戸建てリノベーションが選ばれる理由・費用・注意点を解説【事例付き】

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「中古の戸建てをリノベーションして使おうと思うけど、本当にそれで大丈夫か?」
「戸建てのリノベーションの費用相場ってどれくらい?」
「リノベーションのイメージを具体的に持ちたい!どんな事例があるの?」
「お得にリノベーションするための工夫ってなにかある?」
「リノベーションか、建替えか、それとも新築か、どれがいいの?」

このコラムでは、このようなお悩みに対して、全て完全解答します。

これを読むことで、あなたの戸建てをリノベーションすべきか、また費用面や構造面でできそうか判断できるだけでなく、補助金や減税などお得情報も把握できます。

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目次

1.戸建てリノベーションが選ばれる理由

以下の表は、これから物件の購入を考えている場合の比較です。すでに所有している物件のリノベーションをご検討中の場合は、「物件の選択肢」の項目を除いた3つの項目で比較をしてみてください。

【戸建てリノベーション・建て替え・新築との比較】
 中古リノベーション中古建て替え新築
費用
物件の選択肢〇※1
耐震性◎※2
断熱性◎※2

※1物件によっては建て替え不可の物件があるため
※2耐震補強や断熱工事を含めたリノベーションを行うことを前提とする

中古戸建てリノベーションが選ばれる理由は、以下のような点があげられます。

  • 建替えと比べて3分の2程度に費用を抑えられるから
  • 新築では難しい人気エリアにも住める可能性があるから
  • 建築当時の基準のまま建てられるため小さくならないから
  • 「耐震」や「断熱」など家の本質的な機能も新築レベルにできるため

一つずつ解説していきます。

1-1.建替えと比べて3分の2程度に費用を抑えられるから

リノベーションのメリットは何と言っても、建替えと比べてその費用を抑えられる点です。

リノベーションでは、補強は必要となりますが、基礎や柱は使いまわすため、その分費用を抑えることができます。

リノベーションVS戸建て費用比較

さらに、あくまでリフォームという扱いであるため、建替えでは必要な行政書士への申請費用も不要です。

1-2.新築では難しい人気エリアにも住める可能性があるから

近年中古戸建てを購入してリノベーションする人が多い理由の一つに、物件の立地やエリアの条件があります。

駅近の好立地や人気住宅街など、人気エリアはすでに土地がなく新築は建てられないことが多くなっています。一方、中古であればそういった人気エリアでも物件を見つけやすいため、新築ではなく中古を購入してリノベーションする人が増えています。

1-3.建築当時の基準のまま建てられるため小さくならないから

建替えでは建築可能な面積が減る場合がありますが、リノベーションでは建築当時の基準で対応可能なため、小さくなる心配はありません。

現行の建築基準法では、家の敷地が幅4m以上の道路に2m以上接しないと立てられないという接道義務がありますが、古い住宅地では幅が4mに満たないこともあります。

その場合、建て替えるときに道路中心線から2mまで敷地を後退させる必要があります。

建替えるとセットバックが必要な場合も

しかし、リノベーションでは、現行の建築基準法の適用を受けないため、もともとの大きさを保った家づくりが可能になります。   

1-4.「耐震」や「断熱」など家の本質的な機能も新築レベルにできるため

リノベーションでは、耐震や断熱など家の本質的な機能を新築のレベルまで引き上げることができます。これらは表面的な内装リフォームでは対応できません。

築30年以上の物件では、現行の耐震基準や断熱基準を満たしていないものが多く存在します。

逆に言えば、予算がないからと言って、表面的なリフォームにとどめると、数年後に思わぬ災難を被るリスクを背負うことになります。

表面的なリフォームにとどめると思わぬ災難も

戸建てのリノベーションの多くは、以下の写真のように内装や外装を全て解体し、柱などの骨組みの状態にしてからイチから作り直すリフォームになります。

リノベーションでほほ新築当然に

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