戸建てリノベーションの費用相場は?事例12選と注意点・進め方を徹底解説【2026年版】

戸建てリノベーション

新築への建て替えよりもコストを抑えつつも、ご自身の理想の住まいを実現できる手段として戸建て住宅のリノベーションという手段があります。
しかし、「実際にどれくらい費用がかかるのか」「どのような手法があるのか」「何に注意すべきなのか」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では実際の事例を多数ご紹介しつつ、以下の内容を網羅的に解説します。

リノベーションをご検討の方は、より具体的なイメージをつかめ、具体的な一歩を踏み出せるようになるでしょう。


1.戸建てリノベーション事例12選|費用と施主の声を紹介

実際にリノベーションを行った12の事例を、費用やお客様の声とともにご紹介します。
さまざまな築年数・規模・目的の事例を取り上げていますので、ご自身の考えに近いケースをぜひ参考にしてみてください。

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事例①:将来を見据えて整えた、安心して暮らせる戸建てリフォーム【920万円】
事例②:キッチン&ランドリーが魅力のモダン空間【1,365万円】
事例③:家の悩みを一掃。掃除が楽で暮らしやすい快適な住まいを実現【900万円】
事例④:老朽化をきっかけに、家族動線を整えた開放的な住まい【2,670万円】
事例⑤:愛犬と快適に暮らせる家にリフォーム【1,332万円】
事例⑥:地震や経年劣化で傷んだ実家を丸ごとリフォーム【1,470万円】
事例⑦:耐震補強と間取り改善の為に室内を大幅改修リフォーム【940万円】
事例⑧:築40年の中古住宅で安心快適に住むためのフルリフォーム【1,480万円】
事例⑨:一緒に暮らすために、バリアフリーと断熱にこだわった住まい【1,100万円】
事例⑩:太陽光発電や断熱性向上、間取り変更でご家族皆様が暮らしやすいお住まいに【4,300万円】
事例⑪:70年の歴史を継ぐ。両親の想いを活かした古民家リフォーム【3,300万円】
事例⑫:築70年の家を間取り変更と高断熱化で快適フルリフォーム【2,110万円】

1-1.内装・水回りリノベーション事例|安心して暮らせる快適なデザイン

事例①:将来を見据えて整えた、安心して暮らせる戸建てリフォーム【920万円】

築年数 22年
構造 戸建て(地下1階+1階+2階の3層)
リフォーム個所 水まわり交換、内装リフォーム、床暖房更新、壁面収納設置
費用 約920万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
長年暮らしてきた家ですが、老後の暮らしを見据えて水回りを中心に快適に安心して住み続けられるように、リノベーションを依頼しました。
使いやすさや掃除のしやすさを考えてほしいのと、半地下部分にある浴室と洗面室の寒さと湿気対策をしてほしいと考えました。
【施工内容と工夫】

水まわり4点(キッチン・浴室・洗面・トイレ)の交換を実施しました。耐久性に配慮し、ステンレスなどの素材を採用しています。

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事例1‐1
事例1‐2

壁紙には下地の凹凸が目立ちにくいリフォーム専用クロスをご提案し、美しくフラットな仕上がりに。今後の生活動線を考慮し、床暖房の範囲更新やデッドスペースを活用した壁面収納を新設しました。

【施主様の感想】
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担当者さんの説明がとても信頼できました。こちらの要望に寄り添い、メリット・デメリットをその場で率直に話してくれた上に使い勝手や掃除のしやすさまで考えた提案をしてもらえて、納得の行くリノベーションが実現できました。

出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/tokyo-w-naisou/

リフォームのポイント:「内装+水回り」に絞って費用を抑える

「内装+水回り」に絞ることで、全面リフォームと比較して費用を抑えつつ、日常生活での満足度を大幅に向上できます。
構造に問題がなければ、まず水回り+内装から始めるのも賢い選択です。

事例②:キッチン&ランドリーが魅力のモダン空間【1,365万円】

事例2‐1

築年数 26年
構造 軽量鉄骨造2階建て
間取り 5LDK → 3LDK
リフォーム面積 112.00㎡
工期 3カ月
費用 1,365万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
軽量鉄骨造の2階建てを購入しました。子供が走り回れる広いLDKと、室内干しができる使い勝手の良いランドリールームが欲しくて、リノベーションを依頼しました。
【施工内容と工夫】

