
全面リフォームは大きな時間と金銭的なコストのかかる工事です。できるだけ失敗のリスクを抑えるために、事前にできるだけの準備をしておきたいところです。
本記事では、全面リフォームで気になるこのような内容について解説します。
- 全面リフォームをする際の基準
- 全面リフォームする場所の費用
- リフォームの成功事例
全面リフォームの実施を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
1.全面リフォームをする基準
全面リフォームをするかどうかは、この2つの基準で検討します。
- 予算
- 優先度
予算はともかく、「優先度」についてはピンとこない人も多いでしょう。
下記ではそれぞれについて解説するので、参考にしてください。
1-1.予算で決める
全面リフォームする場合、まずは予算が大切です。
全面リフォームといえども、何もかもリフォームしなければいけないわけではありません。
現実的な予算を組み、そのうえで何をリフォームするか考えましょう。
1-2.優先度で決める
もう一度大切なのは、優先度です。
つまり、「どこからリフォームしたいか?」ということですね。
全面リフォームといっても、何から何までリフォームするのは、費用面から考えても少し難しい部分があります。
よって、リフォームしたい場所に優先度をつけながら、全面リフォームを計画していきましょう。
2.戸建てでリフォームする場合の費用
築年数 | おすすめ全面リフォームの内容 | 費用 |
---|---|---|
築20年 | 水回り設備の交換、クロス・床張替え、屋根・外壁塗装 | 500万円前後 |
築30年 | 内装のみスケルトンリフォ―ム、屋根・外壁塗装 | 1000万円前後 |
築40年 | 内装・外装ともにスケルトンリフォーム | 1500万円前後 |
※建坪25坪(83㎡)の前提
※税別
出典:https://www.reform-guide.jp/topics/fullreform-hiyou/#1
予算と優先度が大切だといえ、全面リフォームにおいてどれくらいの費用がかかるのか、ピンとこない人も多いでしょう。
下記では、戸建てで全面リフォームする場合の費用について、詳しく解説します。
2-1.キッチンのリフォーム費用
キッチンのリフォーム費用としては、50万円から160万円程度が必要となります。
費用は、キッチンの形やグレードによってさまざまです。
デザインや機能性をどこまで求め、予算はいくらかけるのか、しっかり考えておきましょう。
詳しい解説は以下の記事にて触れていますので、参考にしてください。


2-2.トイレのリフォーム費用
全面リフォームにおけるトイレのリフォーム費用としては、18万円から33万円くらい必要でしょう。
全面リフォームの中では、比較的安い部類に入ります。便座を交換する程度であれば、2万円から3万円ほどで実施できることも。
トイレのリフォーム費用については以下の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてください。


2-3.お風呂のリフォーム費用
全面リフォームの場合、お風呂はたいてい対象となるでしょう。
費用としては、56万円から127万円程度が必要となります。
費用は、グレードやサイズによってさまざまです。
こちらについては、下記の記事で詳細を解説しているので、参考にしてください。


2-4.玄関のリフォーム費用
玄関のリフォーム費用については、おおむね50万円から100万円程度の費用が必要でしょう。
費用は、ドアの材質や工法、面積や壁素材によって変動します。
たとえばアルミ製ドアを取り付けるなら20万円程度、強風・断熱性能のある素材なら45万円程度となるでしょう。
意外と費用の変動幅が大きいので、じっくりと考える必要があります。
2-5.リビングのリフォーム費用
いずれのリフォームでも、たいへん重要視されるリビングですが、
全面リフォームにおけるリビングの費用としては、フローリングとクロスの張り替えのみであれば30~50万円、隣の部屋の壁を撤去し引き戸も設置すれば50~80万円ほどかかります。
リビングのリフォーム費用については以下の記事でも詳しく触れています。写真付の事例などを確認しておきたい人は、参考にしてください。


2-6.部屋のリフォーム費用
部屋ごとのリフォーム費用については、おおむね15万円から100万円程度の費用がかかるでしょう。
畳やフローリングの張り替えなら、さほど費用はかからないのですが、和室から洋室のような大規模な全面リフォームでは、100万円近い費用がかかるでしょう。
部屋のリフォーム費用については以下の記事でさらに詳しく解説しています。


