他関連記事
- 壁紙(クロス)の種類。素材の特徴とリフォームに向いている場所を紹介
- 除湿機の電気代は高い?エアコンとの比較と節約方法
- 内装フルリフォームの費用は?パターン別・築年数別の相場も解説
- 部屋の湿気がひどい原因は?すぐにできる対策やリフォームを紹介
- 砂壁のリフォーム方法と費用相場|DIYの手順や注意点も解説
- 腰壁とは?DIYできる?おすすめの導入場所、メリット・デメリット
- 壁紙(クロス)の上から塗装する手順・準備するもの・オススメ塗料
- 壁紙(クロス)張替えの業者選び|おすすめ業種や探し方解説
- おしゃれな壁紙にリフォームしたい人必見!壁紙の選び方と費用を解説
- 壁紙・クロスのリフォームの張り替え時期や費用の目安について解説
壁紙・クロスリフォームの費用と相場