リビングと隣接していた和室をつなげ、大空間のLDKへと間取りを変更しました。床材には愛犬の足腰に配慮し、滑りにくく耐久性の高い木目調フローリングを採用しています。

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事例2‐1
事例2‐2

窓辺の部屋をランドリールームに変更し、自然光の入る明るい洗面スペースと収納をつないで回遊できる、家事が楽になる動線を計画しました。

【施主様の感想】
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スチール風の天板や背面収納の木の感じがとてもよいキッチンが気に入っています。ランドリースペースも使いやすく、たくさん室内干しができるのは助かります。

出典:https://www.artreform.com/example/7804/

リフォームのポイント:子育て世帯がリノベーションで重視すべきこと
  1. 可変性のある間取り
    将来仕切れる大部屋にしておくと、子供の成長に合わせて個室を作れる
  2. お子さまの見守りができる視線の抜け
    キッチンからリビング・子供スペースが見渡せる配置
  3. 家事動線の最適化
    ランドリールームの設置や家事回遊動線で毎日の負担を軽減

事例③:家の悩みを一掃。掃除が楽で暮らしやすい快適な住まいを実現【900万円】

事例3-1

築年数 25年
構造 木造
間取り 4LDK
リフォーム個所 リビング、和室、キッチン、洗面、お風呂、トイレ(1階2階)、庭、玄関、バルコニー
工期 約2ヶ月
費用 約900万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
建売で購入した住宅なので、好みに合わない部分があって、長年暮らす中で不満や使いづらさが蓄積していました。子どもの独立を機にセカンドライフをより豊かに快適に過ごすため、リノベーションを決心しました。
特に和室とリビングを一体化し、開放的で快適な空間にするのを必須として、ベランダ下の雨漏りがきになっていたので、点検と防水改修も同時に実施することを希望しました。
【施工内容と工夫】

リビングと和室の間仕切り襖は取り除き、和室側に収まる引き戸を採用。引き戸を開けている間は、リビングと和室がひとつながりの開放的な空間に感じられます。

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事例3-1
事例3-2

トイレの更新とともに壁紙を爽やかなカラーに変更し、清潔感あふれるトイレ空間に生まれ変わりました。

ひび割れが目立つベランダ防水もやりかえ、雨漏りの心配もなくなりました。明るくて綺麗なベランダになったことで、洗濯物を干す時間も気持ちよく楽しめそうです。
また、雑草対策としてコンクリート舗装を検討されていましたが、予算と将来の撤去の手間を考慮し、水で固まる土(防草砂)を採用しました。また、庭の一部には花壇を残し、家庭菜園やガーデニングを楽しめる空間にしています。

【施主様の感想】
初めてのリフォームで不安でしたが、相場や相談先がわからず悩んでいました。また、雨漏り補修とリフォームの両方に対応できる会社探しも困難でした。
リフォームガイドを利用したところ、すぐに3社を紹介してもらえて解決しました。

出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/chiba-y-zenmen/

リフォームのポイント:相見積もりで費用を大幅に抑制

同じ工事内容でもリフォーム会社によって100万円以上の差がつくことがあります
この事例のように、一括見積サイト等を利用して複数社の見積もりを比較することが費用を適正に抑える最大のポイントです。

1-2.築40年戸建てのリノベーション事例|経年劣化・老朽化対策

事例④:老朽化をきっかけに、家族動線を整えた開放的な住まい【2,670万円】

築年数 40年ほど
構造 木造
リフォーム個所 スケルトンリフォーム
費用 2,670万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
敷地内で水道管の漏水が見つかったのをきっかけに、スケルトンリフォームで全面的なリノベーションを依頼することになりました。設備や内装の更新とともに、家族が多いことで朝の時間帯に動線が重なってしまう間取りの改善もしたい。
【施工内容と工夫】

開放的なペニンシュラキッチンを採用することで、日々の家事効率も上がり、配膳や片付けがスムーズになりました。カウンターで食事や作業が行えるため、家族それぞれのライフスタイルに合わせてお使いいただけます。