2-7.ベランダのリフォーム費用
ベランダのリフォーム費用については、10万円から70万円程度となるでしょう。
これは、施工内容について大きく変動します。
防水リフォームであれば10万円、ベランダの後付けなら60万円程度となるでしょう。
また、サンルームの設置であれば、さらに費用がかかかるケースもあります。
詳しい解説は以下の記事にて触れていますので、参考にしてください。


2-8.耐震リフォームの費用
戸建てでの全面リフォームの場合、耐震リフォームを実施するケースも多くあります。
この場合では、費用は150万円ほどかかると想定しておきましょう。
ちなみに、全面リフォームで耐震工事が含まれる場合、耐震関係の補助金を利用できるケースも。
実施する全面リフォームが補助金の対象になるか、確認しておきましょう。
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3.マンションでリフォームする場合の費用
上記までは、戸建てを全面リフォームするうえでの費用について解説しました。
続いて、マンションで全面リフォームを実施する場合の費用について解説します。
マンションと戸建てでは費用も異なるので、注意しましょう。
築年数 | おすすめ全面リフォームの内容 | 費用 |
---|---|---|
築20年 | 水回り設備の交換、クロス・床張替え、現在のライフスタイルに合わせた間取り変更(和室から洋室にする、キッチンを移動させるなど) | 500万円前後 |
築30年以上 | 内装をイチから作り直すスケルトンリフォーム | 700万円前後 |
※3LDK(80㎡)の前提
※税別
出典:https://www.reform-guide.jp/topics/fullreform-hiyou/#2
3-1.キッチンのリフォーム費用
マンションの全面リフォームにおいては、キッチンには50万円から160万円の費用が必要となるでしょう。
マンションの場合は、キッチンを動かす場合、追加の費用がかかります。
マンションの構造次第では高額な費用になるかもしれないので、注意しましょう。
詳しい解説は以下の記事にて触れていますので、参考にしてください。


3-2.トイレのリフォーム費用
トイレのリフォーム費用としては、おおむね2万円から80万円が必要でしょう。
便器の交換など、簡単なリフォームであれば、2万円から5万円ほどでおさまります。
一方、全面的にトイレをリフォームすルナら、少なくとも40万円以上は必要でしょう。
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3-3.お風呂のリフォーム費用
お風呂のリフォーム費用としては、およそ100万円は予算として確保しておきたいところ。
安ければ50万円、全面的なリフォームなら150万円を超えてくるでしょう。
費用は、面積やグレード、オプションの数で変動します。
詳しい解説は以下の記事にて触れていますので、参考にしてください。


3-4.玄関のリフォーム費用
玄関のリフォームをする場合、おおむね25万円から45万円が必要でしょう。
玄関の場合、健在やデザイン、広さ、あるいは工法によって変動します。
全面的なリフォームをする場合は、50万円以上がかかるケースも。
詳しい解説は以下の記事にて触れていますので、参考にしてください。


3-5.リビングのリフォーム費用
マンションの全面リフォームでは、たいていリビングが対象となるはずです。
リビングのリフォーム費用としては、おおむね10万円から200万円の予算が必要となるでしょう。
リビングにおけるリフォームは、このような内容が考えられます。
- フローリングの張り替え
- 照明の設置
- 仕切りの撤去
- 床暖房取り付け
よって、何を施工内容として盛り込むかで、予算は大きく変動します。
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3-6.部屋(居室)のリフォーム費用
部屋(居室)のリフォーム費用としては、だいたい25万円から100万円予算が必要です。
簡単なリフォームであれば25万円程度ですが、全面的にリフォームするなら、100万円は用意しておきたいところ。
居室のリフォームについては、関連記事でも詳しく触れているので、参考にしてください。
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4.予算別で見る全面リフォーム
上記のように、全面リフォームにおける費用は、場所ごとでさまざまです。
続いて、全面リフォームにかかる費用を、予算別で解説します。
予算が確定している場合のリフォーム内容、また予算を計画するうえでの参考にしてください。
4-1.戸建ての全面リフォーム
まず、戸建ての全面リフォームにおける費用を、下記の2つのケースで解説します。
- 予算500万円
- 予算1,000万円
予算500万円
500万円の予算があれば、以下のような全面リフォームが実施できるでしょう。
施工内容 | 費用 |
---|---|
水回りの全入れ替え | 200万円前後 |
フローリング張り替え | 50万円前後 |
クロスの貼り替え | 50万円前後 |
部屋を和室から洋室にする | 80万円前後 |
リビングの一部リフォーム | 120万円前後 |
合計 | 500万円前後 |
というように、500万円の予算があれば、主要な部分はほとんど含んだ全面リフォームを実施できます。
多少グレードや機能性を追求するくらいの余裕もあるでしょう。
500万円の予算規模での全面リフォームについては以下の記事でも詳しく触れています。より予算について知りたい人は、参考としてください。


