サイディング外壁のメンテナンス時期や費用は知らなきゃ損!

サイディング外壁のメンテナンスや費用は知らなきゃ損

「サイディング外壁のメンテナンスをしたいけれど何からしたら良いの?」
「サイディング外壁の工事にかかる期間はどのくらい?」
「メンテナンス予算はどのくらい用意するべきなのか」

サイディング外壁のメンテナンスを考えた際はこのように多くの疑問が浮かんでくるでしょう。これらの悩みを解消するためにこの記事では以下のことにお答えします。

  • サイディング外壁をメンテナンスするメリットや放置するデメリット
  • メンテナンスフリーのサイディング外壁はあるのか
  • 費用や工事期間はどのくらいかかるのか
  • 悪質業者にだまされないための対策

これを読むことでサイディング外壁のメンテナンスに関する疑問を解消することができますので、しっかりとチェックしましょう。

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1.サイディング外壁のメンテナンスにおける事前確認

サイディング外壁のメンテナンスにおける事前確認

サイディング外壁のメンテナンスをする前に確認するべきポイントがあります。現在の外壁の状況を把握したり、メンテナンスをするメリットを知ることで適切なリフォームの手段を選ぶことができるでしょう。

1-1.どういう症状でどれくらい深刻かを確認する

サイディング外壁で発生する劣化の症状には以下があります。

1-1.どういう症状でどれくらい深刻かを確認する

深刻度1〜3までは塗装によるメンテナンスが可能なことが多いです。

しかし深刻度4のサイディングボードの破損の場合は塗装だけでは対処が難しく、張り替えか重ね張りが必要な場合があります。

サイディングの内部まで劣化していた場合は張り替えが必要で、表面しか劣化していないのであれば重ね張りで対処が可能です。

1-2.サイディングのメンテナンスを行わないで放置した際の問題点

サイディング外壁をメンテナンスしないで放置した場合、以下のような問題が発生します。

  • 雨漏り
  • 虫の侵入
  • 隙間風
  • 住宅の建て直し

サイディング外壁のメンテナンスを行わなければ塗膜が剥がれ、サイディングボードは割れていき、隙間から雨水や虫、風などが侵入します。

さらに劣化が進めば外壁表面だけではなく外壁素材内部、やがては建物の材料にまで影響が及ぶでしょう。雨漏りや虫によって建物自体が修復不可能なまでに劣化すると外壁のメンテナンスでは対処できなくなり住宅の建て直しをしなくてはいけません。

建て直しの場合、外壁のメンテナンスに比べて10倍近い高額な費用が請求されますので大きな損をすることになるでしょう。

1-3.サイディング外壁のメンテナンスをDIYで行うメリットとデメリット

サイディング外壁のメンテナンスをDIYにより自分で行おうと考える人もいるでしょう。

DIYでサイディング外壁のメンテナンスを行うメリットとデメリットを以下に並べました。

1-3.サイディング外壁のメンテナンスをDIYで行うメリットとデメリット

サイディング外壁のメンテナンスをDIYで行うことで費用を半額程度に抑えることは可能です。DIYでサイディングのメンテナンスを行う唯一のメリットと言えるでしょう。

一方デメリットは複数あります。

【デメリット1】工事期間が何倍もかかる

ノウハウがない素人が1人で作業すると業者に依頼するよりも工事期間が何倍にも延びます。

業者に依頼すれば2週間で終わる工事でも、DIYでは3ヵ月かかることがよくあります。

飽きたり体力的に厳しくて途中で投げ出すこともありますので注意が必要です。

【デメリット2】隣家とトラブルになる

DIYでよくある失敗として隣家とトラブルになるという点も見逃せません。サイディング外壁のメンテナンスには騒音や塗料などの飛散が起こりえます。

DIYで行う人の多くが近隣住民とのトラブルを引き起こしており、賠償金を支払うことも珍しくありません。自分で外壁のメンテナンスをするのなら覚悟しましょう。

【デメリット3】数年後に業者に依頼する可能性が高い

自力でメンテナンスをしても修復が不十分だったために1年で剥がれてしまい結局は業者に依頼することがあります。

そうなると費用はDIYした分だけ無駄にかかりますので基本的に最初から業者に依頼するのが最適な選択と言えるでしょう。

1-4.メンテナンスフリーのサイディング外壁はあるのか

1-4.メンテナンスフリーのサイディング外壁はあるのか

インターネットでは「メンテナンスフリーのサイディング外壁がある」という噂もありますが存在しません。

サイディングは適切なメンテナンスをすることで耐用年数を伸ばすことは可能です。しかしメンテナンス不要とまではいかないのが現状です。

 