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事例4-1
事例4-2

洗面脱衣室に動線が集中していたため、思い切って洗面化粧台を玄関ホールに分離しました。朝の動線のぶつかりが解消され、それぞれが自分の支度に集中できるようになりました。

さらに、収納力の高いシューズクロークを設け、玄関まわりをすっきりと整理。リビングへの通り抜け動線も確保したことで、毎日の移動が快適になりました。

【施主様の感想】
洗面台を独立させたことで家族の支度が重なっても快適になり、ペニンシュラキッチンで配膳や片付けもスムーズになりました。また、シューズクロークからリビングへの動線を確保したことで移動も楽になり、以前より暮らしやすい住まいになったことを実感しています。

出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/tokyo-m-skeleton/

リフォームのポイント:建て替え vs スケルトンリフォーム

一般的な木造戸建ての建て替え費用は2,500〜4,000万円程度とされていますが、リノベーションなら同等性能をより低コストで実現できるケースが多いでしょう。
建築当時の基準よりも法規制が厳しくなっている地域で、建て替えると面積を小さくせざるを得ない場合の回避策としてもリノベーションは有効です。

戸建てスケルトンリフォームの費用について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

1-3.ペット対応リフォーム |愛犬・愛猫と快適に暮らす

事例⑤:愛犬と快適に暮らせる家にリフォーム【1,332万円】

築年数 18年
構造 木造
施工面積 96.04㎡
リフォーム個所 リビングダイニング、キッチン、浴室、洗面、トイレ、居室、玄関、バルコニー、外装、エクステリア
工期 約3か月
費用 1,332万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
築18年の木造戸建てを、夫婦2人と愛犬2匹が快適で安全に暮らせるように造り変えることが第一の希望です。
【施工内容と工夫】

LDKの中にあった個別の洋室を取り込み、広々としたLDKにリフォームしました。床材はペット対応の滑りにくく、かつ傷がつきにくいフローリングに張り替えました。
1階の階段下の納戸をペットスペースに転用し、水回りを整理しました。トイレへは廊下から直接アクセスできるように動線を改善。2階はスペースを見直し、和室と洋室から洋室3部屋へと間取りを変更しました。

(間取り図Before)

(間取り図After)

ウッドデッキを新設し、キッチンから愛犬を見守れる間取りに。2階にも、高い手すりで安全に遊べるバルコニーを設置しました。


出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/18nenkodate-zenmen-pet/

リフォームのポイント:ペット対応リフォームの費用感

ペット対応の床材・壁材への変更は通常素材に比べて1〜2割ほど費用が上がる傾向ですが、全面リフォームに組み込むことで、単体工事より割安になるケースもあります。

ペットリフォームの内容や費用感についてはこちらの記事を参考にしてください。

1-4.耐震対策|地震に強い家にリノベーション

事例⑥:地震や経年劣化で傷んだ実家を丸ごとリフォーム【1,470万円】

築年数 約40年
構造 木造
リフォーム個所 家全体
工期 約4ヵ月
費用 1,470万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
父から譲り受けた実家は築38年で、全体の老朽化や建物の歪みが見られ、地震への不安がありました。
長く住み続けられるように断熱対策も実施した上で、使い勝手良く快適な暮らしを実現したいです。
【施工内容と工夫】

以前は瓦屋根でしたが、軽い素材のスレート屋根に変更しました。屋根の軽量化は耐震対策として非常に有効です。

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事例6-1
事例6-2

愛車が入るように、ガレージ天井の高さを30〜40cm上げる施工を行いました。その分、ガレージ上の和室の床を上げる必要がありましたが、天井を抜いて梁を出した状態にすることで圧迫感をなくしています。

浴室は、既存の在来工法浴室の形状(台形)を活かしつつユニットバスへ変更しました。空間はややコンパクトになり窓もなくなりましたが、断熱性とバリアフリー性能が向上し、腰への負担も軽減されました。

【施主様の感想】
震災の影響で建物に歪みが生じていましたが、安心して長く住める家に生まれ変わりました。水回りや窓などを刷新して使い勝手が向上し、断熱施工のおかげで冬も快適に過ごせそうです。

出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/osaka-m-whole/

リフォームのポイント:屋根の軽量化は耐震対策として効果大

瓦屋根をスレートや金属などの軽量素材へと葺き替えると、建物全体の重心を下げ、地震時の揺れを軽減します。
次の事例で紹介する耐震補強と合わせて実施すると、より大きな効果が得られます。