予算1000万円
予算1,000万円であれば、以下のような全面リフォームを実施できいます。
施工内容 | 費用 |
---|---|
フローリング張り替え | 50万円前後 |
トイレの全面リフォーム | 50万円前後 |
部屋を和室から洋室にする | 80万円前後 |
リビングの全面リフォーム | 200万円前後 |
玄関の全面リフォーム | 50万円前後 |
お風呂の全面リフォーム | 150万円前後 |
クロスの全面張り替え | 70万円前後 |
キッチンの移動、リフォーム | 150万円前後 |
合計 | 1,000万円前後 |
上記のとおり、1,000万円あれば、隅々まで全面リフォームすることが可能です。
また、グレードや機能性などについてもかなり選択肢が広がるでしょう。
1,000万円あれば、じゅうぶんすぎるほどの仕上がりが期待できるはずです。
より詳しいことを知りたい人は以下の記事を参考にしてください。


4-2.マンションの全面リフォーム
続いて、マンションの全面リフォームの予算別での施工内容について解説します。
戸建てとは勝手が異なるので、注意してください。
予算300万円
マンションの全面リフォームにおいては、300万円の予算があれば、以下のようなリフォームが実施できるでしょう。
施工内容 | 費用 |
---|---|
リビングの一部リフォーム | 100万円前後 |
玄関のリフォーム | 30万円前後 |
部屋のクロス・フローリング張り替え | 30万円前後 |
キッチンの一部リフォーム | 50万円前後 |
トイレのリフォーム | 30万円前後 |
お風呂の一部リフォーム | 50万円前後 |
合計 | 290万円前後 |
300万円の予算でも、マンションにおける全面リフォームはじゅうぶん可能です。
ただし、機能性やグレードにこだわるのは、少し難しいかもしれません。
予算500万円
マンションの全面リフォームにおいては、500万円の予算があれば、住宅の様子は大きく変化するでしょう。
施工内容 | 費用 |
---|---|
リビングの一部リフォーム | 100万円前後 |
玄関のリフォーム | 30万円前後 |
和室から洋室にリフォーム | 100万円前後 |
お風呂・洗面のリフォーム | 120万円前後 |
トイレのリフォーム | 30万円前後 |
キッチンのリフォーム | 100万円前後 |
合計 | 480万円前後 |
上記のとおり、全面に対してかなり本格的なリフォームを実施することが可能です。
もちろんグレードについてある程度こだわる余裕もあるでしょう。
上記以外にも、ベランダなどをリフォームする選択肢もあります。
詳しくは以下の記事をご参考ください。


5.全面リフォームに掛かる工期
全面リフォームは、かなり長い工期を要します。
おおむね、2ヶ月から4ヶ月程度かかるでしょう。
主な施工内容ごとでかかる工期の目安は、以下のとおり。
施工内容 | 工期の目安 |
---|---|
水回りの全入れ替え | 2週間〜3週間 |
トイレの全面リフォーム | 1週間 |
リビングの全面リフォーム | 2週間〜1ヶ月 |
和室から洋室へ切り替える | 5日〜10日 |
玄関の全面リフォーム | 5日〜10日 |
お風呂の全面リフォーム | 4日〜10日 |
ただし、工期はリフォームの規模によって変動する部分があります。
上記は、あくまでも目安として考えてください。
また、工期中は一時的に居住できないケースもあるでしょう。この場合は仮住まいをするなどの対応が必要です。
仮住まいする場合は別途家賃や交通費がかかるので、計算に入れておきましょう。
5-1.戸建ての場合
戸建ての場合、全面リフォームが終わるまで2~5ヶ月程度の工期が必要となるでしょう。
幅があるのは、表面的な張替えやキッチンなど住宅設備の入れ替えのみを行う場合と、骨組みだけ残し壁も全てリフォームする場合では、工期は全く変わるためです。
構造部分の劣化具合によっても、工期は大きく変わります。これは、劣化が激しい場合、その部分を補修していく作業が必要になるためです。
また、リフォームが始まる前にも、業者探しから始まり、契約、リフォームプランの打ち合わせなど準備期間も必要です。さらに場合によってはローン審査、仮住まい探し、引っ越しもあります。
この準備期間もざっくり2ヶ月~半年と考えておきましょう。
5-2.マンションの場合
マンションの全面リフォームであれば、2~3か月程度の工期が必要となるでしょう。
マンションは戸建てに比べ、外壁や屋根がなく、ワンフロアで面積も比較的小さいため、期間は短めです。
こちらについては、以下の記事にて詳しく解説しています。


