屋根リフォーム費用の相場と価格を安くする方法をチェック!

屋根リフォーム費用の相場と価格を安くする方法をチェック

「屋根のリフォーム費用ってどのくらいかかるの?」

こんな疑問をいだいている人は多いですが、実際の費用を目にする機会はほとんどありません。

この記事では、屋根のリフォームに必要な費用を種類ごとに紹介いたします。

具体的には、

  • 屋根のリフォーム費用(塗装、葺き替え、カバー工法)
  • 30坪の一般的な住宅における費用のシミュレーション
  • 屋根のリフォーム費用を安くするための対策
  • 悪質業者にだまされないための注意点

について解説していきます。

「自分の家だと屋根リフォームにいくらかかるのかな?」と考えている人には必見の情報ですので参考にしてみましょう。


1.まずは屋根リフォーム費用の相場をチェック!

1.まずは屋根リフォーム費用の相場をチェック!

屋根リフォームの方法には「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3つがあります

一般的な30坪の住宅におけるそれぞれの費用目安は以下のようになります。

まずは屋根リフォーム費用の相場をチェック!

塗装

屋根素材は変えずに表面の塗装を塗り替えることでリフォームする方法です。

最も価格が安いですが屋根素材の破損などは修復できません。新築、あるいは前回の屋根の葺き替えから10年程度しか経過していないのであれば塗装メンテナンスで済むことが多いです。

葺き替え

屋根素材を全面的に張り替える大規模な工事です。

材料をまるごと交換するため下地素材の劣化にも対応できます。

新築、あるいは前回の葺き替え工事から30年以上経過している場合は下地が劣化している事が多いため葺き替えとなる可能性が高まります。

雨漏りの症状が出ている場合は葺き替えが必要となる可能性が高まります。

カバー工法

既存の屋根素材の上から新しい素材を重ねる工事です。

既存の屋根素材の撤去作業がないため葺き替えよりは費用が安くなります。3種類のリフォームのなかで最も工期が短いです。

葺き替えと同じように30年以上が経過した屋根に行うことが多いです。業者が確認してみて下地が思ったほど劣化していなければ葺き替えではなくカバー工法で対処ができるでしょう。

1-1.塗装によるリフォーム費用

塗装によるリフォーム費用

30坪の住宅の場合、塗装による屋根のリフォーム費用は30万円〜70万円程度です。

内訳としては、

  • 工事費用で15万円〜30万円
  • 塗装代で15万円〜45万円

といったところです。

塗装によるリフォームでは主に4種類の塗料から使う材料を選びます。

1-1.塗装によるリフォーム費用2

最も価格が安い塗料ですが耐用年数6〜10年と短いことが特徴です。

ウレタン系塗料の特徴

近年ではシリコン系塗料が普及したため利用されることは少なくなっています。

シリコン系塗料の特徴

現在最も普及している塗料で、コストパフォーマンスも高く耐用年数は8〜15年です。

屋根のリフォームで迷ったらシリコン系塗料を選べば間違いないでしょう。

ラジカル系塗料の特徴

シリコンを上回る、最もコストパフォーマンスが高い塗料です。

ただし登場して数年しか経過していないため耐用年数12〜15年はメーカーの申告でしかなく、実績に乏しいというデメリットがあります。

フッ素系塗料の特徴

高性能で耐用年数15〜20年と長く、東京スカイツリーや公共事業でも利用されています。

実績のある塗料ですが高価なため個人住宅で使う頻度はシリコン系塗料に劣ります。

1-3.カバー工法によるリフォーム費用

基本的にカバー工法は葺き替えと同じような工事内容となります。

主な違いとしては、カバー工法には既存屋根の撤去費用がかからないため価格が安くなることでしょう。

30坪の住宅の場合、カバー工法による屋根のリフォーム費用は60万円〜200万円程度です。

内訳としては、

  • 既存屋根の修繕や下地補修による工事費用で20万円〜90万円
  • 屋根素材で40万円〜120万円

といったところです。

使う素材は葺き替えと同じです。

ただし、カバー工法は平らな屋根にしか行うことができませんので注意してください。

1-3.カバー工法によるリフォーム費用

また、リフォームガイドが実際の見積もりから算出した、屋根リフォームの費用相場はこちらからご覧いただけます。
>>データで見る屋根リフォームの費用と相場


2.屋根のリフォームにおける見積書の費用をシミュレーション

2.屋根のリフォームにおける見積書の費用をシミュレーション

30坪で100㎡の屋根と想定して

  • 塗装
  • 葺き替え
  • カバー工法

のおおよその見積もり額を紹介いたします。以下は一例ですので塗料の種類や業者によって名称や金額が異なる場合もあります。

2-1.塗装リフォームの見積り例

2-1.塗装リフォームの見積り例

2-2.葺き替えリフォームの見積り例

葺き替えリフォームの見積り例

2-3.カバー工法の見積り例

2-3.カバー工法の見積り例

住宅によっては同じ30坪でも屋根の面積に5割近い差が出ますので、あくまで参考程度にしましょう。

 


3.屋根のリフォーム費用を安くするための方法とは?

3.屋根のリフォーム費用を安くするための方法とは?