2.サイディング外壁のメンテナンス費用を解説

サイディング外壁のメンテナンスには塗装、張り替え、重ね張りの3種類があります。

それぞれのメンテナンス方法による相場は以下のようになります。

サイディング外壁のメンテナンス費用を解説

手法によって内訳が異なりますが、3つに共通する費用としては、足場、養生、ゴミ処理費用などがあります。

2-1.塗装する場合の費用

塗装にかかる費用の相場は60万円〜120万円程度です。住宅に使用する主な塗料は以下の3種類です。

塗装する場合の費用

上記は目安ですので住宅の構造や業者によって大きく異なる場合があります。

シリコン系塗料

サイディング外壁の塗装メンテナンスで最も利用されている方法です。実績があり信頼できる塗料ですので特に思い入れがないのでしたらシリコン系塗料を選びましょう。

ラジカル系塗料

登場したばかりの塗料ですがシリコン系塗料よりもコストパフォーマンスに優れています。性能はシリコン系塗料以上ですが実績が乏しいため信頼性にやや欠けます。

フッ素系塗料

3つの中では耐久性が最も高い塗料です。スカイツリーなどの塗装が困難な建築物にも使用されており実績も十分ですが費用が高いという欠点があります。

2-2.張り替えによる費用

サイディングボードの張り替えと重ね張りは使用する材料によって価格が変動します。

サイディングの材料には以下の4種類があります。

サイディング外壁の張り替え費用の目安

サイディング外壁の張り替え費用の目安

窯業系サイディング

窯業系サイディング

デザイン性が高く火災や地震に強い材料です。耐用年数は7年〜13年です。

金属系サイディング

金属系サイディング 

他のサイディングに比べて軽量という特徴があり、重量などの問題から外壁の重ね張りは多くが金属系サイディングしか使用できません。

コストパフォーマンスに優れていますがデザイン性が低いため利用頻度は窯業系サイディングに劣ります。

耐用年数は10年〜15年です。

木質系サイディング

 木質系サイディング

木目によるデザイン性が非常に高い一方で火災や水害に弱いです。

木材ですのでメンテナンスが面倒なためデザインにこだわりのある人が使用しています。耐

用年数は8年〜12年です。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディング

日本ではほとんど使用されていませんが、最も耐用年数が長くメンテナンスの手間がほとんどかかりません。

工事をする難易度が高いため適切に施工できる業者が限られる点と費用が高いのが難点です。

耐用年数は10年〜20年と非常に長いです。

2-3.重ね張りの場合

重ね張りの場合は既存外壁の解体作業がないため、張替えの合計費用よりも50万円ほど安くなると考えてください。

また重ね張りは外壁が重くなりすぎるため最も軽い金属系サイディングしか使用できない場合があります。

金属系サイディングはデザイン性が低いため見た目を気にかける人には向いていないでしょう。

 


3.サイディングのメンテナンスにかかる期間

サイディング外壁のメンテナンス工事にかかる期間はどの手法を選んでも1週間〜3週間程度が多いです。

天候に左右されるため梅雨の時期などでは1ヵ月以上かかる可能性があります。

3-1.塗装の場合のメンテナンス期間

塗装の場合のメンテナンス期間

塗装によるサイディング外壁のメンテナンスでは以下のように2週間〜3週間(10〜21日)で工事が完了します。

3-2.張り替えの場合のメンテナンス期間

3-2.張り替えの場合のメンテナンス期間

サイディング外壁の張り替え工事は、既存外壁を撤去する作業が含まれますので塗装や重ね張り工法よりも日数がかかります。おおよそ14〜25日ほど掛かります。

3-3.重ね張りの場合のメンテナンス期間

重ね張りの場合のメンテナンス期間

重ね張り工法は3つのメンテナンス方法の中で最も期間が短い工事でおよそ1〜2週間(8〜15日)です。

既存の外壁の上からサイディングを取り付けるため期間は短いですが重量などの関係で金属サイディング以外を取り付けることが難しいです。

 