また、リフォームが始まる前にも、業者探しから始まり、契約、リフォームプランの打ち合わせなど準備期間も必要です。さらに場合によってはローン審査、仮住まい探し、引っ越しもあります。
この準備期間もざっくり2ヶ月~半年と考えておきましょう。
6.全面リフォームの成功事例
上記までのポイントをおさえておけば、全面リフォームは問題なく実施できるでしょう。
しかし、「どのように全面リフォームすればよいかピンとこない」という人も多いはず。
下記では全面リフォームの成功例をいくつか紹介するので、参考にしてください。。
6-1.戸建ての全面リフォーム事例(費用:1,249万円)
まずは、戸建てにおける全面リフォーム事例を確認してみましょう。
ひとつ目は、築30年戸建てのリフォームを成功させた事例です。
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/826
上記のように全面リフォームなら、築30年経っているとは思えないほどの仕上がりとなります。
これなら、新築へ引っ越したのと同じぐらい、暮らしぶりは変化するでしょう。
より詳しい内容は以下の記事にて解説しているので、参考にしてください。


6-2.平屋の全面リフォーム事例(費用:1,249万円)
続いて、平家における全面リフォームの事例を見てみましょう。
出典:http://shizuoka-nikka.com/works/kodate/20180126162645.html
古いイメージのある平屋ですが、全面リフォームならこのように様変わり。
あえて木造の部分を残すことで、いわゆるモダンな雰囲気も演出することが可能です。
平家リフォームにおける詳細は以下の記事にて紹介しています。


6-3.古民家の全面リフォーム事例(費用:2,200万円)
続いて、古民家の全面リフォーム事例を紹介します。
これは、なんと築80年の古民家をリフォームしたものです。
出典:https://www.is-cross.co.jp/jirei/detail.php?pid=461
もともとの状態が良好だった部分もありますが、全面リフォームで「古い」という印象は一掃されました。
特に外観の変化が目立ちます。
再塗装やドアの交換により、現代的なデザイン性も持ち合わせた住宅となりました。
古民家のリフォームについては以下の記事にて詳細な解説を掲載しているので、参考としてください。


6-4.戸建てのスケルトンリフォーム事例(費用:-)
スケルトンリフォームとは、「一度骨組みに戻してから作り直す」、抜本的なリフォームです。
費用はかかりますが、その分新築に匹敵するほど劇的な全面リフォームとなります。
出典:https://www.reform-guide.jp/topics/kominka-renovation-hiyou/
もともとは経年劣化が激しかった戸建て。
しかしスケルトン状態の前後では、見違えるような全面リフォームとなりました。
上記については以下の記事にて解説しています。


7.マンションの全面リフォーム事例
続いて、マンションにおける全面リフォームの事例を解説します。
戸建てとは勝手が大きく異なる点を踏まえつつ、参考にしてください。
7-1.団地のマンションのリフォーム(費用:650万円)
団地で全面リフォームする場合、以下のような事例があります。
引用:https://www.reform-guide.jp/topics/danchi-reform/
ベーシックなデザインの団地ですが、このように全面リフォームすれば見違えるような仕上がりとなります。
特に天井と壁のクロス張り替えにより、部屋のトーンはグッと明るくなりました。
また、ベニヤ風のフローリング作りも、温かみある空間を演出しています。
詳しい解説については以下の記事で触れています。団地での全面リフォームを考えている人は、ぜひ参考にしてください。