屋根のリフォーム費用を抑えるための対策を紹介いたします。

以下の3つのことを守れば費用を安くできる可能性が高まるでしょう。

3-1.相見積もりを取得して価格を比較する

1社や2社の見積もりだけで業者を決定するのでなく、3社以上の業者から見積もりを取得して適正価格を見抜く必要があります。

費用を安くするためとはいえ安すぎる業者に依頼してもいけません。

見積書を見比べて、より具体的に記載している業者を選ぶようにしましょう。

業者を選ぶ目安として、見積書の項目を具体的に書いている会社ほど信用できます。いい加減な見積書を出してくる業者は大雑把な見積もりしかしていないため、細部まで煮詰めてはいません。項目が細かく書かれているかどうかで選ぶだけでも悪徳業者を避けやすくなるでしょう。

もし業者選びで迷うようならリフォームガイドで見積もりを取得すれば比較的安心して選ぶことが可能でしょう。リフォームガイドは審査を通過した優良な業者のみが登録されています。その中からお客様のお住まいや要望に合った業者をピックアップし、同時に複数社から見積もりを取ることができますので、ぜひ活用してみましょう。

(ご参考)リフォームガイドのご紹介

ここでは、紹介サイトの一つである弊社リフォームガイドについてご紹介します。リフォームガイドでは、みなさまのリフォーム内容や趣向に合わせてピッタリのリフォーム会社をまとめてご紹介できます。

リフォームガイドとは?2

リフォームガイド:無料見積の申込はこちらから(登録はたったの2分)
電話番号:0120-395-120
営業時間:10:00~19:00(全日)

3-2.保険や補助金を使えないか調べてみる

住宅保険や、自治体の補助金でリフォーム費用が節約できる可能性があります。

住宅保険の場合は台風や竜巻で屋根が大きく破損した場合に「風災」が適用されやすいです。

審査条件が厳しいことが多いため、塗装で対処ができるようなリフォームだと審査を通すのは難しいかもしれません。まずは住宅保険の会社に連絡を取ることから始めてみましょう。

補助金は自治体によって条件が異なります。所属する自治体に問い合わせて詳細を確認しましょう。

注意点として、自治体の補助金は基本的に工事に着手する前に申請が必要です。工事を始めてしまうと申請が通らない可能性があるので必ず工事前に申込みをしておきましょう。

3-3.業者ではなくDIYでリフォームする

3-3.業者ではなくDIYでリフォームする

屋根塗装を業者ではなくDIYで行うことで費用を節約することが可能です。

屋根塗装ならDIYをすることで業者の半額程度で工事をすることもできるでしょう。

しかし、葺き替えやカバー工法によるリフォームを素人が行うことは非常に危険ですのでDIYを考えてはいけません。

基本的に塗装工事であってもDIYはお勧めしません。

なぜなら、プロには独自の技術と経験があるため素人が塗装をしても1年以内に剥がれる恐れがあるからです。

塗料が近隣住民の車に大量に飛散してしまい、賠償金を払うだけで数十万円かかることもありえます。

最終的には業者に依頼した以上の費用がかかるリスクがありますのでDIYは避けるようにしましょう。

 


4.悪質業者にだまされないための見積書のチェックポイント

4.悪質業者にだまされないための見積書のチェックポイント

屋根のリフォームでは悪質業者の被害が後を絶ちません。

ここでは悪質業者にだまされないために見積書のチェックポイントを紹介いたします。

4-1.税込み表記かどうかをチェック

業者によっては税抜表記で見積書を提出することもあります。

それ自体は構わないのですが、税込みか税抜きかを表記しない業者がたまにいるようです。

2021年の3月末までは税込み表記をしなくても良いことになっているため、見積書の合計額が税抜きか税込みかは必ず確認しましょう。

4-2.見積書の費用が上乗せされていないか

悪質業者だと見積書の費用を余分に計上することがあります。

たとえば、屋根塗装で屋根の面積を過剰に大きくしたり、必要のない工事を追加する、同じ部位なのに異なる名称で二重計上するなどがありえるでしょう。

これらは相見積もりを取得することでわかる場合があります。

もし自分では判断ができない場合は業者に各項目や他社との面積の違いについて確認してみると良いでしょう。

4-3.気になる項目は明細を請求してみる

「屋根基本工事」などの大雑把でわかりにくい項目があったら細かい明細を聞いてみましょう。

見積書は具体的かつ詳細に書いてくれる業者ほど信用ができます。

あまりにも項目が少ない場合は費用をごまかそうとしている可能性が出てきますので、内訳の明細を請求しましょう。

 


5.まとめ

一般的な30坪程度の住宅の場合、屋根のリフォームにかかる費用は

  • 塗装で30万円〜70万円
  • カバー工法で60万円〜150万円
  • 葺き替えで80万円〜200万円

が目安となります。

同じ30坪程度の住宅でも屋根の面積は大きく異なりますし、工事に使う材料によっても費用は変わりますのであくまで目安でしかありません。

ご自身の自宅の屋根がどういう状態でどういう方法でどの素材で修理するのが一番費用対効果が高いかは実際に調べてみないとわかりません。もし気になるところが少しでもあれば業者にチェックしてもらうようにしましょう。

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