外壁の水垢を落とす方法と予防策、業者に依頼する費用も解説

「外壁の水垢を落とす方法を知りたい」

「そもそも外壁に水垢がつかないようにする予防策はあるの?」

こういった疑問を持ってはいませんか。この記事では、外壁に水垢がつく原因や、落とす方法などを紹介します。

具体的には以下の内容を解説します。

  • 外壁の水垢の原因
  • 水垢を落とす方法
  • 外壁に水垢がつかないようにする予防策

外壁の水垢は、原因を把握して適切な処置を施すことで、塗装を傷つけることなく洗い落とせるでしょう。


1.外壁の水垢の原因

外壁に水垢ができるのは、汚れや排気ガスが雨で流されることが原因です。
雨水が乾燥したあとに、流された汚れや排気ガスが外壁に付着してしまい取れなくなったものが水垢です。

このため、放置していても水垢が雨で洗い流されることはないでしょう。


2.外壁の水垢を落とす方法

外壁の水垢を落とす方法は2つあります。

  1. 自分で洗う
  2. 業者に洗ってもらう

自分で洗って水垢が取れるかどうかの判断は難しいです。

そのため、自分で洗うか業者に洗ってもらうかは、外壁を傷つけてもいいかどうかで考えると良いでしょう。

自分で洗う場合、外壁の塗装を傷つける可能性が高いです。
このため、外壁を傷つけるリスクを負ってでも費用を抑えたい場合は自分で洗ってみても良いでしょう。

一方で、外壁を傷つけて再塗装をする失敗を避けたい場合は、業者に依頼することをおすすめします。

2-1.自分で洗う

外壁の水垢を自分で洗う場合、2つの方法があります。

  1. 洗剤とブラシで洗う
  2. 高圧洗浄機で洗う

以下では、具体的に方法を解説していきます。

洗剤とブラシで洗う

メリットは、費用がもっとも安いことです。デメリットは、外壁を傷つける可能性が非常に高いこと、高所での作業中に落下する危険があることです。

外壁を傷つけてしまった場合、再塗装をしないと劣化が促進され、外壁の耐用年数が短くなるでしょう。

自分でブラシで洗う場合に必要な道具には以下があります。

  • 汚れてもいい服
  • ゴム手袋
  • バケツ
  • スポンジ
  • ブラシ
  • 洗剤
  • ホース
  • はしご

なお、一般的な洗剤だと外壁の塗装が傷つくおそれがあるため、外壁用洗剤を使いましょう。

高圧洗浄機で洗う

メリットは、ブラシで洗うよりも外壁を傷つける可能性が低いことです。デメリットは、高圧洗浄機の購入に1万円程度かかること、高所での作業中に落下する危険があることです。

必要な道具はブラシで洗う場合と基本的に同じですが、追加で高圧洗浄機をホームセンターで購入しなくてはいけません。

また、高圧洗浄機をはしごにのぼりながら利用するのは非常に危険なため、足場の設置を推奨しています。

足場の設置は業者に依頼するため、10万円以上はかかるでしょう。

2-2.業者に洗ってもらう

外壁の水垢を業者に洗ってもらう場合、2つの方法があります。

  1. 水道水で洗ってもらう
  2. バイオ洗浄をしてもらう

業者に依頼する場合、30坪の住宅で20万円程度の費用がかかります。

このうち10〜15万円は足場費用です。

足場無しで高圧洗浄するのは大変ですが、業者によっては対応してくれる場合もあるでしょう。

以下では、水道水とバイオ洗浄という2つの方法を具体的に説明していきます。

水道水で洗ってもらう

水道水を使って業者に高圧洗浄機で洗ってもらう方法です。
業者に高圧洗浄を依頼する場合、特に指定がなければ水道水を使います。

メリットは、外壁が傷つかないこと、バイオ洗浄よりは費用が安いことです。
デメリットは、バイオ洗浄よりは汚れやカビが落ちにくいことです。 

洗浄費用は1平方メートルあたり200〜300円です。

バイオ洗浄をしてもらう

特殊な洗浄剤を使って業者に高圧洗浄機で洗ってもらう方法です。
水垢だけではなく、カビやコケが外壁で繁殖している場合に適しています。

メリットは、カビやコケが落としやすく再発防止もできることです。
デメリットは、もっとも費用が高いことです。

洗浄費用は1平方メートルあたり300〜500円です。


3.外壁に水垢がつかないようにする予防策

外壁に水垢がつかないようにする予防策は4つあります。

  1. 雨樋が破損していないかチェックする
  2. 水切りを取り付ける
  3. 汚れに強い塗装をする
  4. 軒をつける

それぞれの予防策を以下では詳しく述べていきます。

 3-1.雨樋が破損していないかチェックする

雨樋が破損していると、外壁を流れる雨の量が増えるため水垢ができやすくなります。雨樋とは、屋根の雨水を下水に誘導する通路のことです。

台風や大雨で破損しやすいため雨樋は定期的に確認して、破損や塗装剥がれがある場合は補修をおこないましょう。

3-2.水切りを取り付ける

窓枠の下は雨が流れやすいため、水切りをつけて外壁をつたう雨を遮断することで水垢を防止できます。

窓枠の下は水垢が特にできやすい部位のため、可能なら水切りを取り付けておきましょう。

ただし、見た目が悪くなるため、外壁の「デザイン性の低下」と「水垢の発生による見栄えの悪化」、どちらを選ぶか検討してみてください。

3-3.汚れに強い塗装をする

汚れに強い塗料を塗れば水垢がつきにくくなります。
汚れにくい塗料としては「フッ素塗料」が挙げられるでしょう。

フッ素塗料は外壁に塗装してから15〜20年の寿命がある高耐久塗料で、汚れに強い特徴があります。

3-4.軒をつける

軒をつけると外壁に当たる雨の量を減らせるため、水垢が発生しにくくなります。

軒とは、外壁より外側に出ている屋根部分の総称です。
屋根からのびる「軒」は、雨が外壁に当たりにくくする目的で取り付けます。

軒は可能なかぎり長くしたほうが水垢が発生しにくいですが、家の設計上、長さには限界があります。また、軒の長さは、家を建てるとき以外で調整するのは困難です。

水垢対策のために軒を長くしたい場合は、住宅を建てる段階で検討する必要があるでしょう。


4.まとめ

外壁に水垢ができる原因は、汚れや排気ガスが雨で流されるからです。
水垢を除去する方法は、自分で洗浄するか、業者に依頼するかの2つがあります。

自分で洗浄する場合は、外壁の塗装を傷つける、高所から落下するリスクがありますが、費用は安いです。業者に依頼する場合は、費用が高いですが、外壁を傷つけずに綺麗に水垢を除去できます。

なお、水垢を予防したい場合は窓に水切りを取り付けたり、汚れにくい塗料を使ったりする方法が有効です。

サイディング外壁は、水垢以外にも汚れやカビで見栄えが悪くなります。

サイディング外壁における水垢以外のメンテナンス方法を知りたい場合は「サイディング外壁のメンテナンス時期や費用は知らなきゃ損!」をチェックしてみましょう。

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