7-2.ワンルームのリフォーム(費用:55万円)
続いて、ワンルームの全面リフォームにおける成功事例を紹介します。
簡素なワンルームも、全面リフォームすれば大きな変化がもたらされます。
引用:https://www.reform-guide.jp/topics/oneroom-reform-hiyou/
やや経年劣化が目立つワンルームでしたが、洗面台や便器を総取り替えし、部分的にクロスも張り替え。
これにより、もともとの古い印象が一掃され、フレッシュなワンルームへと変化しました。
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7-3.LDKのリフォーム(費用:463万円)
続いて、3LDKで全面リフォームするケースについて紹介します。
引用:https://www.reform-guide.jp/topics/3ldk-reform-hiyou/
これは、3LDKを新しい2LDKへリフォームした事例です。
写真のとおり、Beforeの段階ではかなり経年劣化がありました。
またデザイン性も古いものであり、現代にはフィットしていない部分も。
しかし全面リフォームを実施することで、新築に匹敵するほどフレッシュな空間となりました。
洗面器と浴槽も現代的なデザインへ切り替えられ、真新しい空間となっています。
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7-4.マンションのスケルトンリフォーム(費用:-)
マンションのスケルトンリフォームであれば、以下のような事例があります。
引用:https://www.reform-guide.jp/topics/skeleton-reform/
一度、骨組みに戻す全面リフォームなだけあって、その変化は非常に劇的です。
費用はかかりますが、それだけの価値があるリフォームだと言えるでしょう。
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8.全面リフォームに使える補助金・減税制度
全面リフォームを実施するときは、
- 補助金
- 減税制度
を利用できるかもしれません。
これは、全面リフォームの費用は相当におさえられます。
8-1.補助金
全面リフォームでは、補助金を利用することも可能です。
補助金があれば、全面リフォームにかかる費用はグッとおさえられるでしょう。
たとえば、以下のような補助金は適用される可能性が高いと言えます。
補助金制度名 | 金額 |
---|---|
介護リフォーム | 最大18万円 |
省エネ断熱リノベーション | 最大200万円 |
ZEH住宅補助金 | 最大60万円 |
長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 〜最大210万円 |
全面リフォームを実施する場合は、かならず補助金が利用できるかチェックしてみましょう。
8-2.減税制度
全面リフォームについては、減税制度が利用できる可能性もあります。
たとえば住宅ローンを利用すれば、最大10年間、ローン残高の1%ぶん、所得税が控除されます。
所得税で控除しきれない場合、住民税から控除されるしくみです。
全面リフォームで余計な税金が発生しないように、減税制度を利用できないかきちんとチェックしておきましょう。
9.全面リフォームを依頼する際の業者の選び方
全面リフォームにおいては、業者の選び方がたいへん重要となります。
高額かつ大規模なリフォームになるので、本当に信頼できる業者を選びましょう。
そのうえでは、以下3点について意識しておくことが重要です。
9-1.複数の業者から相見積もりをとる
もっとも大切なのは、複数の業者から相見積もりを取ること。
いくつかの見積書を見比べれば、どこに依頼すべきか判断しやすくなります。
ただし、相見積もりはあまり表立って言わないほうがよいでしょう。
業者からしてみれば相見積もりされるのはあまり嬉しくないので、聞かれでもしない限り伏せておくのが重要です。
9-2.様々な提案をしてくれるか確認する
さまざまな提案をしてくれるか、という点にも着目しましょう。
全面リフォームを実施するうえでは、よくわからないことも多々あります。
そんな中、親身になって提案をしてくれるかどうかは、業者選びで重要です。
きちんと必要な提案を出してくれるのであれば、全面リフォームもスムーズに進むでしょう。
ただし、会社の利益だけを求めて、無茶な提案をかけてくるケースもあるので注意してください。
9-3.予算内で提案をしてくれるか確認する
全面りフォームの際は、予算内で提案してくれるかどうかもポイントとなります。
予算内での提案をしてくれるのであれば、こちらの希望を聞いたうえで親身になってくれる業者だと言えるでしょう。
また、「こういった方法なら安くなります」など、ローコストなプランを提案しているのなら理想的です。
一方で予算を釣り上げるため、予算にそぐわない提案をしてくる業者もいるので、注意してください。
10.まとめ
全面リフォームを実施する場合は、かなりの費用がかかるはずです。
安くても300万円、高ければ1,000万円以上の予算が必要となるでしょう。
ただし全面リフォームの費用は、状況によって大幅に変化します。
あくまでも本記事は、目安として参考にしてください。
全面リフォームは非常に大掛かりなので、やるべきこと、考えるべき点はさまざまあります。
時間をかけて計画し、後から後悔しないようにしましょう。
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