屋根の葺き替え費用について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

事例⑦:耐震補強と間取り改善の為に室内を大幅改修リフォーム【940万円】

事例7-1

築年数 30年
構造 一戸建て
間取り 3LDK → 2LDK
リフォーム面積 64.9㎡
リフォーム個所 LDK、浴室、洗面室、トイレ、洋室、和室、外装
工期 3ヶ月
費用 総額940万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
築30年一戸建ての老朽化による傷みの修繕と耐震補強を軸にリフォームを検討しました。自然光の入りづらい間取りの悪さを同時に解消すべく、スケルトンリフォームで大規模な間取り変更を行う方向で打ち合わせを進めました。
【費用内訳】
解体工事 660,000円
仮設工事 266,000円
基礎ブロック工事 342,000円
木工事 2,345,000円
屋根板金工事 30,000円
左官工事 223,000円
塗装工事 399,000円
防水工事 73,000円
タイル工事 221,000円
建具表具サッシ工事 1,468,000円
内装工事 876,000円
電気工事 620,000円
衛生設備工事 540,000円
住宅設備工事 973,000円
エクステリア工事 164,000円
その他費用 200,000円
【施工内容と工夫】

インナースケルトンリフォームによって、大幅な間取り変更を行いました。北側にあったダイニングキッチンを南側の和室とまとめて、明るいLDKを実現しました。
※インナースケルトンリフォームの場合は、内装のみを解体し外装はそのまま継続利用します。このケースでは内装解体費として66万円掛かっています。

また、1階は生活動線を考慮して水回りの配置を一新しました。2階は全室洋室へ改装し、新たにトイレを設けて利便性を高めています。
※浴室・洗面室・トイレの更新を実施し、衛生設備工事で54万円、住宅設備工事で97万3千円掛かりました。

(間取り図Before)

事例7-2

(間取り図After)

事例7-3

構造補強で追加した筋交いはあえて塗装し、アクセント柱として露出させています。
※構造補強のための木材(柱・梁・筋交いなど)の材料費と加工費、現場施工費で234万円の費用が計上されています。また、追加した柱や筋交いが負担する力を地盤にしっかりと伝えるため、基礎ブロック工事を実施し34万2千円が掛かっています。

事例7-4

外壁塗装の工程に合わせ、老朽化による腐食が進行していたバルコニーを全面的に架け替えました。建物全体との調和を図り、スタイリッシュで洗練されたモダンテイストの外観へと美しく再生させています。
※外装関連でかかった費用は、仮設足場工事・塗装工事・防水工事・エクステリア工事等で計93万円です。

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事例7-5
事例7-6

出典:https://www.8044.co.jp/gallery/380

リフォームのポイント:壁を抜いてLDKを広げたい場合の注意

木造住宅では耐力壁(筋交いが入った壁)は原則として撤去不可ですが、この事例のように構造を見せるデザインで解決する方法もあります。
ただし、ツーバイフォー(2×4)工法や軽量鉄骨構造の場合は間取り変更の自由度が低いため、慎重な判断が必要です。

木造住宅での耐震補強について耐震補強で使える補助金についてはそれぞれ詳細記事を参考にしてください。

事例⑧:築40年の中古住宅で安心快適に住むためのフルリフォーム【1,480万円】

築年数 40年
構造 木造
リフォーム面積 87.76㎡
リフォーム個所 リビングダイニング、キッチン、浴室、トイレ、洗面、居室、外壁、玄関収納
工期 4ヶ月
費用 1,480万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
築40年の中古戸建てを購入しましたが、増築を繰り返していた物件で耐震性に不安がありました。また周囲の隣家との距離が近く、1階のLDKに光が差し込まず暗くジメジメしているのを改善したいです。
【施工内容と工夫】

耐震面では、精緻な構造計算に基づき、土台や柱・梁を徹底的に補強しました。
また、採光不足で湿気が溜まりやすかった1階のLDKを2階へ移設し、明るく開放的な空間へと生まれ変わりました。
あわせてキッチンも2階へ移動し、お手入れのしやすい人工大理石天板のシステムキッチンを導入。機能的かつ快適な環境を実現しました。

