外壁のタイルをメンテナンスする時期や費用、方法を紹介!

「タイル外壁のメンテナンスっていつするの?」
「外壁のタイルをメンテナンスする費用を知りたい」
こういった疑問を持っている人は多いでしょう。

この記事では、タイル外壁のメンテナンス方法や費用を紹介します。

具体的には以下の内容を解説します。

  1. 外壁のタイルをメンテナンスする時期
  2. タイル外壁をメンテナンスする方法
  3. 外壁のタイルをメンテナンスする費用の相場
  4. タイル外壁をメンテナンスする際の注意点

タイル外壁のメンテナンス方法や費用を知っておけば、適切な時期に低価格で工事しやすくなるでしょう。


1.外壁のタイルをメンテナンスする時期はいつ?

タイル外壁をメンテナンスする時期は2つの方法で判断します。

  1. 年数で決める
  2. 劣化状況を見て決める

両方を組み合わせることで最適なメンテナンス時期を見極めることができます。

1-1.年数でメンテナンス時期を決める

タイル外壁のメンテナンス時期は、7〜10年です。タイルの目地部分が劣化する目安の年数がこのくらいだからです。このため、7〜10年ごとに目地の劣化状況を確認しましょう。

目地の確認時にはタイルが割れていないか、剥がれていないかも確認することが望ましいです。タイル板の交換時期は40年を目安にしてください。

1-2.劣化状況を見て時期を決める

年数だけで判断すると、まだ数年はもつタイルを補修してしまうおそれがあります。このため、タイル外壁のメンテナンス時期は劣化状況で判断する手法のほうが確実性は高いです。タイル外壁のメンテナンス時期を見極める劣化状況には以下の4つがあります。

  1. 目地がすり減っている
  2. 割れているタイルが目立つ
  3. タイルが剥がれている
  4. タイルが汚れている

具体的に解説していきましょう。

目地がすり減っている

タイルの目地がすり減っている場合は、補修が必要です。すり減った目地を放置すると見栄えが悪くなります。

また、目地の劣化を放置すると、ひび割れや小さな隙間から雨が入り込んで内部を腐食させてしまう危険があるため、早めに工事をすることが望ましいです。

一般的には7〜10年に1度は目地の補修が必要ですが、すり減っていない場合は10年を超えてからメンテナンスをしても構いません。

割れているタイルが目立つ

タイル板が割れている場合は交換しましょう。タイルが割れていると雨によって内部が劣化するおそれがあるため、早めに交換してください。

交換は、割れているタイルだけで十分です。見栄えを気にしないのであれば、ひび割れをセメントなどで埋めて安く補修することも可能です。

タイルが剥がれている

タイル板が剥がれている場合、該当のタイルだけ再接着してください。複数のタイルが剥がれている場合は外壁全体が劣化しているおそれがあるため、全面的な補修も検討しましょう。

剥がれそうなタイルを放置すると、落下して怪我をする危険性があります。

タイルが汚れている

雨やカビによってタイルが白くなることがあります。外壁の多くのタイルが汚れている場合は、洗浄や交換といったメンテナンスが必要です。汚れが気にならない場合は放置しても問題はありません。

 


2.外壁のタイルをメンテナンスする方法と費用相場

タイル外壁を業者に依頼してメンテナンスする方法は3つあります。

  1. 目地の補修
  2. タイルの洗浄
  3. タイルの貼り替え

上記のメンテナンス方法や費用相場を詳しく説明していきましょう。

2-1.目地の補修

セメントやコーキングを使ってタイルの目地を埋めるメンテナンス方法です。タイルの目地がすり減った場合に行います。費用の相場は30坪程度の住宅で30〜50万円程度でしょう。