4.サイディング外壁のメンテナンスを業者に依頼する手順

サイディング外壁のメンテナンスを業者に依頼する手順

サイディング外壁のメンテナンスを依頼する際には注意点が3つあります。守らなければ失敗しやすい項目ですので以下の手順を参考にして適切な業者に依頼しましょう。

4-1.外壁を調べてもらい適切なメンテナンス方法を選択する

最初に行うのは見積もりの作成を依頼することですが、あなたの住宅に適したメンテナンス方法が何かはプロでなければわかりません。

まずは外壁を業者に調べてもらって適切なメンテナンス方法を選択してもらいましょう。

損傷が軽微であれば塗装や重ね張りで十分ですが数十年が経過してサイディング外壁の内部がボロボロの場合は張り替えが必要です。

4-2.3社以上から見積もりをとる

3社以上から見積もりをとる

特に重要なのが相見積もりを取得することです。1社からの見積もりではぼったくり価格でも気づくことができません。

最低でも3社から見積もりを取得することで高すぎたり安すぎる業者は見分けることが可能となるでしょう。

4-3.悪質業者の手口に注意する

以下の注意点に当てはまる業者は悪質な可能性がありますので依頼を避けるようにしましょう。

訪問営業してきた

いきなり訪問してきて外壁のメンテナンスが必要だと主張してきた業者がいたのなら絶対に依頼しないで下さい。

優良業者なら仕事に困ることがありませんので訪問営業をすることはありません。訪問してきた業者はほぼ間違いなく悪質業者です。

もし選んでしまった場合は訪問してきた営業マンの人件費まで支払うことになりますので高額な請求を受けるでしょう。

見積書の項目が一式ばかり

見積書の項目が「一式」ばかりの業者は危険です。

ごみ処理費用やシーリング費用ぐらいなら許容できますが、メインとなる塗装費用やサイディング材料費などが一式ということは優良業者ならありえません。

見積書に税抜きか税込みか書かれていない

2021年の3月末までは消費税の表記をしなくても問題がありません。そのため消費税の表記をしないで税抜き表記で見積書を作成し、少しでも多くお金を得ようとする業者がいます。

見積書に消費税の表記が無い業者がいたら避けたほうが無難です。

もし業者選びで迷うようならリフォームガイドで見積もりを取得すれば比較的安心して選ぶことが可能でしょう。

リフォームガイドは審査を通過した優良な業者のみが登録されています。その中からお客様のお住まいや要望に合った業者をピックアップし、同時に複数社から見積もりを取ることができますので、ぜひ活用してみましょう。

(ご参考)リフォームガイドのご紹介

ここでは、紹介サイトの一つである弊社リフォームガイドについてご紹介します。リフォームガイドでは、みなさまのリフォーム内容や趣向に合わせてピッタリのリフォーム会社をまとめてご紹介できます。

リフォームガイドとは?2

リフォームガイド:無料見積の申込はこちらから(登録はたったの2分)
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5.工事中・工事後に自分たちで確認すべきこと

信頼できそうな業者に依頼するだけではまだ安心できません。工事期間中には業者や周辺相手に注意しなくてはいけない点があります。

5-1.工事期間中に実施すること

ささいなことですが、以下の項目を工事期間中にチェックしておかなければ後悔する可能性があります。

隣家への挨拶は済ませておきましょう

工事中は騒音が周辺に鳴り響きますので必ず隣家に挨拶しておきましょう。

挨拶をしなかったばかりに周辺住民との関係が悪化して工事後も恨まれ続けることがあります。

戸締まりは徹底しましょう

工事中は足場が組まれているため2階の窓から泥棒が侵入しやすくなります。

普段は開けていても大丈夫な場所でも工事中は物騒ですので戸締まりをしっかりと確認しておきましょう。

5-2.工事が終わった後

工事が終了してからも確認することが3つあります。見落とすと余計な費用がかかりますので見落とさないようにしましょう。

仕上がりがきれいかきちんとチェックしましょう

外壁全体の仕上がりを確認しましょう。

塗装工事なら塗料の切れ目が整っているか。サイディング張り替えや重ね張り工事ならシーリングが綺麗に埋められているかなどを確認しておいて下さい。

色やデザインのチェックをしましょう

外壁の色やデザインが当初指定したものと異なっていないかもチェックしましょう。

サイディングの張り替えや重ね張りなら大きなミスはありませんが、塗装の場合は予想以上に色が異なる可能性があります。 

ミスによって色が明らかに違っていた場合は塗り直しを無料で行うことも可能ですので、まずは業者に「なぜ色が違うのか」を尋ねてみましょう。

破損をチェックしましょう

工事が終わったら室内に雨漏りがしていないか、修繕した部位で破損している箇所はないかを確認しましょう。 

もし雨漏りが見つかったのならすぐに業者に相談して下さい。工事が原因だと判明すれば無料とまではいかなくても安く補修してくれる場合があります。

特に雨漏りは新たに発生することが珍しくありませんので要チェックです。

 


6.まとめ

サイディング外壁のメンテナンス手法は、塗装、張り替え、重ね張りの3種類があります。外壁の劣化具合に応じて適切なメンテナンス方法を業者に選んでもらいましょう。

業者に依頼する際は3社以上から見積もりを取得することで悪質業者に騙される危険性を下げることができます。業者によって価格差は数十万円に及びますので見積書を吟味することで費用を大幅に抑えることが可能となるでしょう。

正しい業者選定ができるように、押さえるべきポイントを再度確認しておきましょう。

色が異なっていたら何かやるべきことはあるのでしょうか?

問題が見つかったらどうすればいいか書いていただくとよいと思います。

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