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事例11-1
事例11-2

度重なる増築により外壁材が混在していたため、全体を統一感のある素材へと一新しました。まるで新築住宅のように美しく生まれ変わった外観は、住まいの印象を大きく変えています。

出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/shinjyuku-chukojyutaku/

リフォームのポイント:中古戸建て購入時の耐震チェック

築30年前後の物件は、いわゆる「旧耐震」ではなく「新耐震基準」ですが、構造金物の基準が強化された「2000年基準」を満たしていない可能性があり、大地震への備えに不安が残ります。
耐震基準を満たさない場合はリフォームにおいて構造補強に余計な費用が発生しますので、購入前に不動産会社と協議して耐震診断をすることを強くお勧めします。

基準 建築年代 ポイント
旧耐震基準 1981年以前 耐震補強が必須
補助金対象になるケースも
新耐震基準
1981年〜2000年 基本的な耐震性はあるが、
接合部仕様が不十分な場合も
2000年基準
2000年以降 木構造接合部の金物仕様が明確化
現行基準に近い

耐震診断の費用について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

1-5.バリアフリー・断熱リノベーション|安心と快適を両立

事例⑨:一緒に暮らすために、バリアフリーと断熱にこだわった住まい【1,100万円】

事例9-1

構造 戸建て
リフォーム面積 約71㎡
工期 約4ヶ月
費用 約1,100万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
これまで離れで暮らしていた母と同居するためにリノベーションを計画しました。以前増築した箇所を減築して適正サイズにし、母が暮らしやすいようバリアフリー化と高断熱化したいです。
【施工内容と工夫】

玄関の段差を解消し、LDKとお母様の居室までの動線をフローリングでつなげてバリアフリー化しました。

(間取り図Before)

事例9-2

(間取り図After)

事例9-3

キッチンのすぐ近くにお母様の居室を配置していますので、互いに声掛けしやすい間取りです。

事例9-4

【施主様の感想】
冬でもお風呂がとても温かく、ヒートショックの心配が軽減しました。母も安心して暮らせています。

出典:https://freshhouse.co.jp/case/reno300132/

リフォームのポイント:断熱改修は補助金が充実

断熱リノベーションは今がチャンスです。今年度も「みらいエコ住宅2026事業」を代表として、住宅の高断熱化に対する補助金が非常に充実しています。

補助金制度 補助額の目安
みらいエコ住宅2026事業 最大100万円/戸
先進的窓リノベ2026事業 最大100万円/戸
既存住宅における断熱リフォーム支援事業 最大120万円/件
自治体独自の補助金 自治体により異なる

断熱リフォームについて、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

1-6.太陽光・省エネ|光熱費を削減する住まい

事例⑩:太陽光発電や断熱性向上、間取り変更でご家族皆様が暮らしやすいお住まいに【4,300万円】

事例10-1

築年数 36年
構造 36年
工期 120日間
費用 4,300万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
我が家は築36年の鉄骨造3階建て戸建てです。太陽光発電システムと蓄電池の導入、子供の成長に合わせた間取り変更、あと断熱性や耐震性の向上と、いろんなリフォームをまとめて依頼しました。
【施工内容と工夫】

既存の納戸スペースを客室に改修するなど、子供の成長に合わせた間取り変更を実施しました。各フロアの動線を意識したレイアウトに再構成しています。

(間取り図Before)

事例10-2

(間取り図After)

事例10-3

Low-Eペアガラスサッシへの交換と樹脂製内窓の設置により断熱性・遮音性を強化しました。また、ムラなくお住まいを温める独自ヒーターを搭載したS-cut床暖房により、陽だまりのような心地よさを体感できます。

事例10-4

キッチン・ユニットバス・トイレ・洗面化粧台もすべて入れ替え、最新の高機能で生活のクオリティが向上し、家事に費やす時間の短縮にもつながっています。

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事例10-5
事例10-6

太陽光発電システムとハイブリッド蓄電池を設置し、電気代を大きく削減しています。給湯器はエコキュートを採用し、太陽光発電で得られた電気を給湯エネルギーに使用してさらにエコな暮らしが実現しました。

