
洗面台の交換をお考えの皆さん、洗面所を快適な空間にするために重要なポイントは洗面台の寸法です。”洗面所にはいりきらなかった”、”洗面ボウルまでの高さが合わず使いづらい”などといったことにならないためにも、しっかり寸法を測って最適な寸法の洗面台を選びましょう。
こちらではどこを測ったら良いのか、それによってどんな寸法のものを選べばよいのかを解説していきます。
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目次
1.一般的な洗面台の寸法について
洗面台はオーダーメイドすることもできますが、多くの人は売られている洗面台の中から選ぶのではないかと思います。一般的な洗面台にはどんな寸法があるか紹介していきます。
①間口(幅):600、750、900mm
②全体の高さ:1900mm程度
③奥行き:400~600mm程度
④洗面ボウルまでの高さ:750、800、850mm
間口の主流は600、750、900mmで、その他コンパクトな500mmや広々使える1000mm、1200mmなどがあります。間口や奥行きは様々な大きさがありますが、高さはあまり変わりません。全体の高さに関してはほとんどのものが1900mm程度で作られています。
2.洗面台のどこを測ればよいのか?
寸法を決めるにあたって、既存の洗面台やその周辺の寸法を測る必要があります。具体的にどこを測ればよいか解説していきます。寸法を測る場所は以下の通りです。
- 設置可能な寸法を知る
- 間口
- 全体の高さ
- 左右に空いているスペース
- 立体的に大きさをイメージする
- 天井(梁)までの空いているスペース
- 奥行き
- 洗面ボウルまでの高さ
寸法を決めるにあたって、設置可能な寸法を知ることは絶対条件です。左右や天井(梁)までにスペースが開いていなければ普通は既存の洗面台と同じ寸法で交換をします。
続いて大切なのが立体的に大きさをイメージしておくことです。「実際に洗面台が家に来ると、思ったより大きく感じた」というように、ショールームなどで見るのと家で見るのでは感じ方が違います。そのギャップを埋めることがリフォームの成功につながります。
3.洗面台の寸法の選び方
設置可能な寸法を理解した上で、その範囲で最適な寸法のものを選びます。その際、既存の洗面台を基準に考えると選びやすくなります最適な寸法は用途によって様々ですが、どのように決定すれば良いか、以下を参考にして下さい。
3-1.間口について
左右にスペースが空いている場合、空いたスペースを無駄にしないために2つの方法があります。
- 間口を大きくする
- 間口が大きくなると広々として使いやすくなります。既存の洗面台では少し狭く感じている方や、洗面台で洗濯したり靴を洗ったりしたい方にはお勧めです。
- 間口はそのままにして、収納スペースを作る
- 既存の洗面台の大きさで満足していて、もっと収納スペースが欲しい方はお勧めです。洗面台の使いやすさと収納スペースどちらを優先するかになります。
- 例えば、洗濯機や洗面台の上のデッドスペースは収納スペースを設けるのに最適です。
3-2.奥行きについて
洗面台の奥行きは、大きい方が水ハネしにくく、広さもあり使いやすくなります。しかしその分洗面所自体のスペースが狭くなります。洗面台の使いやすさと洗面所空間の広さどちらを優先するかによって決定しましょう。
原状で狭いと感じているなら奥行きを既存のものより小さくすることを検討してみて下さい。最近では奥行きが小さくてもボウルが深くなっていたりと、工夫されているものが多いので、ショールームなどで実際に見て決めることをお勧めします。
洗面台の奥行きが小さくなれば洗面所の空間が広くなります