DIYで目地を補修することは難しいため業者に依頼してください。

2-2.タイルの洗浄

高圧洗浄機でタイルを洗うメンテナンス方法です。タイルに汚れがついている場合に行います。

費用の相場は1平方メートルあたり200〜400円程度です。30坪の住宅全体を洗浄する場合は3〜10万円程度が必要でしょう。

DIYで洗浄することも可能です。その場合はブラシや洗剤などの費用で3,000円〜2万円程度がかかるでしょう。

2-3.タイルの貼り替え

タイル板を貼り替えるメンテナンス方法です。タイル板がひび割れたり目地がすり減ったりした場合に行います。

費用の相場は1~5万円/㎡と、タイルの種類によって大きく変わります。30坪程度の住宅で200~400万円程度でしょう。

部分的な貼り替えの場合、1枚あたり500円程度で可能ですが、少ない枚数の工事だと手間賃で1〜3万円程度かかることもあります。

以下がタイル外壁のメンテナンス価格の一覧です。参考にしてみましょう。

補修方法費用目安(30坪)
目地の補修30~50万円
タイルの洗浄3~10万円
タイルの貼り替え200~400万円

3.タイルの外壁をメンテナンスする場合の注意点

タイル外壁をメンテナンスする場合、3つの注意点があります。

  1. 全体の補修ではなく部分メンテナンスが多い
  2. 打診検査をしない業者は避ける
  3. 悪徳業者の対策をする

注意点を無視してメンテナンスをすると、業者に騙されたり無駄な費用をかけたりしてしまいます。内容を把握して失敗しないようにしましょう。

3-1.数枚だけ剥がれた場合は部分メンテナンスを随時する

タイル外壁の場合、全体補修よりも部分メンテナンスとなるケースが多いです。目地のメンテナンスや洗浄は全体的に行いますが、1枚だけタイルが剥がれたり割れたりした場合は逐一、補修することが望ましいです。

3-2.打診検査をしない業者は避ける

タイル外壁のメンテナンスをする場合、打診検査があります。打診検査とは、タイルを叩いて内部の状況を判断する調査方法です。

特定建築物(共同住宅や下宿、車庫など)の場合、タイル外壁は10年おきに全面的な打診検査をすることが建築基準法によって定められています。

タイルは目視だけでは浮きなどを発見するのが難しいため、住宅でも打診検査をせずに見積もりを出す業者は信用しないようにしましょう。

3-3.悪徳業者の対策をする

タイル外壁の補修では、未熟な技術で工事をしたり詐欺を働いたりする業者が存在します。そんな悪徳業者に依頼しないために「相見積もり」を行いましょう。

「相見積もり」とは、複数の業者に同条件で見積もりを出してもらって比較することです。相見積もりをする際には以下の3つのポイントをチェックしましょう。

  1. 工事面積が具体的かどうか
  2. 高額な値引きをしていないか
  3. 施工保証はあるか

以下では詳しく解説します。

工事面積が具体的かどうか

見積書は工事の面積を記載することが一般的です。面積が細かく記載されておらず「一式」ばかりが目立つような見積書だと、信頼できる業者とは言えないでしょう。

高額な値引きをしていないか

3社程度で相見積もりをしたときに、他の2社にくらべて高額な値引きをしている業者がいたら要注意です。

高額な値引きをしている業者の場合、最初に提示している見積額がそもそも高すぎるケースが多いです。

これは、高額な見積額を提示した後に大幅な値引きをして安くしたように見せかける悪徳手法となります。

最終的に価格が最安値となるのなら候補として考えてもよいですが、他社と同じ程度の金額なら、依頼主への誠実さに欠けるため選ばないことをおすすめします。

施工保証はあるか

工事後にタイルが剥がれたり不具合が起こったりした場合に無償で直してくれるかも業者に確認しましょう。優良業者であれば、工事直後の破損は基本的に無償で対応してくれます。

 


4.まとめ

タイル外壁のメンテンナンスは7〜10年おきに行うのが望ましいです。ただし、劣化状況を見てメンテナンスが必要かどうかを判断しましょう。

タイル外壁のメンテナンスは悪徳業者に騙されると費用を無駄にします。相見積もりをして優良業者を選ぶようにしましょう。

また、タイル外壁はコケやカビが生えることがあります。コケやカビの具体的な対策を知りたい場合は「外壁のコケができる原因や対策、完全に除去する掃除方法とは」をチェックしてください。

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