【工務店の感想】
間取りや内装にもこだわり、お客様にもご協力いただいたおかげで、素晴らしいお住まいが完成しました。数ヶ月に渡る長期工事となりましたが、密なやり取りを含めお施主様にご協力いただいたからこそ素晴らしい仕上がりになったと思います。

出典:https://www.k-yamaken.com/case/solar-power-kodate-renovate-7034/

リフォームのポイント:太陽光発電リフォームのメリット

 太陽光発電設備の導入によって、自家消費による電気代削減に加え、余剰電力の売電収入も期待できます。電気料金が高騰を続けている現在では、大きな家計への助けになるでしょう。
また、蓄電池と組み合わせることによって大規模停電時にも電気が使えるようになるため、災害時の備えにもなります。

1-7.古民家の趣を残す|歴史を継ぐリノベーション

事例⑪:70年の歴史を継ぐ。両親の想いを活かした古民家リフォーム【3,300万円】

築年数 70年
構造 木造戸建て
工期 約8ヶ月
費用 約3,300万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
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相続した築70年の実家を、減築して生活しやすい空間にしたい。でも、両親が大切にしていた古民家の趣は残したいと考えました。また、外構の塀の倒壊リスクをなくし、庭の管理もしやすくしたいです。
【施工内容と工夫】

壁を撤去し、開放的なLDKへと生まれ変わりました。木目とグリーンの色使いで落ち着いた雰囲気に。玄関扉には古い引き戸のガラスを再利用し、趣のある空間にしています。

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事例11-1
事例11-2

老朽化した塀をフェンスに交換しました。基礎は残しつつ通風・採光が改善され、趣とモダンさが調和する外観に生まれ変わりました。

昔ながらの趣を残しつつ、フローリングを取り入れて快適な和室にリフォームしています。

【施主様の感想】
吹き出し用アイコン
減築で不要になった梁や古い建具のガラスを再利用するなど、こちらの思いを汲み取った柔軟な提案に大変感激しました。仕上がりも素晴らしく、心温まる対応に感謝しています。

出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/tokyo-m-zenmen/

リフォームのポイント:古民家リフォームで「残すもの」と「変えるもの」

古民家リフォームの成功の鍵は、趣のある部分(建具・柱・梁など)を活かしつつ、暮らしに直結する水回り・断熱・耐震を現代の基準に引き上げることです。
すべてを新しくするのではなく、「残す価値のあるもの」を見極められるリフォーム会社を選ぶことが何よりも重要だと言えます。

リフォームガイドでは、経験豊富なリフォームコンシェルジュが リフォーム会社選びをサポートします。
リフォーム内容を重視するポイントまで丁寧にヒアリングし、最適なリフォーム会社をご紹介しますので、お気軽にご相談ください
回答

事例⑫:築70年の家を間取り変更と高断熱化で快適フルリフォーム【2,110万円】

事例12-1

築年数 70年
構造 木造
工期 100日
費用 2,110万円
【ご要望・お悩み・リフォーム理由】
築70年の家なので、耐震性能不足や冬の寒さ、設備の古さが深刻でした。一年中快適に過ごせる家になるように、フルリノベーションを依頼しました。
【施工内容と工夫】

かつて浴室・洗面室があった北側スペースにキッチンを移動することで、奥行きのある明るく開放的なLDKを実現しました。

(間取り図Before)

事例12-2

(間取り図After)

事例12-3

独立していて閉鎖的だったキッチンをリビング・ダイニングとひと続きの空間へ変更し、どこにいてもお互いの気配が感じられる、ご家族の一体感を大切にした空間となりました。

洋間と和室の配置を見直し、各部屋にクローゼットを新設してプライベート空間を確保しました。窓に内窓を設置することで、住まい全体の断熱・防音性能を高め、結露を防ぐ快適な住環境を実現しています。

事例12-4

水回りでは、快適性と清潔性にこだわったシステムバスを採用しました。冷えにくく柔らかい床材やリラックスできる浴槽、浴室換気暖房乾燥機を備え、メンテナンスのしやすさにも配慮しています。

トイレには手入れがしやすい形状を選びました。独立した手洗器を設け、全体を白と木目調で統一して、清潔感のある落ち着いた空間に仕上げました。
洗面化粧台は限られたスペースに対応するスリムカウンターで動線を確保しつつ、日々の手入れを容易にする設計です。

【工務店の感想】
当初問い合わせ時からメリット・デメリットを正直に説明したことで信頼が深まり、工事中もお施主様が現場を楽しく見学しながら細かな変更に対応できました。

出典:https://www.k-yamaken.com/case/kodate-renovate-8629/

リフォームのポイント:築年数が古い物件のリノベーションにおける優先順位

築年数が古い物件をリノベーションする場合は、まず第一にに耐震や構造の修繕など、「命を守る工事」を優先しましょう。
次に断熱や水回り設備などの「快適性を確保する工事」、最後にデザイン面など好みに合わせる工事の順です。

特に予算が限られているときは、この優先順位を守って予算配分を行いましょう使える補助金を確認しておくのも大事です。
また、古民家における工事の注意点はこちらの記事を参考にしてください


2.戸建てリノベーションの費用相場

費用の検討を抜きにして戸建て住宅のリノベーションは計画できません。ここでリノベーションの費用相場と、費用に大きく影響する要素について解説します。

2-1.規模別の費用目安

リノベーションの規模によって、費用は大きく異なります。下記の目安を参考に、ご自身の状況に合ったプランを検討してみてください。

リノベーション規模 費用相場 工事内容の目安
部分リフォーム
(内装・水回り)
100〜500万円 壁紙・床の張替え、キッチンや浴室の設備交換など
全面リフォーム 500〜1,500万円 内装全面刷新+設備交換+間取り変更
スケルトンリフォーム 1,000〜2,500万円 構造躯体のみ残して全面改修。耐震・断熱補強を含む

2-2.費用に影響する主な要素

リノベーション費用は、以下の要素によって大きく変動します。

項目 内容
築年数 古いほど補強工事が増加します
特に旧耐震基準の物件は耐震補強費用が加算されます
延床面積 施工範囲が広いほど材料費・施工費が増加します
構造 一般的には木造<鉄骨造<RC造の順に構造の制約が厳しく、費用も高額になります
性能向上の有無 耐震補強・断熱改修を行うかどうかで費用は大きく変動します
設備のグレード メーカーやランクの選定によって100万円単位の差が出ることもあります

3.戸建てリノベーションの費用を抑える4つの方法

ご予算の範囲内でご希望のプランを実現させるために、戸建て住宅のリノベーション費用を抑えるコツをご紹介します。

3-1.住宅ローンにリフォーム費用を組み込む

中古住宅の購入とリフォームを同時に行う場合、リフォーム費用も住宅ローンに含めることができます(「リフォーム一体型住宅ローン」)
リフォームローン単体と比較して金利が低い傾向があるため、積極的に活用することをおすすめします。

リフォームローンの見積もりが絶対ではない

物件の検討時に不動産屋紹介のリフォーム会社の概算見積もりを活用してリフォーム一体型住宅ローンを通すことは問題ありません。

実際に依頼するリフォーム会社は、別途ご自身で探すことが可能です。ローン審査用の見積もりが実際の施工見積もりと必ずしも一致する必要はありませんので、複数社を比較してベストな会社を選びましょう。

3-2.補助金・助成金を活用する

リノベーションには、さまざまな補助金・助成金制度が用意されています。主なものは以下の通りです。

事業名 概要 最大補助額
みらいエコ住宅支援事業 省エネ・断熱改修、子育て対応リフォームなどに対して補助する制度 100万円/戸
既存住宅における断熱リフォーム支援事業 高性能建材を用いた断熱改修工事を行った場合に補助金を受けられる制度 120万円/戸
介護保険制度の住宅改修補助 自宅をバリアフリー改修するときに、介護保険を活用して国から補助金を受け取れる制度 18万円/戸
各自治体のリフォーム関連助成金 各自治体が独自に実施しているリフォームに対する助成金制度 制度により異なる

このうち、自治体の補助金については、こちらのサイトで最新の情報を確認することをおすすめします

 

3-3.減税制度を積極的に活用する

補助金だけでなく、減税制度も見逃せないポイントです。

住宅ローン減税を利用した際の減税額
 建物種別 借入限度額 最大減税額 備考
省エネ基準適合住宅等 3,000万円 210万円 3,000万円×0.7%×10年
※所得2,000万円超の場合は借入限度額2,000万円に制限
その他の住宅 2,000万円 140万円 2,000万円×0.7%×10年

※合計所得金額3,000万円以下が対象

【リフォーム促進減税(特定の改修工事をした場合の所得税額の特別控除)】
対象工事 控除率 最大控除額
(対象工事別)
対象工事(いずれか実施) 対象工事限度額
耐震 250万円 10%※ 25万円
バリアフリー 200万円 20万円
省エネ 250万円
(350万円)
25万円
(35万円)
三世代同居 250万円 25万円
長期優良住宅化 耐震+省エネ+耐久性 500万円
(600万円)
50万円
(60万円)
耐震or省エネ+耐久性 250万円
(350万円)
25万円
(35万円)
子育て 250万円 25万円

※()内の金額は、太陽光発電設備を設置する場合
※ 対象工事の限度額超過分、およびその他リフォーム工事についても一定の範囲まで控除率5%で控除対象となる

出典:国土交通省「既存住宅のリフォームに係る税の特例措置の延長

リフォームで受けられる減税制度について、詳しい情報はこちらの記事をご覧ください

3-4.相見積もりで最適な価格を実現する

同じ工事内容でも、会社によって100万円以上の差がつくことがあります。最低3社以上の見積もりを比較することを強くおすすめします。
相見積もりの手配が面倒なときは、一括見積もりサービスを利用すれば、審査済みの優良会社だけを紹介してもらえるので安心です。

リフォームガイドでご紹介する会社は、すべて自社調査を行い、審査基準をクリアした優良なリフォーム会社のみ。
そんな優良会社から、希望のリフォームが得意な会社をご紹介するので、手間なく相場よりお得なリフォームを実現できます。
回答

4.戸建てリノベーションの注意点

戸建て住宅のリノベーションを検討するにあたって、必ず知っておくべきポイントを解説します。

4-1.購入してのリノベーションでは耐震診断を受ける

中古戸建てを購入する場合は、購入前に耐震診断を行うことを強くおすすめします。耐震補強とデザインを両立させることも可能です。
費用目安は100〜200万円程度(規模による)で、自治体補助金の対象にもなりやすいため、事前に必ず確認しておきましょう

耐震診断について、詳しくはこちらの記事をご覧ください

4-2.断熱性能の向上は費用対効果が高い

断熱改修を検討する際は、「窓(内窓設置)→ 壁 → 天井・床」の順で優先度が高くなります。
補助金も充実しているため、実質的な負担を大幅に軽減できます。

断熱リフォームについては、こちらの記事で詳しく解説しています

4-3.建築確認申請が必要な場合がある

大規模なリフォーム・リノベーション(柱・梁・壁・床・屋根などの主要構造部の過半の変更)は建築確認申請が必要です。2025年4月の建築基準法改正により対象が拡大されましたので、ご注意ください。
尚、申請費用は15〜30万円程度、手続き期間は1〜2ヶ月が目安です。

建築基準法改正のリフォームへの影響はこちらの記事でわかりやすく解説しています

4-4.再建築不可物件に要注意

接道義務(建築基準法)を満たさない物件は、建て替えも増築もできません。ただし、リフォーム・リノベーション(柱・梁・壁・床・屋根などの主要構造部の過半の変更を伴わない場合)は可能です。
判断には正確な法的知識が必要ですので、セルフジャッジをせずに必ず専門家の意見を聞くようにしましょう。

再建築不可物件でのリフォームについては、こちらの記事を参考にしてください

4-5.アスベストへの対応が必要な場合がある

2006年以前に建てられた物件ではアスベスト使用の可能性があります。2023年10月より、解体・改修工事前の事前調査結果報告が義務化されています
アスベスト使用建材が見つかった場合、法律に基づいた厳格な管理が必要となるため、リノベーション費用が増大する傾向があります。
中古住宅を購入する際は、不動産会社に事前に確認しておきましょう。


5.目的・予算・築年数に合わせた会社を選んで戸建てリノベーションを

戸建てリノベーションは、自分好みの住まいを新築よりも低コストで実現できる有効な手段です。今回ご紹介した12の事例からもわかるように、目的・予算・築年数に応じてさまざまなアプローチがあります。
まずは信頼できるリフォーム会社に相談し、ご自身の住まいに合ったプランを一緒に検討してみてください。

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